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週末試飲: ティエリー・ピュズラ・ヴァンクゥール 09 白 と ポトロン・ミネ・ルール・ブーレ 08 赤

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*----* 毎週末 お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*

 

また今日も気持ちの良いお天気でしたね~。

でも夜になると結構冷えたりするので、皆さん風邪を引かぬようお気をつけくださいませ。


さて、本日ご紹介するポトロン・ミネ・ルーレ・ブーレ08、ラベルがとってもユニーク。
こんな感じ。


potronminet_rouleboule08


でも、最初に見た時


砂漠でネコが死んでる絵・・・


かと思って、ネコ大好きな私は「な、な、なんて残酷なラベル!!ひどい、ひどい、ひどい!! 」と憤慨してしまいました。
だって、字はおどろおどろしいし、ネコの目にはクマができてるし、右上の鳥が十字架に見えちゃったし。

でも、よーく見ると 猫が宙返り してるところを絵にしたものでした。 (それでもシュールな雰囲気は漂ってますが!)


ワインの名前の「ルール・ブーレ」とは、スカイダイビングにおけるパラシュートの開傘前に空中で体が回転するさまのことなのだそうで、それでネコが宙返りしてるんですね。

ドメーヌの名前のポトロン・ミネも「仔猫のお尻」(Potron=尻 Minet=子猫) ということだそうなので、きっとネコ好きの生産者さんのはずですよね。


あー、良かった!!!
だって、死んだネコの絵だったら、いくら美味しくても絶対仕入れないもーん。美味しいワインが紹介できて良かったです!


ということで、今週の試飲ワインはコチラです!!

週末試飲100516_1


ティエリー・ピュズラ・ヴァンクゥール 09 白 (左)
産地:フランス/ロワール 
品種: ソーヴィニヨン・ブラン 100% 有機栽培

毎年お馴染みになりました

ティエリー・ピュズラ・ヴァンクゥール白

の2009年が到着しました!!

ご存知の通り、2009はフランス全土が非常に天候に恵まれたGreat Yearです。

ティエリーさんの2009に関する

「2009年のワインは全体的に骨格と厚み、そしてボリュームを兼ね備えた飲み応えあるワインに仕上がるだろう」

というコメントどおり、ヴァンクゥール白もよーーーく熟したボリューム感ある果実味が魅力の白に仕上がりました!!でも微かに残るガスが爽やかさも演出!

残糖が6gあったため、フィルターをかけたそうですが、風味を損なわないよう浅めにかけているので、若干発泡が残ることもとのこと。(ハイ、確かに微かにガスがあります)

でも、この辺りのことに関するティエリーさんの言い分。↓↓↓

「パリのワインバーでは、若飲みの白は若干クリスピーな方がかえって人気があるから、日本も大丈夫だろ?」

ははは。

でも確かに、微かにガスがある白がお好きな方結構多いんですよね。ティエリーさん、当たってるよー!!!

薄いレモンイエロー。
レモン、桃、グレープフルーツ、酵母、ハーブ、グリーン、スパイス、微かにハチミツのフレッシュな香り。
口に含むと少しガスを感じ、香りからの予想を上回るボリューム豊かな果実味が広がります。
レモン、グレープフルーツ、リンゴ、微かにパイナップルのような果実味もあります。ほんのり果実の甘みもあり、口当たりの良い酸味はフレッシュで豊か。酵母の旨み、ミネラル、微かにオイリーな感じなどが華やかさを与えています。余韻はフレッシュでピュア、微かに苦味。


とても良く完熟しているのに、果実味のフレッシュさと十分な酸味がしっかり残っているところが、さすがティエリー!!なんでしょうか!

フレッシュ&フルーティ、これがティエリーさんのヴァンクゥールのイメージなんだと思いますが、それが見事に具現化された味わい。でも色々な旨みも詰っていて、ただシンプルなフレッシュ&フルーティのちょっと上を行っているところがステキ。 

初夏の心地よい日差しを浴びつつ、キリっと冷やして飲みたいワインですねー!

マリアージュ: シェーブルチーズのサラダ、枝豆のポタージュスープ、きゅうりのサラダ、カプレーゼ、ホタテのカルパッチョ、ちらし寿司

詳しくはコチラから!!



ポトロン・ミネ・コート・デュ・ルーション・ルーレ・ブーレ 08 赤 (右)
産地:フランス/ルーション 
品種:シラー80% グルナッシュ20% 有機栽培

南仏ルーションから、また気になる生産者の誕生です!!

セバスチャン・ジョアンは1969年生まれ、バイクが大好きでパリで宅配バイクの仕事をしていました。

最初はただの消費者でしたが、どんどんワインに魅かれ、どうしてもワイン作りをしたいと決意し、最初にドアのノックしたのがティエリー・ピュズラ。彼の下で2005年2006年とワイン作りをびっしりと勉強しました。

その後、ジャン-フランソワ・ニックでも学び、さらに彼の好意により彼の醸造所で自分でワインも造らせてもらったそうです。

2008年には、6haの畑を借りて15,000本の生産。2009年に、ついに11haの有機栽培の畑を借りる幸運に恵まれ、自身のドメーヌ 『ポトロン・ミネ』 が本格的に誕生しました。

1969年生まれですから、この時彼は40歳。素晴らしいチャレンジです!!

さらに、ファーストヴィンテージから、こんなワイン造っちゃうんですから ス・ゴ・イ!! 

ここ昨日も書きましたが、

シラーの魅力を十分に表現し(シラー80%)、クールさもあり、ミネラルもあり、力強くもあり、エレガントでもあり、ピュアでもあり、ナチュラルでもあり ・・・・・。 タンニンなんかも、豊かで力強いのですが、キメも細かく上質。 

ブラインドで飲んだら、「サン・ジョセフ」とか言っちゃうかもしれません!! (確かに酸味は少し暖かい感じがしますが)

今も十分に美味しいけど、あと1年寝かせたらさらに進化を見せてくれるのではないでしょうか?

やや濁った濃厚な紫色。
チェリー、カシス、プラム、スミレ、甘い花の香り、ミネラル、スパイス、ハーブなどの豊かな香り。ミルキーなニュアンスもあります。
口に含むと、香りからの予想は裏切られ、辛口な力強い味わいが広がります。
ブラックチェリー、フレッシュなプラムなどの辛口な果実味。酸味はフレッシュで中程度。豊かなタンニンは力強いですが、キメは細かい。凝縮感も高く、とても豊富なミネラルが印象的!!
中間から後半にかけてカカオやスパイシーな味わいも広がってきます。余韻は力強く長い。

ミネラルたっぷりの男性的なシラー!!同時に、スマートでもあります。

ラングドックのシラー的な暑さ(過熟な感じ)は全然ありません。そこがルーションのミネラルのなせる業なんでしょうか?それとも絶妙な収穫のタイミング?

でも、これがファーストヴィンテージなんですよね。すごいですねー。拍手です!! 


マリアージュ: ペッパーステーキ、カスレ、豚のスペアリブのハーブ焼き、イベリコ豚の生ハム、ラムのクスクス


詳しくはコチラから!!






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