今度こそ・・・・ 「94p」
- Day:2011.12.14 22:18
- Cat:わいん<ワイン>
さて、先日の5周年記念の時に話題にしましたシャトー・ペスキエ・テラスですが、インポーターさんとお話ししたら今回のヴィンテージ(2010)はすごく入荷量が少ないんですって。

何故か聞いてみると、どうも高い評価をもらったため、蔵元でも品薄になり各国のインポーターさんに対しても割り当てになってしまったのだそうです。

へー、と思って超久々にロバート・パーカーのポイントを調べてみました。

そしたら、なんと 【 94p 】 ももらってました~。

昔から90p辺りはざらで、それでもすごいんですけど、さらに 【 94p 】 はすごいですね。1390円のワインで 94p ですから。

どうも弊店への入荷も割り当てなりそうな予感です。トホホ。

《永遠のベストバイ》 シャトー・ペスキエ・テラスの2010年ヴィンテージはお見逃しなく!!

そういえば、パーカーポイントを全く調べなくなって久しいです。逆に今は「 だから? 」って感じですけど。

さて、ロバート・パーカーって誰やねん??という方のために簡単に解説をしたいと思います。

ロバート・パーカー、10年前ほどからしばらくの間世界を席巻したアメリカのワイン評論家です。
ワインアドヴォケイトという雑誌を主宰し、100点満点でワインを評価したことが受けて、世界中のワイン愛好家から絶大な人気を誇っていました。
市場に対しても、パーカーが高得点をつけたワインはすぐさま価格が何倍にも跳ね上がるほどの強い影響力を持っていました。
そのため、生産者の中にはパーカーに良い点数をつけてもらうため所謂 「パーカー好み」 の味わいにワインを仕上げる人たちも出てきて、市場にはパーカースタイルのワインが溢れるようになってしまいました。
簡単に言うと、非常に良く熟した酸味の少ない超フルーティなワインです。オークも好きだったのかな?
現在市場は、このパーカーのお陰で画一的なスタイルが横行していしまったこと反省し、反動が出てると思います。
あとはやっぱり自然派ワインへの流れも強いですね。
実は私がインターネットのワインショップで働いていた時が、まさにパーカー全盛時代だったわけです。
「パーカーが○○点付けた!」という謳い文句でワインが飛ぶように売れました。ホントに。

当時の私の仕事の大半は、世界のワイン雑誌をチェックし、ネットのページなどを検索して、パーカーを始めとする権威あるワイン評論家や雑誌が高い評価を付けているワインを見つけ出すことでした。
ただ、そんな仕事をしている中で、「有名評論家や有名人が良いと言ったワインじゃないと売れないのか?」「何故 自分が美味しいと思うだけじゃいけないのか?」という疑問を感じていました。
そこから紆余曲折(?)の後、もう難しいことはいいから、とにかくできるだけ自分が美味しいと信じるワインだけをオススメするスタイルに行き着くわけです。

まぁそんな感じで、世の中はパーカー批判ばかりですが、自分的にはすごいなと思ったこともあります。

一つは、ローヌにスポットライトをあててくれたこと。

もう一つは、コメントの多彩さです。
いったい年に何本の試飲コメントを書くのでしょうか。それぞれ1本1本にあのようなテイスティングコメントを書く能力は本当にすごいと思いました。

偉そうにパーカー批判をしている人たち(←自分じゃん!


特に日本のワイン専門家の方達は、もっともっと自分の言葉で美味しさを伝える能力を磨いて欲しいなと思います。「うわっ、超飲みたい!!!」と消費者の方を動機付けできるような表現ができるようにならないとと思います。

って、まずは自分が頑張れ~~!!超頑張れ~~!!ってことですけど・・・。



あー、話しがそれて、なんか偉そうなことを言い始めてしましました。

とにかく、シャトー・ペスキエ 全世界で大人気!!ってことみたいです!!



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