今週の店頭試飲: モス・マジック・オブ・ジュジュ NV 白 と モス・アキレ・ロゼ 09 ロゼ
- Day:2011.05.23 10:00
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
うっっ、昨日書いてたのに公開しないで帰っちゃいました。クスン。
*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*
夕立来ました~。世の中すっかり夏モードです。
エアコンも24時間運転中。少々後ろめたいというか肩身が狭いというかですが・・・ 、ここは心を鬼にして、開き直らないといけないかな~。だって「商売に必要」なんですもの。アイスクリーム屋さんとか、お肉屋さんとかと同じです。他で節電がんばりますっ!!
でも、アイスクリーム屋さんとか、もしも本当に停電来たらどうするんでしょうねぇ。1時間や2時間の停電でも、アイスクリームじゃ溶けちゃいますもんね。 食中毒も怖いですね。
そういえば、先日英国人の人と話していたら(ってこの話ししましたっけ)、英国ではつい20年前くらいまで、普通に週に2回くらい停電があったんですって。(20年前は”つい”じゃない??) 「そういえば、よくロウソクつけて勉強してた」って言ってました。平和な日本育ちの私的には、「えーーーっ 」でした。フランスも、停電結構あるんじゃないかな。
日本の停電発生率ってすごく低いんですよね。まぁ、結局砂上の楼閣だったわけですが・・・・。
と、わかってもいない原発問題を語るのも気が引けるので 、試飲ワインのご紹介にまいります!!
モス・マジック・オブ・ジュジュ NV (08/09) 白 (左)
産地:フランス/ロワール
品種:シュナン・ブラン100% 有機栽培
微かにシェリーのように酸化した感じがありますが、その酸化具合が程よくて、かつピュアですごく気に入ってしまいました!
(試飲会で試飲した時はもっとその印象が強かったのですが、今回開けたボトルは”微か”ってくらいです。二日目はやや強くなりました 。 )
本当は、酸化というのはネガティブな要素なのですが、とにかく雑味なくキレイだから良い感じに働いているのではないかと思います!!複雑さとかスタイリッシュな感じとか。
(インポーターさんのお話しでは、こういう酸化は熟成すると消えると生産者さんはおっしゃっているそうです。)
ドメーヌ・モスのワインは、あれー見かけなくなったなぁと思うこと数年、別なインポーターさん経由で日本にやって来ました!やっぱりウマか~~です!!
ボンヌゾー08年(買いブドウはマーク・アンジェリのところで研修をしていたマルタ・イリコ氏)とショーム09年(買いブドウはボルダージュ・デサンジュ)の2つのヴィンテージをルネ・モス氏が収穫、醸造しアッサンブラージュ(ブレンド)したワイン!収量は、わずか15hl/haだそうです。
ボンヌゾーもショームも貴腐ワインの産地として名高いところですね。
また、響きが可愛い「マジック・オブ・ジュジュ」という名は、ルネの好きなジャズ奏者アーチー・シェップのアルバム名だそうです。
アッサンブラージュによって素晴らしい味わいに生まれ変わったワインが、「ジャズのよう」で、かつ「魔法のようだ」という事でこの名前を付けました。なるほど~~!!
微かに緑がかった輝きのある黄色。
ハチミツ、レモン、リンゴ、リンゴの甘露煮、シェリー、酵母、スパイスなどの複雑な香り。
口に含むと微かに残糖のあるシュナンらしい味わいが広がります。
レモン、リンゴ、オレンジなどの微かに残糖のある爽やかな果実味。豊富な酸味はフレッシュでバランスよい。ミネラルがとても豊かでピュアな骨格を造っています。
その他にも、シェリー、スパイス、紅茶、ハーブなどのニュアンスもあり、中間から余韻にかけて素晴らしくボリュームが増していきます。さらに、全体を通して雑味の無いピュアな味わい。余韻は長く力強い。
初日は、先日試飲会で飲んだ時に比べると、全然シェリーっぽさが少なくなってて嬉しいような、悲しいような感じでしたが、2つ日目は少し強くなってきました。
シュナン+スタイリッシュ+ピュア~~・・・・・・+シェリー!!な味わいです!!
マリアージュ: シェーブルチーズのサラダ、リエット、田舎風パテ、チキンの白ワイン煮込み、白身魚のバターソテー
詳しくはコチラから!!
モス・アキレ・ロゼ 09 ロゼ中甘口 (右)
産地:フランス/ロワール
品種:カベルネ・フラン、ガメイ、カベルネ・ソービニヨン、他 有機栽培
ルネ・モスさんは、お写真を拝見する限り 山男 とか 熊さん みたいな方のようですが、こちらのワインは死ぬほどチャーミングゥで可憐な甘口です!!
(そういえば、グゥのお姐さんはどこにいったんでしょうね・・・・)
初夏の日暮れ時に冷えたこのワインを飲んだら、最高に幸せになれると思います!!!
同じくネゴシアンのリリースなので、ブドウは買いブドウですが、こちらも収穫、醸造は全てルネが行っています!
名前は畑に咲いているアキレ(ノコギリソウ)から取っています。ルネ曰く、彼のロゼはかつて毎年「ロゼダンジュらしくない!」という理由で毎年AOCから落とされていたため、頭にきて申請もやめてしまったそうです。
透明感のある薄く明るい赤。
イチゴ、イチゴジャム、ハーブ、微かにスパイシーな甘くチャーミングな豊かな香り。
口に含むと微かに発泡を感じ、濃厚な甘さを感じつつ、活き活きと爽やかな印象の果実味が広がります。
イチゴ、イチゴジャム、イチゴシロップ、トマトなどの甘くフレッシュな果実味。
酸味は活き活きと豊か。ロゼとしては、タンニンが豊富で、このタンニンが酸味や微かな泡と共に、果実味の甘さを軽やかな甘さに仕上げ、活き活きとしたフレッシュな印象を強くしています。
味わいにはミネラルも感じられ、紅茶や、甘露飴、ハーブなとの要素も。とにかく全く雑味のないピュアな構成が見事です!!余韻はフレッシュでピュア!
甘い・・
ですけど、とーーっても爽やかでフレッシュ!!弾ける味わい!
雑味が全く無い透き通るようにキレイな味わいなので、チャーミングというよりは、可憐で無垢な味わいっていうイメージかもしれません!
ウマイッ!!
マリアージュ: 食前酒として、シェーブルチーズ、シェーブルチーズのサラダ、グリーンサラダ、カプレーゼリエット、ポーチドエッグとレンズ豆のサラダ
詳しくはコチラから!!