イタリア旅行記 Day3 : 引き続き一日観光デー!!(バチカン、フォロ・ロマーノ、コロッセオ、バチカン美術館)
- Day:2010.05.19 15:58
- Cat:イタリア旅行記(2010.1)

朝から小雨の降る一日で、この日から天気が崩れ始め、あとはずーーっとパッとしない天気だったかなぁ。

ローマの路上にはとーーーっても沢山の 「折たたみ傘の売り子」 さん達がいるんでビックリしました。で、買ってる人も結構いたりします。折りたたみ傘さしてる私達にさえ売ってくるから、ちょっと不思議でしたど。

昔は外国であまり折りたたみ傘をさしている人見なかったように思いますが、最近はポピュラーなんでしょうか?
(余談ですが、折りたたみ傘って日本生まれ?と思って検索してみたところ、ドイツの発明でした。)
折りたたみ傘をさして向かったのが、「 ローマと言えばココ 」なココ!!


言わずと知れた、カトリックの総本山 バチカン サン・ピエトロ大聖堂ですねー。

サン・ピエトロ大聖堂とは → Wikipediaへのリンク
この日は1/4(月)でしたが、普段からこうなのか?、それともクリスマス~ニューイヤーの名残なのか?、前面の広場の前をグルーっと1周弱くらい待ち行列が出来ていました。これは、手荷物検査の行列。入場までの待ち時間は1時間弱くらいでした。

レトロな衣装で有名なスイス衛兵さん。
このおっちゃん、立ち入り禁止の柵を堂々と乗り越え質問(?)しに行ってました。
「天使と悪魔」が事実なら、こんなレトロな格好をしつつ、すごい武器を持ってたり、最先端の技術で警備にあたっていたりするようです。この格好で携帯電話やパソコンしてるところ想像しただけで、既に面白いのに。

私には、サン・ピエトロ大聖堂で 是非もう一度見たいものがありました。

遠い昔々 卒業旅行で、初めてサン・ピエトロ大聖堂を訪れた時、とても不思議な体験をしました。
この大聖堂が所有する世界最高の美術品の一つ、ミケランジェロ作の彫刻 ピエタ の前に立った時のことです。
本当に何故だか分からないのですが、自分の目からポロポロと 涙 がこぼれてきたんです。

雷に打たれたように瞬間的にものすごい感動に襲われたというわけではなく、よく分からないけど突然涙が溢れ、その後しみじみと感動したという感じでしたね。こんな経験は、後にも先にもこの時だけでした。

あの空間とピエタの作り出す何かに、自分の心が無意識に共鳴したのか?それとも、ミケランジェロのピエタに込めた「気」に、500年の時を超えて反応したのか?
まぁ、理由なんていくら考えてもわからないわけですが、今回もあんな風に変わらず感動できるのかなぁなんて興味があったんですよね。


ミケランジェロ作 ピエタ
えーっと、答えは N O でした。。。。


きっと、ウン十年も人生の荒波を超えてきたせいで、もうそんな純粋な人間じゃなくなっちゃたのかもしれません。クスン。

でもね、この写真ではわからないのですが、聖堂内部ももの凄い人だったんです。ピエタ像の前は、初詣のお賽銭箱のような人混み。

以前訪問した時は違ったような気がするのですが、今回 ピエタは壁に一体化した大きなガラス張りの展示ケースに入っていて、さらに3mくらいの柵に囲まれていて、あまり近づいて見る事ができなかったのです。昔は、人に触れられて磨り減った足先みたいなところまで見る事ができたような気がするんだけどなー。
なので、多分私のせいだけでなく、多分鑑賞する環境の違いも大きかったのかな。またあの対話のような感動ができるかと思って来ただけに残念でした。

話しを進めましょう!

