今週の店頭試飲: カール・シェーファー・リースリング・フォッシリウム 09 白 と ラ・グランド・コリーヌ・ロゼ・プリムール 11 ロゼ微泡
- Day:2012.01.09 23:15
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*
今日成人式なはずなのに、一人も振袖着た人見てないんですけど・・・・。

お家から直行お店に来て、さらにお店は人寂しい通りに面してるからかなぁ。それとも成人の絶対数が少なくなってきてるせいなののかなぁ。これも少子化現象の一部?

どちらにしても、なんか寂しいです。昔は、成人式の日は街全体も華やいだ雰囲気だったような気がします。ここが田舎だからかな、都会では変わらないのかしら?そうだといいなー。
今日 お店にいらした若者カップルさんがマルク・ペノ・グロ・プラン10(残り僅かですよ~)をご購入くださったのですが、棚に置いてあったペノさんグロ・プラン サインボトルに気がつかれたので「大好きな生産者さんなので、サインもらったんですよー。ヨードの味がするってことで、「IODE(ヨード)」って書いてあるんです~。」って申し上げました。
「ヨードって知ってます?お若いから知らないと思いますけど、昔はヨードチンキって赤チンみたいなのがあったんですよー。」
「あぁ、赤チンは聞いた事があります。」
そ、そっか、赤チンも 【 聞いた事がある 】 レベルなのねー。見たことないんだー。


気を取り直して、今週の店頭試飲のワインのご紹介です!!


カール・シェーファー・リースリング・フォッシリウム 09 (右)
産地:ドイツ/ファルツ
品種:リースリング100% 有機栽培
前回間違えてもう一つのキュヴェを注文してしまって・・・というワインのリベンジです。

前のも美味しかったのですが、どうも自分的にスッキリしなくて!!

このワインの素晴らしさは、何と言ってもミネラルの豊かさ。ミネラルってどんな感じ?って思っていらっしゃる方は、このワイン飲んでみたらいいかもしれません。だってなんて言っても名前がフォッシリウムFossilium ですもんね。

英語で、fossil = 化石 です。Google先生に聞いたら、ドイツ語でも化石はfossilみたいです。ほら、ラベルにもこんなステキな隠しデザインが。


もともとこの造り手さんはとってもカワイイラベルなんですが、このフォッシリウムは i が貝殻の絵になってるんです。きっと貝殻の化石がたくさん見つかるようなミネラルたっぷりの土壌なんでしょうね!

3つのグランクリュの畑のブドウを用い、10/8に収穫。大樽で醗酵/熟成しています。生産量はわずか3,000本!
薄いレモンイエロー。
ミネラル、レモン、リンゴ、グレープフルーツ、微かにオイルやパイナップル、ハチミツなどのクールで力強い香り。
口に含むと、凝縮感高いミネラルの骨格を感じるドライな果実味が広がります。
レモン、グレープフルーツ、若い桃などの凝縮感高くドライな果実味。酸味はキレ良く豊か。豊かなクールなミネラルが骨格を造り、力強い果実味と豊富な酸味をまとめています。
凝縮感は高いですが、重いとか過熟というのとは全く異なり、ピュアな美しさを感じるスタイリッシュなドライな果実味。ミネラルゆえの硬質的な舌触りも魅力的。余韻は雑味なく長い。
男性的かつ骨太なドライなリースリング!!

でも不思議とスタイリッシュな性格も同居しています。とても研ぎ澄まされた感じなんですよね。ミネラルウォーターというか大吟醸というか!
ミネラルの豊かさと凝縮感の高さが非常に印象的な1本です!!


マリアージュ: ホタテのカルパッチョ、アサリのワイン蒸し、魚介のフリット、ササミのサラダ、ササミの梅シソフライ、ポトフ、生春巻き
詳しくはコチラから!
ラ・グランド・コリーヌ・ロゼ・プリムール 11 ロゼ微泡 (左)
産地:フランス/ローヌ
品種:ミュスカ・ダンブール100% 有機栽培
さて今年のロゼ・プリムールはズバリ 「ナゾのトロトロワイン!」 です。

自然派のワインにはたまに妙に触感がトローントローンとしているワインがあるのですが、どうも微生物(乳酸菌)の働きによって分子同士が結合して、結果として粘性が増したような状態になるみたいです。

普通はボトルを振ったりすると、その結合が切れていっぺんにサラッとしたテクスチャに変わるんですよね。
でも、今回のロゼ・プリムールは何せ出来立てですので、どうも結合が強いらしくちょっとやそっと振ってもトロトロはなくならないらしいです。(普通は1年とか寝かしてボトリングするので、それまでに結合が弱くなってるんだそうです。)
グラスに注いだ時よく見てると本当にトロトロしていて、泡も「プチプチプチ」って上がってくるのではなく、「プチ・・・・・・プチ・・・・プ、プチ」って感じに上がってきます。

お味は大岡さんらしいとってもナチュラルな味わい。残糖はなく、ちょっとミルキーで酵母の旨みが感じられる出来立て系です!ワインとしてどうのこうのというのは置いておいて、ナチュラルでとっても美味しいですし、こんな状態のヴィンテージは今までないので、話しの種に飲んでおいたら楽しいかも!

濁った濃いピンク色。粘性が感じられます。
桃、リンゴ、トマト、香水、花、ヨーグルト、酵母、苦味などの非常にナチュラルな香り。
口に含むと微発泡で、トロトロとした舌触りが印象的な自然な味わいが広がります。
残糖はなくドライな桃、リンゴ、リンゴジュース、フルーツトマトなどの果実味。酸味は口当たり良く中程度。酵母と乳酸菌の味わいが濃厚で、さすが出来立てワイン!!
これを「ワイン」としてあーだこーだ言うのはヤボってもんです。

出来立てワインの旨みが詰った美味しさを、今だけの美味しさをシンプルに楽しんだら最高ではないでしょうか!!



マリアージュ: エスニックな料理、生春巻き、サティ、蒸し鶏と香菜のサラダ、鶏の唐揚げ、鯛のカルパッチョ、カプレーゼ、白身魚の甘酢あんかけ
詳しくはコチラから!
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