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イタリア旅行記 Day 7: ヤングな二人!! その1

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半年ぶりになろうかという、イタリア旅行記の続編!!!

最初に言っておきますが、期待しないでくださいねっ!えへへっ!

(えー、旅行に行ったのは、1年と4ヶ月も前のことです。)



今回は、ヴェネトの若き情熱溢れる生産者 二人との出会いをご紹介したいと思います。


Italia Davide Daniele and Angiolino

左から、ダヴィデ・スピラッレ氏、ダニエーレ・ピッチニン氏、アンジョリーノ・マウレ氏です。



ラ・ビアンカーラを訪問中に、なんとなーくダヴィデさんとダニエーレさんが合流してきたんですが、出発前 アポをとってくださったO社長さんに、二人も来るかもしれませんって言われていたのに、私ったらそれをすっかり忘れてしまっていて、しばらく「この二人誰?」状態でありました。

特に、ダニエーレさん。登場直後からよく喋るし、熱くて熱くて、最初は「この人誰?」というよりは、「この暑苦しい人ナニッ#  」って感じ。

でも、2時間後にはその情熱とフランクなお人柄、そして彼の造るワインに、すっかり惚れ込んでしまったんですけどね~~!!

ダニエーレは、まだ自分の醸造所がないので、ラ・ビアンカーラの場所を借りて醸造をしていました。ここはダニエーレさんの場所って感じじゃなくて、本当にビアンカーラのワインの入っている樽の並んでいるうち、これとあれがダニエーレのワインって感じです。生産量が1樽とか2樽とかなんでしょうね。

その時2009年のドゥレッラは酸味がかなり強かったでしたが、今はどうなったかなぁ。 (思わずアンジョリーノさんと顔を見合わせてしまいました。)ビアンカーラのセラーで飲ませていただいたのでは、07のピノ・ネロがとても美味しかったです。


アンジョリーノさんの説明が終わった後、今度はこの若き二人のワイナリーを訪問させていただくことになりました!!


最初に向かったのは、ダニエーレの建築中セラーとご自宅。ビアンカーラの場所から、車で随分山を登った場所にあります。気温もグーンと下がり、寒くてとても寂しげな雰囲気の場所。

Italia Daniele landscape 01


Italia Daniele house 01

大きくて立派なご自宅でした。(全部がダニエーレのおウチではないかもですが・・・) お家の前は山の崖のような斜面になっていて、谷の向こうにこんな感じの風景の風景が広がっています。

Italia Daniele landscape 02


谷の向こうに見える畑にも、彼のブドウがあると言ってたと思います。とにかく彼の畑は標高が高い場所にあり、ピノ・ノワールは標高480m~500mだそうです。


そうそう、ビアンカーラの回でも書いたかもしれませんが、面白かったのがこのヴェネトでは雪を見ませんでした。エミリア=ロマーニャは雪一面でしたし、高速道路を走ってくる間もずっと雪野原だったんですけど、このガンベッラーラの近くに来たら雪は消えてしまいまました。

緯度は高くなる、つまりより北になるんですが、気候が違うんですね。海の影響でしょうか。(ちなみにヴェネトは、長靴の付け根の向かって右の辺。)

ダニエーレの自宅も、かなり山の上の方な感じでしたが、雪は見当たりませんでした。



Italia Daniele celler

こちらは、ダニエーレが自ら廃屋を改造し作っているという醸造所。「人に頼むとお金がかかるから」っておっしゃっておりました。偉いですねー!

あの入り口からタンクを入れて、あそこに置いて・・・と目を輝かせながら語っていらっしゃいました。夢を一歩一歩 自分の手で実現してるんです。ステキです。


そして、おウチの中でテイスティング。

Italia Daniele house 02

ダニエーレはなんか面白いことしようとしてるみたいですよ~!!  


ボトリングの時、上澄み部分である樽の80%をボトリングし、20%は残しておいて、それに次のヴィンテージの果汁を入れてみようと思うっていっていました。(確か、これからやってみるって話しだったと思います。。。)

自分のノートには、「新しいワインを足す」って書いてあるんですけど、「残った酵母の入った前年のワインがスターターみたいな働きをするの?」って聞いたら「そう!」って言ってたと思うんだよなぁ。
だから、果汁もしくは、もしくは醗酵初期段階のワインってことだと思います。


いい加減な話しなっちゃって本当に申し訳ありません。特にダニエーレさん、本当に申し訳ありません!!  


その他にも、アンジョリーノさんのお家においてあった「エネルギー放射を考慮した設計について」(なんおこっちゃですよね!)みたいなパンフレットを読んで熱く語っていたし、多分これから色々やってくれるんじゃないでしょうか?

そういう彼の人並みはずれた好奇心みたいなのが、ワインの個性に繋がっているような気がします。


ここでの試飲は、ビアンコ・デイ・ムーニ 07と ロッソ・デイ・ムーニ 08。

ビアンコ・デイ・ムーニ07は、とっても濃厚なより素朴な味わいのワイン。それに比較すると、08は随分キレイなバランスになって、進化を遂げていたと思います。

この時、何故彼がビアンコ・デイ・ムーニ08ではなくて07を出してきたかというと、「08は今とても閉じていて飲めない。あと2年くらい置いておかなければならない。」からという理由でした。なので、「これは日本に帰ってしばらくしてから飲んで」と08をお土産に持たせてくれたんですよね。

あれ~、1年も経たずに美味しくなって日本に入ってきましたよね!嬉しい誤算でした!

ロッソ・デイ・ムーニ08は、この試飲の時に既にとても美味しかったです。香りの美しいピュアなワインでした。 (実はピノ・ネロも少し入っているんですって。優しげで繊細な感じはそのせいかも!)


このお家を出る頃には、私の両目はすっかりハートマーク!!!  

彼の非常に前向きな活力溢れるお人柄にも、そして わずか2,3年目でありながら 飲む人の興味を駆り立てる【個性】が詰った美味しいワイン(いくら個性的だって、美味しくないと意味がありませんから!)に、イエス・フォーリン・ラブ!!(それにイケメンだし~~。


訪問記を書く前に、ビアンコもロッソも完売も、とっくのとうに完売してしまいました。ごめんなさい。


2009の到着を、首を長くして待っておりま~~す。  






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