店頭試飲: カシャ・オキダン・ブルゴーニュ・シャルドネ 08 白 と シュヴロ・クレマン・ド・ブルゴーニュ 白泡
- Day:2010.04.25 22:10
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
やばーーー、すっかりブログを書くのを忘れていました・・・・。

時が経つのは早いです。早すぎます。

気がつけばもう金曜だったり、もうすぐ5月だったり・・・・。




先週木曜日にインポーターさん主催の試飲会が2件ありました。
当初 両方ともの試飲会に生産者さんの来日が予定されていましたが、案の定 アイスランド火山噴火の影響で来日中止。

来日予定生産者の一人は、弊店でも人気の生産者 ドメーヌ・ピュイグ・パライのジョルジュ・ピュイグ氏だったんですよね。何年ぶりかにお会いしたかったのですが、超残念・・・・。がっかりー。

その試飲会会場で聞いた話しですが、逆に噴火の前に日本に来日していた生産者さんで日本に足止め、ヨーロッパに帰れなくなって困っている方もいらっしゃったそうです。
大変ですね。

生産者が来日できなくなった方のインポーターさんの社長さんは、「その人呼んで、ウチの生産者のふりしてもらおうかと冗談で言ってたんだよー」なーんておっしゃってましたけど。

ヨーロッパに足止めをくらっていた日本人旅行者の方達も、無事帰国できたのかな?本当に、お疲れ様でした。
今週の試飲は、ゴージャスにブルゴーニュ2本立て!!
ブルゴーニュといえば、こんなニュースもありました。

■ブルゴーニュで急速拡大する有機栽培 (ブルゴーニュワイン公式サイトより)
「2009年、ブルゴーニュの有機栽培ブドウ園は1600ヘクタールとなりました(すでに認定済みのものに現在転向中の耕作面積を合わせた数値)。
これは、ブルゴーニュのブドウ園の5.3%にあたります。2006年当時600ヘクタールであった有機栽培農地が、実に急激な発展を見せています。とりわけ2008~2009年間には34%の割合で増加しています。」
06年に600haだったのが、3年で1000haも増えたんですね。すごい勢いに驚きました!!!

今週の試飲ワインの1本、ドメーヌ・シュヴロもエコセールと獲得したみたいですね。


カシャ・オキダン・ブルゴーニュ・シャルドネ 08 白 (左)
産地:フランス/ブルゴーニュ
品種:シャルドネ100%
弊店ではちょっと珍しく仄かに樽の効いた、非常に「ブルゴーニュ・シャルドネ」らしい1本。
豊かなミネラルと程良い樽のニュアンスが、「ブルゴーニュのシャルドネ飲んでるんだゾ!!」というゴージャスな気分にさせてくれます。

ペルナン・ヴェルジュレスのすぐそばの畑のブドウも使用されており、同価格帯のマコンなどに比べ、ワインを引き締めるキリリッとした酸味があるのが魅力です。

カシャ・オキダンは、ボーヌとニュイ・サン・ジョルジュのちょうど中間辺り、国道74号線に沿うようにして広がっている特級畑コルトンの丘周辺に約13haの畑を所有する造り手です。
輝きのある薄いレモンイエロー。
レモン、リンゴ、ミネラル、スパイス、バター、ナッツ、微かにハチミツ、カラメルなどの活き活きとした豊かな香り。
口に含むと、爽やかな酸味を持ったリッチな果実味が広がります。
レモン、リンゴ、グレープフルーツなどのフレッシュな果実味。ややシャープな口当たりの酸味はフレッシュで豊か。ナッティで豊かなミネラルが骨格を造っています。
バタースカッチ、カラメルなどの樽のスモーキーなニュアンスが感じられ、複雑味を与えています。凝縮感もしっかり。余韻はドライでピュア。
キリっと引き締まったボディとスモーキーな味わいが魅力のお手本のようなブルゴーニュ・シャルドネです。

ミネラルも豊かでしっかりした構成があり、時間と共に開いてボリュームが出てきます。2千円台で、リッチな気分になれるブルゴーニュ・ブランなんて嬉しい!

マリアージュ: 天ぷら、アサリのワイン蒸、鶏のササミのサラダ、白身魚のバターソテー、白身魚のクリーム煮
詳しくはコチラから
シュヴロ・クレマン・ド・ブルゴーニュ 白泡 (右)
産地:フランス/ブルゴーニュ
品種: ピノ・ノワール90% シャルドネ5% アリゴテ5% 有機栽培
ドメーヌ・シュヴロは、最近若き才能溢れるパブロ・シュヴロに代替わりし、彼の造り出すクオリティの高いワインが、熱い注目を浴びる生産者になりました。日本では、パブロの日本人の奥様かおりさんも有名ですね。

シュヴロが位置するのはブルゴーニュでも南にあるマランジェと言う村。約18haの畑を所有しています。
このクレマンは、僅か1haの良質なブルゴーニュ特有のテロワールを持つ畑の、平均樹齢25年の3種類のブドウから造られています。シャンパーニュ製法で造られました。ピノ・ノワールを90%使用。
薄いレモンイエロー。泡は細かく中程度。
レモン、青リンゴ、グレープフルーツ、白い花、ミネラル、イーストなどの爽やかな香り。
口に含むと柔らかく泡と活き活きとした酸味を持ったドライな果実味が広がります。
レモン、グレープフルーツ、リンゴなどのフレッシュな果実味。
活き活きとしたナチュラルな酸味が良いですね。
泡はきめ細かく、中程度。イーストの旨み、ミネラル、海のニュアンスも感じます。
アタックはとても爽やかな果実味!という印象なのですが、ピノ・ノワールの力でしょうか、じっくりと広がる奥行きのあるエレガントな味わいに変化していきます。
余韻は力強くドライ。
最初はすごーく爽やかなスパークリングだな!と思いました。初夏向きって感じ。
でもちょっと時間が経つと、ピノ・ノワールらしい力強さが味わいの後半部分に広がってくるようになり、なかなか飲み応えのあるスパークリングに変貌!お見事!


マリアージュ: 白身魚のカルパッチョ、イカのフリット、イカの中華風炒め、アナゴの天ぷら、お刺身、ちらし寿司
詳しくはコチラから
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