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今週の店頭試飲: ヴァンサン・トリコ・エスカルゴ 09 白 と ポトロン・ミネ・ケリダ 09 赤

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*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*



金曜日は久々の雪でちょっと焦っちゃいましたが  、歩いて帰る覚悟で閉店時間に速攻にお店閉めて外に出たら、結構平気でした。車の道路は全然積もってないし、ゆっくり運転して車で帰ることができました。

雪にも噴火にも、とにかく自然災害にあまり慣れていない平和な関東民なので、ちょっとのことですぐにパニクってしまいます。今日もキレイな青空が広がっていますよ。平和だ・・。ありがたいことです。


さて、世間話は程ほどにして、ワインの話しを。

一応 仕入れるワインは試飲してから仕入れるようにしています。(例外もありますが。)でもねー、試飲してても、試飲した時と販売する時と結構状態が違うこともあるんですよねー。

今日紹介の2本は、まさにそんな感じ。まぁ、根本的にワインの品質が良くないということではないので、飲む時期にさえ気を配れば問題ないのですけれど。


ヴァンサン・トリコのエスカルゴ09 白 は、1月に試飲した時は「硬いな。でも良いワインだから!」と思って仕入れました。でも金曜に1本開けたら、かなり開いていて「ゴージャス!!」という感じになってました。

一方 ポトロン・ミネ・ケリダ 09 赤 は、試飲した時は「09はあまり還元してもいないし、いい感じ♪」と思って仕入れたんですけど、同じく金曜に開けたらかなり還元していました。クスン。

だからってどうっていう話しではないのですけれどね。

ワインってこんなものなんです。特に『 生きてる 』若いワインは、「絶対こういう状態のはず!!」とはいかないんです。だから、全部一期一会なんですよね。

ケリダについて、今週はあまりオススメしませんでした。ちょっと待ってみようかと思います。



今週の試飲ワインはコチラです!!

週末試飲110213_1

有名産地に比べまだまだ畑の価格も安いオーヴェルニュやルーション。情熱溢れる新進の生産者達が畑を求め集まっている注目の産地です。
そんな産地から二人の生産者のワインをご紹介します。

ヴァンサン・トリコ・エスカルゴ 09 白 (左)

産地:フランス/オーヴェルニュ
品種:シャルドネ100% 有機栽培

ヴァンサン・トリコは40歳の若き醸造家。2003年から独立し、このオーヴェルニュでワインを造っています。

上の写真では真っ白に見えるかも?なラベルですが、とっても可愛いラベルなんですよ。
彼のお嬢さんの描いた可愛らしいカタツムリの絵が、ワインのラベルになり、ワインの名前にもなりました。

土壌は粘土質の石灰岩。この2009年は何とたった3週間で発酵が終わったそうです。つまり、それだけ酵母菌が強かったということ。樽にて10~12カ月熟成し、マロラクティック発酵も行いました。
樽は某ブルゴーニュのChassagneの超大御所から譲り受けた樽だそうです。

なるほど上品な樽のニュアンスがリッチです!!

輝きのある緑がかったレモンイエロー。
リンゴ、リンゴの蜜、レモン、白い花、ミネラル、ハーブ、ヴァニラ、バタースカッチなどのクリーミーで華やかな香り。
口に含むと高い凝縮感を持ち、ほど良くオークの効いたリッチな果実味が広がります。
リンゴ、レモンのフレッシュですが非常に凝縮感の高い果実味。酸味は中程度で口当たり良い。ヴァニラ、キャラメルなどの微かに焦がしたオークの味わいがアクセント。凝縮感高い果実味にバランスするオークのニュアンスがゴージャスで複雑な味わいを造っています。華やかなな果実味とオークの味わいの奥にしっかりと存在する豊かなミネラルが、全ての要素をまとめ上げているようにも感じます。余韻はピュアでミネラリー。

上質な「ブルゴーニュのシャルドネ」を思い起こさせる、上品で洗練されて、さらにゴージャスな味わい!!

