ピュイグ・パライ・キュヴェ・クラブ 終売のお知らせ
- Day:2010.12.02 20:39
- Cat:わいん<ワイン>
「この辺には、ワイン界で大人気のゆるキャラ 「かりにゃん」 が沢山生息しています。」
って、昨日のGoogle Map ルーション編でギャグをかまそうと思ってたのに、書くの忘れた・・・・。


Mさんがカリニャンのことゆるキャラ認定なさってから、カリニャンと聞くとなんとなくゆるい感じネコのマスコット(彦ニャン風)が頭に浮かんでしまって困ります。

そんなゆるキャラぶどう品種カリニャン他を使ってジョルジュ・ピュイグ氏が造ってきた破格のコストパフォーマンスを誇るデイリーワイン、ピュイグ・パライ・キュヴェ・クラブ赤/白が終売になるそうです。


リリースの時からファンだったので、とても残念です。確かに、09白を飲んだ時、ちょっと何か違うものを感じたんですよね・・・。
やはりこの価格でリリースしていくことは、非常に苦しい状況だそうで仕方ないですね。だって、有機栽培かつしっかりと個性を感じる手造りワインでこの価格だったんですから。
白は残り1本、赤はまだ少しありますので、在庫のあるうちに是非お試しくださいませ。

ピュイグ・パライのワインはコチラ!!!

今日はついでに、2005年3月ドメーヌ・ピュイグ・パライを訪問した時の写真もいくつかご紹介しまーーす。


夕日のブドウ畑に佇むジュルジュ君。

これは何?

樹齢100年を超えるカリニャンの古木。

このブドウ畑に連れて行っていただいた時には、すっかり日が落ちてしまっていて、こんなフラッシュ撮影になってしまいました。
で、何故 そんなに遅くにブドウ畑に行ったかと言うと、ジョルジュ君が「ブドウ畑なんかを見るより、見る価値がある。」と言うペルピニャン(ルーションの中心都市)のキリスト教のお祭りを見に行ったからでした。

お祭りの様子。

この、赤と黄色のストライプがカタランの旗です。この配色をラベルに用いていたのが、キュヴェクラブでした。

お祭りには、カタランの旗が沢山掲げてありましたが、フランスの国旗は全然見ませんでした。さすが、カタランです。


何、この人?

ママー、怖いよ~~~っ!!!

こちらが、Passaのジョルジュのご自宅兼セラー。



中庭はレモンなどがなっていて、冬だったけど少し南国風に感じました。

ランシオも造っています。

ランシオとは、わざと太陽にさらしたりして酸化させたワインのことです。ジョルジュ君の畑を歩いていたら、大きなガラスの容器が畑の脇の草むらに転がっていて、「これ何ですか?」と聞いたら、「ランシオ」という言うので驚きました。確かにワイン入ってました。なかなかワイルドです。


こちらは、ご自慢のリヴザルトのストック。もちろん、1875年、1890年ものです。


ジョルジュの家には、こんなに古いワインの取引の資料も残っているんです。本当に代々脈々と受け継いできた家業なんですね。

そしてこれが噂の カリニャン!!


なんつってー。ジョルジュの家のネコちゃんです。めっちゃ美人さんですねー!!


ジョルジュが、「あの地平線のところまで家の土地」と言った時には、お嫁さんにしてもらおうかと思いました。

もちろん 全てがブドウ畑ではなく、ほんの一部にブドウが植わっているのですが、それでもジョルジュが一人で世話をするには広すぎます。
この辺りはまぁ過疎というか、とっても田舎で人もいないので、昔から労働力を確保するのが難しかったのだそうです。なので、これはジョルジュのだけではなくお父様の代から、畑の世話は最低限のことしか出来なかったんですって。農薬なんて撒く余裕が無いので、今まで使ったことないそうです。

醸造所でも、手のかかることはせず自然に任せて醗酵をするだけというシンプルな手法をずっと続けてきたそうです。普通の自然派の生産者さんたちとは、ちょっと違ったアプローチですが、結果として自然なワインを造り続けてきたわけです。もちろんそうはいっても、ジョルジュは人口酵母などは大嫌いらしいので、ただ単に手を掛けず造るということだけではないのですけどね。

ジョルジュのワインは、一般的なヴァン・ナチュールとはちょっと違った個性があって、とっても面白いと思います。


一回 ジョルジュに「ヴァン・ド・ソワフってよく言うじゃん、あれってどう思う?」って聞いてみたいかもー!!

しつこく、ピュイグ・パライのワインはコチラ!!!



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