4年分のメール (アルザス変遷)
- Day:2010.04.14 20:57
- Cat:わいんにゅーす<Wine News>
皆さん、emailとかってまめに消しますか?
私消さないんですよね。もちろんゴミメールは消しますけど、受信メール送信メール 両方ともほぼ残っています。
整理整頓苦手症候群(

で、結局必要にはならないわけですが・・・・。


いや、そんなことはない!!
今日は溜めこんだメールを無理矢理活用してみたいと思います。

SOPEXA(フランス食品振興会)さんからのメルマガをとっているのですが、先日のメールにこんな記事が載っていました。

※SOPEXAメルマガ(3/25)から引用
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アルザス:2009年生産実績
Le vignoble d'Alsace - quelques chiffres
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2009年(1~12月)のアルザスワインの総生産量(全AOC計)は、1,167,000hlで
08年を3.1%上回り、過去5年平均に対し、0.9%増となった。
AOC別の内訳は以下のとおり:
AOCアルザス:868,300 hl(対前年3.7%増)
AOCクレマン・ダルザス:250,300 hl(対前年0.6%増)
AOCアルザス・グラン・クリュ:48,300 hl(対前年7.4%増)
また、09年の主要品種別の生産量(全AOC計)は、以下のとおりとなった。
ピノ・ブラン 268,000hl 、シェア 23.1%、対前年 増減なし
リースリング 260,000hl 、シェア 22.3%、対前年 4.8%増
ゲヴルツトラミネール 201,000hl 、シェア 17.2%、対前年 16.9%増
ピノ・グリ 167,000hl 、シェア 14.3%、対前年 0.6%増
ピノ・ノワール 105,000hl 、シェア 9.0%、対前年 2.6%減
シルヴァネール 103,000hl 、シェア 8.8%、対前年 4.6%減
ミュスカ・ダルザス 25,000hl 、シェア 2.1%、対前年 35.7%増
(アルザスワイン委員会web、http://www.vinsalsace.com/)
おぉ、ゲヴュルツが激伸びしてる!


そしたら、2006年の実績まで4年間分あったんですよー。 (つまり4年分のメールを消さずにとっておいていたということ!!


せっかくなので表にしてみました。

2006 | 対前年 | 2007 | 対前年 | 2008 | 対前年 | 2009 | 対前年 | |
ピノ・ブラン | 23.6% | 4.8%減 | 23.0% | 3.7%増 | 21.2% | -0.1%減 | 23.1% | 増減なし |
リースリング | 20.8% | 8.1%減 | 22.4% | 14.8%増 | 21.7% | 増減なし | 22.3% | 4.8%増 |
ゲヴルツ トラミネール | 15.7% | 8%減 | 16.4% | 11.5%増 | 18.6% | 1.0%増 | 17.2% | 16.9%増 |
ピノ・グリ | 14.3% | 3%減 | 13.6% | 1.5%増 | 15.2% | 3.7%増 | 14.3% | 0.6%増 |
シルヴァネール | 9.9% | 11.8%減 | 9.5% | 2.5%増 | 8.9% | 3.8%減 | 8.8% | 4.6%減 |
ピノ・ノワール | 9.6% | 5.3%減 | 9.1% | 0.1%増 | 9.7% | 2.2%増 | 9.0% | 2.6%減 |
ミュスカ・ダルザス | 2.2% | 8.9%減 | 2.2% | 6.9%増 | - | - | 2.1% | 35.7%増 |
AOCアルザスの収穫量
2006 AOCアルザス825,000hl
2007 AOCアルザス 873,000hl
2008 AOCアルザス 837,696hl
2009 AOCアルザス 868,300hl
まぁ、特別驚くような数字が出てきませんでしたが、こんなことが分かるかな?

・ゲヴュルツトラミネールの生産量は年々大きく伸びている
・リースリングはやや増加傾向
・ピノ・ブラン、ピノ・グリはほぼ変化無し
・シルヴァネールは減少傾向
2006年度が全品種減なのは2005年の生産量が高かった為だと思われます。
ピノ・ノワールとミュスカが、なんか傾向がわかりません。ピノ・ノワールの生産量にバラツキがあるのは、やはり栽培が難しいのでしょうか?
ということで・・・・、
また来年もやってみようかな!!


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