週末試飲: ラ・ビアンカーラ・サッサイア・センツァ・SO2 08 白 と ラ・コッリーナ・ランブルスコ・デル・クアレジーモ 07 赤泡
- Day:2010.07.04 22:14
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
ドイツがアルゼンチンに4-0で勝利。

「いやー、ドイツすごかったですね~~ 」 とか言いたいのですが、試合始まった直後に、TVの前でグーグー寝てしまったのでドイツがどんだけ凄かったのか全然知りません・・・・。

昨晩はご近所のホームパーティにお呼ばれしてワインを飲んできたので、TVの前に座った時には、寝る予感はタップリあったんですけどね。しょんぼり。

昨晩のパーティ用のワインは、弊店でセレクトさせていただきました。

人数、メニュー、ご予算などを教えていただければ、ピッタリのワインを選んでワインリストも作ります。皆さまも、ホームパーティ開催の時は是非ご相談くださいませ!!!


それから、昨日 パストグランの名前が変わるとかいい加減なことを書いて申し訳アリマセンでした。

新しいAOCコトー・ブルギニヨン Côteaux Bourguignons が ブルゴーニュ・グラン・オルディネールBourgogne Grand Ordinaire に替わるだろうとのこと。ボージョレ産の赤もこの名前を名乗れるそうです。
なんか、ややこしいです。

シンプルにしなくちゃ!と盛んに言ってる割にはねぇ。

さて、本日からの試飲ワインはコチラです!!

ラ・ビアンカーラ・サッサイア・センツァ・SO2 08 白 (左)
産地:イタリア/ヴェネト
品種:ガルガーネガ 100% 有機栽培
今年1月にお会いしたラ・ビアンカーラのアンジョリーノ・マウレさんは、『 頼れる男 』というオーラを発散されいて、とっても渋くてカッコ良かったなー。惚れました。

去年の濁ったサッサイア・センツァSO2(酸化防止剤無添加)は弊店でも大人気でした。
なので、訪問時アンジョリーノさんに
「ウチでは、「あの”濁ったワイン”を下さい」って、いつもいらっしゃる客様もいらっしゃるんですよ」
とお話ししました。
すると、彼は苦笑い。あの濁った状態は、彼が目指すものではなく07は色々な状況が重なりああなってしまったのだそうです。
濁ってない08は(

そして、よく熟したレモンのような、口当たりは良いのだけど、非常にボリュームある酸味の存在感が効いていて、素晴らしいです!!

どうしてこんなによく熟して凝縮感があるのに、これだけ酸味がしっかり残っているんだろう?

正直 自然派の生産者さんのワインでは、たまに素晴らしい果実味なんだけど、少し酸味がぼやけてるなって感じることがあります。でも、このワインは非常に高い熟し具合と凝縮感を持ちながら、この活き活きとしてキリッと切れのある酸味が共存していて、その酸味が全てのバランスをとっています。
えっ、何言ってるか良く分からない?? まー、とにかく美味しいってことです!!


輝きのある濃いレモンイエロー。
レモン、グレープフルーツ、リンゴ、ミネラル、白い花、甘い蜜などの豊かな香りに、玉露や海草のような旨みも感じます。
口に含むと高い凝縮感を持った力強くミネラル豊かな果実味が広がります。
熟したレモン、グレープフルーツの凝縮感溢れる果実味。スッキリした酸味はフレッシュで力強い。
豊かなミネラルが骨格を作り、心地よい苦味がアクセントとなっています。スパイシーな味わいや、緑茶、ハチミツなどの要素もあり、旨みも非常に豊富で、飲み応えある力強い味わい。同時に雑味なくピュア。
余韻は長く、ナチュラル。爽やかな苦味が残ります。
これは素晴らしい!!


サッサイアの個性がしっかり感じられ、飲み応えも抜群、さらにピュアで美しい造りです!!ピュアな分、ミネラルの構成もより鮮明です。
しかし決してヘビーではなく、爽やかな苦味の演出もあり夏に美味しいワインと言えるでしょう!

マリアージュ: アクアパッツァ、トマトとバジルのパスタ、リコッタチーズのラビオリ、生ハム、パルミジャーノ
詳しくはコチラから!!
ラ・コリーナ・ランブルスコ・デル・クアレジーモ 07 赤泡 (左)
産地:イタリア/エミリア=ロマーニャ
品種:ランブルスコ 100% 有機栽培
えー、このランブルスコは今まで何度か試飲してきました。

しかし、私の大好きなカミッロのランブルスコに比べるとちょっと深みが足りなくて、やっぱりカミッロの方がいいや!!という結論になっていたんですよね。

でも、このうだるような湿気にまいる毎日が続くと、逆にこのようなシンプルなランブルスコもいいかも!!

暑い日に飲むランブルスコは美味しいですものね!

濃い紫色。ピンクの泡が表面に広がります。
ブドウ、カシス、ダークチェリー、バラの花、ヨーグルト、土、ハーブ、スパイスなどのナチュラルな香り。
口に含むと、優しい泡とパワフルなタンニンを持った素朴な果実味が広がります。
ブドウ、カシス、ダークチェリーなどの果実味。酸味は口当たり良く中程度。タンニンは豊かで若干荒いですが、泡のお陰で和らいで気になりません。
ゴボウのような土のニュアンスもありますが、それがこのワインの素朴さを演出しているように感じます。
余韻はナチュラルでドライ。
カジュアルにガブガブ飲みたいランブルスコ!
「素朴」な味わいがこのワインの魅力だと思います。

やはりカミッロに比べると、味わいの層の数がちょっと少ない気もしますが、パワフルなタンニンやちょっと土臭い垢抜けなさ、それらが全く嫌味無くナチュラル味わいの中に個性となって存在していて、それが良い感じなんですよね。
暑い日に赤が飲みたくなったら、これを冷やしてガブガブっといっちゃいましょう!!

マリアージュ: BBQ、焼肉、ピザ、焼き鳥、鶏の唐揚げ、生ハム、パルミジャーノ
詳しくはコチラから!!
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