イタリア旅行記 Day4 : 暗黒の一日
- Day:2010.06.10 18:06
- Cat:イタリア旅行記(2010.1)
JUGEMテーマ:旅行
JUGEMテーマ:日記・一般イタリア旅行4日目、いよいよこの日から生産者訪問が始まります。

いや、はずだったのです・・・・・・・。


結果を先にお伝えしてしまうと、この日はどこにも行けず、昼食&夕食抜き という悲惨な暗黒の一日となってしまいました・・・・。

帰国してカメラを確認したら、4日目の写真が一枚もなーーーーい!!
この日は、マッサヴェッキアさんを訪問し、現当主 フランチェスカさんとお会いする予定でした。

本来なら、ローマから海沿いを北上し、マッサヴェッキアさんのあるマッサ・マリッティマを目指すというのが順当なルートでした。
しかし、貧乏性の私達は、じゃあ時間があるから、途中 どこか観光して行こうという計画を立ててしまったんです。

ローマからA1に乗ってピエンツァを観光し、一旦シエナ方面に向かい、その後マッサ・マリッティマへ南下するというプランを立てました。
言葉で言っても分かりづらいので、地図でご紹介するとこんな感じです。

赤い丸の辺りが、マッサ・マリッティマ、
青いラインが本来行く予定だった海側のルート(約240km)
緑のラインが、ドツボにはまったシエナ経由のルート・・・です。

10時にレンタカーを借りて、17時にマッサ・マリッティマ。7時間もあるから大丈夫!!なんて余裕をかましてた私達。

ちょっと迷いつつも、目指す高速A1に乗りました。途中までは高速ドライブを順調に楽しんでいたのですが、大変な事態が起こりました。
なんとA1が 大大大渋滞!!!



3時間近く殆ど動きません。。。。。

うーん、海外の高速でこんな恐ろしい渋滞なんて想定外でした。さらに、激しい豪雨も降り出します。 ピエンツァ付近を通過するころには、かなりヤバイ雰囲気になってきたので、降りずにそのままシエナ方面へA1を進むことにしました。
で、更にシエナ方面への出口を間違え、慌てふためく私達。


シエナを過ぎた時は、もう約束の5時近くになっていました。再度電話して、6時半くらいになるかもとお伝えしたところ、「気にしないで、大丈夫だから」と優しいお返事をくださるフランチェスカさん。
シエナからマッサ・マリッティマへの道も途中までは良かったのですが、主要道路から逸れた途端すごい山道に!街灯の無い真っ暗で曲がりくねった山道な上に、折からの雨が、みぞれ、そして雪に変わってきました・・・・。これじゃスピード出せず、徐行運転しかできません・・・。

ようやくマッサ・マリッティマに着いた時は7時位。お電話をすると、道路沿いに看板があるからとのことなのですが、看板が見つかりません。何度も行ったり来たりたのですが、無い!!


そーですよね。いえいえ、明日もあるのに今まで待っていただいただけでも申し訳無いことです。

その日はピサ泊の予定だったので、冷静に考えれば無理なことは分かっていたのですが、後ろ髪引かれまくれの私はついつい「では、また明日の朝電話します。」なんて言ってしまいましたのですど。
結局、翌日の朝再度お電話し「今日は伺えません」とお伝えしました。そしたら、「イタリアにいる間に、来れる日があったら是非連絡してね。xx日とxx日とかなら都合が良いし。」というようなことを言ってくださって・・・・。
でも、「残念ながら、これからピエモンテの方に向かうので難しいと思います。次にイタリアに来た時は是非お邪魔させてくださいね。いつかお会いできる日があるのを楽しみにしています。」 と言って電話を切ったのでした。

お電話でお話ししただけですが、若きご当主のフランチェスカさんは、ちょっとシャイな感じもあるけど、とってもとっても親切で良い方のようでした。お忙しいところ、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。クスン。

さて、マッサ・マリッティマでガックリ肩を落とす私の横には、長時間 悪天候及び慣れない道を運転してグッタリと気力を失った旦那様が・・・・。お昼を食べる時間も無かったし、そりゃ疲れるよね。
でも、なんとか今日の宿まで辿り着かなければなりません。小休憩の後、彼を励ましつつピサへ向かいした。
時刻は8時過ぎ、ピサまでの距離 約130km・・・・・。
ピサの街でも、一方通行攻撃などで行ったり来たり。
「あー、また行き止まり」とガックリしつつ顔を上げたら、人気の全く無い広場の中に、青くライトに照らされ浮かび上がるピサの斜塔が目の前にそびえていたりして・・。ちょっと不気味でした。っていうか怖かった。

結局、ピサのホテルに着いたのは11時を回ってしまいました。

結局 昼間サービスエリアで買ったポテチの残りと、リュックに入っていた飛行機で配られたクッキー(貧乏性でスミマセン・・・

なんで、美味しいものの国 イタリアに来てこんな悲しい夕ご飯食べてるの~~!

ちょっと泣きそうになってしまった私だったのでした・・・。



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