この世の物とは思えないほどに、ゴージャスな大聖堂内部。

さすが、バックに世界中のカトリック信者がついているだけあります。

床に埋め込まれたモザイク模様。上だけでなく下もゴージャス。
実は「クレメンス」という名前に反応して写真を撮ったのですが、クレメンス8世はChパプ・クレマンのクレメンスではありませんでした。

ピンボケまくりでゴメンナサイ。
聖堂内部にも、前の広場にもこんなキリスト降誕の様子を描いた人形が展示してありました。まだクリスマスモードです。
大聖堂の見学を終え、次はシスティーナ礼拝堂を有するバチカン美術館に向かったのですが・・・・・。
背筋も凍る世にも恐ろしい長蛇の列!!!
サン・ピエトロ大聖堂での行列の比ではありません。


結局、昨日のサンタンジェロ城のように夕方になれば空くだろうから、また後でもう一度来てみようということになりました。
それにしても、すごい、みんなってなんて辛抱強いんだろう・・・。偉いなぁ、尊敬しちゃいます。

ということで、次に向かったのがフォロ・ロマーノ。
フォロロマーノとは → Wikipediaへのリンク
前日は一日歩いて観光したのですが、この日はさすが一日乗車券を購入しました。バスと地下鉄に乗ることができます。バチカンからフォロ・ロマーノは電車に乗ればあっという間です。

フォロ・ロマーノはこんな遺跡の残骸があるところ。ローマ帝国の政治の中心、日本で言う霞ヶ関みたいだったところです。
以前のローマ旅行では行けなかったので、今回楽しみにしていたのですが、現地に無料の簡単なパンフレット位あるだろうと思っていたのに無くて、何がなんだかよくわかりませんでした・・・・・。

まぁ、ここをカエサルが歩いたかも~~!!と考えながら歩くだけでも楽しいですが。


セプティミウス・セヴェルスの凱旋門
皇帝セプティミウス・セヴェルスは北アフリカ出身の皇帝なんですよ。ローマ帝国ってすごいですね。

このフォロ・ロマーノはコロッセオ駅の近くにあります。ということで次はコロッセオ。
コロッセオとは → Wikipediaへのリンク

そうそう、フォロ・ロマーノは入場者はあまり多くないので、両方行こうと思っている方は先にフォロ・ロマーノに行って共通入場券を買うといいと思います。
コロッセオの入場券売り場は結構並んでいましたが、フォロ・ロマーノは全然人がいませんでしたのですぐに買えました。


ベン・ハーとかの映画が脳内で再生されます。


でも、ここに数限りない動物や人が閉じ込められ、闘わされて命を落としたのかと思うと、かなりscaryです。


コロッセオを後にし、バチカン美術館へと引き返してみたところ作戦成功!!4時くらいだったかな?あのげに恐ろしい大行列は解消され、ほぼ待たされることなく入場することが出来ました!!!
バチカン美術館とは → Wikipediaへのリンク
システィーナ礼拝堂とは → Wikipediaへのリンク
昔の話しばかりして申し訳ありませんが、その昔々バチカンに来た時は、バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂は別ものだった気がするんですよね。(違ってたらごめんなさい。)
今は、バチカン美術館の最後の最後にシスティーナ礼拝堂があります。
その為、システィーナ礼拝堂だけ見るということができず、ミケランジェロの最後の審判を見るためには、延々と延々とバチカンご自慢の所有物をありがたーーく拝見させていただかなければいけません。


jこんな感じの廊下をずーーーっと歩かされ、マジにヘットヘトになりました。

「バチカンさんは素晴らしい宝物をいっぱいお持ちなことは、よーーーく分かりましたから、もう勘弁して~~」って感じです。

でも、たまには途中でこんな名画も見る事ができるんですけどね。


やっと、システィーナ礼拝堂に到着してみると、これまたすごい人!!!

前来た時はシーンとした感じだったのに、やはり時期が悪かったんですねぇ。なんかこれじゃ落ち着いて見る気がしない・・・・。

美術って、やっぱり心を落ち着けて見たいですよね。これじゃどんな名画でも、単に「見た」ってだけになってしまいます。それとも、私の鑑賞スキルが低いのかな??

驚いたことにバチカン美術館内は撮影可でしたが、さすがにシスティーナ礼拝堂は撮影不可。係員の方達も、大声で「撮影禁止」と叫んでいます。
でも、そんな注意を聞くイタリア人ではありません。

実は、私もつられてついついやってしまいましたが、ネットに公表するのは自粛させていただきます。


以上で観光終了!あー、疲れた!!!


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