酸味的には暖かくマコンとか南っぽいのですが、ミネラルの豊かさと目のギュッと詰った感じが違うんだな~。奥に潜む豊かなミネラルが良い仕事してます!!

飲み応えありのゴージャスなシャルドネです!!

マリアージュ: ホタテのバターソテー、ホタテのグラタン、天ぷら、サーモンのムース、スモークサーモン、ハムのゼリー寄せ、ローストチキン


詳しくはコチラから!!






ポトロン・ミネ・ケリダ 09 赤 (右)

産地:フランス/ルーション 
品種:グルナッシュ50% カリニャン50%有機栽培

バレンタイン イチオシ!!のワインのはずだったんですけど・・・、絶賛還元中。 

でも、抜栓三日目の今日は、お客様は気にならないって言う方が多かったです。

ワインの名前である「Querida ケリダ」とは、このポトロン・ミネのあるルーション地方の言語カタルーニャ語で「Ma cherie(マ・シェリー)」つまり

愛しい人

を意味するそうです。

さらに、ネコのラベルでお馴染みのポトロン・ミネですから、このケリダのラベルは

ネコが2匹寄り添いシッポでハートのマークを作っている

とっても可愛いラベルなんです!!!

・・・・・・・。

多分可愛い。

きっと可愛い。

うん、きっと・・・・。


週末試飲110213_2

まぁ、すこしばかしシュールなんですけどね!!! 

平均樹齢40年のグルナッシュ50%、カリニャン50%から造られました。土壌は、粘土及び結晶片岩、石英。この区画は彼のお気に入りの区画だそうです。醗酵はカルボニック。


しっかりした紫。
ダークチェリー、チェリーリキュール、プルーン、イチジク、甘草、甘い赤い花、ミネラル、スパイス、獣などの甘く官能的な香り。少し還元しています。
口に含むとミネラルを感じる力強い果実味が広がります。
ダークチェリー、プルーン、イチジクなどの果実味。酸味は口当たり良くしっかりあります。豊かなタンニンは少し若々しさを感じます。豊かなミネラルがスマートな骨格を造り、その他スパイス、コーヒー、漢方系のハーブなどのニュアンスも感じます。凝縮感もしっかりありますが、その分もう少し時間が必要かも。余韻はナチュラルで力強い。

若さのため少し荒削りな印象をもありますが、しっかりとした構成を持った力強く素朴な味わい。 

その素朴な力強さが感じがカリニャンっぽいです。シラー主体のルーレ・ブーレにはない男っぽさ。

最後に一言。男性的なこのワインに「愛しい人」というネーミング?


マリアージュ: ラムのクスクス、カスレ、羊のハーブ焼き、イベリコ豚の生ハム、スペアリブ、豚の角煮、ステーキ

詳しくはコチラから!!




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Comment

No title
> えむたん さま

こんにちは!!コメントありがとうございます!!

昨夜に急に雪が降り出して、1時間位は大丈夫だろうと今度は暢気に構えていたら30分くらいでみるみる積もって焦りました。スタッドレスはおろか、チェーンさえも持っていない平和な関東民です。

>ルレ・ブレもおいかったしね...

美味しいですよねー。シラーって美味しいわん♪ いや、美味しいにゃん♪って思います。

>(そぉ言えばルレ・ブレ、ずいぶんお安いお値段に改訂したん?)

そぉなんですよ。09から値段が安くなりました。ユーロ安のせいですかね?

>自分へのご褒美(何の??)に買っちゃおうかしら

是非是非~!でも今飲むならルーレ・ブーレ09の方が良いかも!でも、ネコ好きとしてはこのケリダのラベルにも惹かれちゃいます~。
それにしても、いったい何でこんなシュールなネコなんでしょうね。じっくり聞いてみたいです。(笑)

そうそう、ウサギちゃんはいかがでしたか?
No title
カリにゃん♪えぇなぁ(^^)/~
ルレ・ブレもおいかったしね...
(そぉ言えばルレ・ブレ、ずいぶんお安いお値段に改訂したん?)
自分へのご褒美(何の??)に買っちゃおうかしら
  • 2011/02/14 19:22
  • えむたん
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