400年生きた貝を見て思う 樹齢120年のブドウの樹
- Day:2007.11.02 21:55
- Cat:つれづれ<徒然>
どうも"貝"らしいです。
それもクアホグ クラムというハマグリの一種。
先日 アイスランド沖で発見されたこのハマグリの一種くんは、ななんと400才だったそうです!!

出典 Bangor University
わずか8.5cm、重さ52gの生き物が400年生きる!?
採取された時には生きていたそうですから、1600年生まれくらい??
江戸幕府が開かれた頃から、この貝は北極に程近い海の底で、一人ひっそりと生きてきたわけです。
すごいです。。。。。
アイスランド近辺の海では、380年とか210年とか長生きの貝が見つかっているそうで、研究者達はこれらのご長老達にアンチエイジングの秘密があるのではと期待しているそうです。解明されれば、ハリウッドスターやお金持ちのおば様方はお喜びになることでしょう。[:たらーっ:][:たらーっ:]
ブドウの樹にもご長寿くんがいます。私は樹齢120年というブドウの樹を見たことがあります。皆さんどんな感じだと思いますか?
立派な大木?
いえいえ、生産者が言った「どう?"Bonsai"みたいだろ?」という言葉の通り、小さなブドウの樹でした。勢いのある成年期のブドウに比べ、明らかに元気の無さそうな貧相な樹でした。
そんなお爺ちゃんブドウが、老体に鞭を打って、一房か二房の実をつけます。
彼の人生の集大成であるそのブドウの実は、若者の実らせるブドウとは全く違う深く深く濃い味わいとなるのです。
今では随分見直されてきましたが、"生産性"をいう言葉のもと、こういった貴重な古木のブドウが次々と切り倒されていた時期がありました。
悲しいですね。。。。。[:パクッ:][:プシュー:]
(今も生産性を追い求める大量生産者の畑では行なわれています。)
どこかの生産者が畑を見て言っていた言葉を思い出します。
「お金を注ぎ込めば素晴らしい醸造所は一日で作ることができる。
でも、どんなにお金を掛けても素晴らしい畑は一日では作れないんだ。」
かっこいい・・・。
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