グルナッシュ・シンポジウム
- Day:2010.03.17 22:34
- Cat:わいんにゅーす<Wine News>
6月に初のグルナッシュ・シンポジウム
Un symposium sur le Grenache
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グルナッシュだけをテーマとした初めてのシンポジウムが、6月5日(土)と6日(日)、ローヌのドメー・ド・ラ・ヴリエールで行なわれる。シンポジウムを主催するのは、スティーヴン・スパリエ氏とミシェル・ベタンヌ氏。世界で最も幅広く栽培されているグルナッシュを取り上げ、グルナッシュベースのワインの今後の姿や、さらなる品質向上を話し合うフォーラムとすることが狙い。 (以下略 SOPEXAより)
http://www.grenachesymposium.com/
ちなみに、スティーヴン・スパリエ氏はイギリス人ワイン評論家、あのパリテイスティングを企画した人。ミシェル・ベタンヌ氏はフランス人ワイン評論家、La Revue du vin de Franceを主宰していた方ですね。
ひょー、グルナッシュ・シンポジウムですって!!
ス・テ・キ!!
行かないですけどね・・・
上記のHPのWhy Grenache?というところを 暇だから 英語の勉強の為に訳してみました。やっつけ仕事のテキトー訳なので、間違っていたらごめんなさい。文章もヘタクソでごめんなさい。見直してもいなくてごめんなさい。
Why Grenache?
inbrief:
グルナッシュ:今その時を迎えたブドウ
・・・グルナッシュは世界で最も広く植えられているブドウ品種である
・・・フランス、スペイン、イタリア、オーストラリア、アメリか、南アフリカで既にその地位を築いている
・・・強健で頑丈なブドウの樹は、偉大なキャラクターを持ったブドウを実らせる
・・・グルナッシュは、厳しい気候変動に対し高い耐性を持つ
・・・グルナッシュのワインは、着実により大きな賞賛を獲得し続けている
indetail: (ジャンシス・ロビンソン女史の寄稿です)
今こそ、グルナッシュが国際的な注目を浴び、それを享受すべき時である。かのシャトーヌフ・デュ・パプを擁し、歴史的なグルナッシュの産地である南ローヌは、現在 ワインの世界において最も輝ける星のひとつである。毎年毎年、確実に満足感のある、複雑な、熟成能力のある適当なお値段のワインがリリースされている。また西に位置するルーションは、広大なグルナッシュ・ノワール、ブラン、グリの畑から生産されるワインは年々品質が向上し続けている。赤や白のテーブルワインや、真のキャラクターを感じる力強い様々なワインが造られている。
しかし、もちろん、この品種の起源はほぼ確実にスペイン、もしくはアラゴンであるといえる。ガルナッチャという名で呼ばれているスペインでは、ほぼ間違いなく、フランスに比べてより多様な味わいとスタイルのワインが造られていると言えるだろう。私がスペインのワイン産地を訪れるようになって以来、いつも何故ガルナッチャよりテンプラニーリョに多くの敬意が払われるのか疑問に思ってきた。私は、これは単純にガルナッチャが非常に広範囲に栽培されているため、雑草と勘違いされているのかも、そして一方テンプラニーニョはよりエキゾチックであるように見え、それ故に高貴であると思われているのではないかと疑っている。スペインの最高のワイン産地であるリオハにおいて、ガルナッチャの栽培比率が10%以下であるということは非常に残念に思えてならない。
私の考えでは、世界で最高のお値打ちなワインの幾つかは、Calatayud や Campo de Borjaのようなスペインの無名な産地に植わるグルナッシュの古樹から造られているといえる。収穫量を抑え良く栽培されたグルナッシュ/ガルナッチャのようなワインは、素晴らしく心惹かれるジューシーでスパイシーな果実味を持ち、非常に若い時でさえ魅力的なワインになり得るのである。
これは、ガルナッチャから長期熟成のワインを造るのが不可能であると言っているのはない。桁外れに凝縮したプリオラートのワインは、丁度 南フランスの最高のワインがボトルの中で何十年も熟成を続けるのと同じ様に、この反対を雄弁に証明してくれる。
もちろん、全てのグルナッシュ/ガルナッチャが素晴らしいというわけではない。カリフォルニアのセントラル・ヴァレーにもグルナッシュが植えられているが、中甘口の甘いロゼのようなエキサイティングとは言い難い平凡以上のものを造るのは不可能なようである。しかし同州のローヌ・レンジャーと呼ばれる人達の幾人かは、この品種がゴールデン・ステート(カリフォルニア州)でも真に上質なワインとなることが可能なことを実践して見せている。オーストラリアも同様である。ただし、特に古樹から造られていることが多いと言っておきたい。
黒い皮のグルナッシュ/ガルナッチャは、シラー/シラーズやムールヴェードル/モナストレルなどの異なる補完的な品質を持った品種と積極的にくっつきたがるとても愛想の良いブレンド品種である。この賞賛に値するキャラクターは、明るい色をしたグルナッシュ・ブランにより顕著であると言えるだろう。グルナッシュ・ブランは、ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、ブールブーラン、ピクプル、クレレットなどと非常に良く合体する。
そして忘れてならないのは、近接種であるLladoner Pelutや、昔はアラゴン、今はイタリアに属する島サルデーニャで知られるカンノナウの特筆すべき品質である。ブドウ品種の分布から社会の歴史を辿ることはなんと楽しいことだろう。
以前からの約束のため、残念ながら私は今年のグルナッシュ・シンポジウムに出席することができない。そのため、私は遠く離れた場所からのサポートを提供するのみだが、このシンポジウムの成果とグルナッシュの未来に関する計画には興味を持ちつつ楽しみに待っている。シンポジウムで参加者は非常に多くのことを学ぶであろうことは間違いない。ただただ残念なのは、私が参加できないことである。
Jancis Robinson
ジャンシスさんはスペインのガルナッチャ好きですよね。どこかでそんな記事を読んだ覚えがあります。
で、グルナッシュは、きてますか??きてるのかな??きてるといいな!!