今年は王道!!リースリング大賞のガングランジェ・リースリング と イチゴジャムの香りにウットリ~!!08ビュイシエール・ロゼ!!
- Day:2010.02.07 20:56
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
*----* 毎週末 お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*
寒い週末でしたねー。

昨日は自転車でお店から帰ったのですが、手袋忘れてしまって、寒さのあまり指が痛く痛くて途中で泣きそうになりました。


今回の寒波の影響で北海道では、氷点下30℃というところもあったようですねー。ものすごーーく、寒そうです。

昔、旭川で歩いていたらジーンズが凍ったという体験をしたことがあります。えぇ、ものすごく寒かったです。

世界地図を見ると、先日行ったイタリアのピエモンテあたりは北海道、それも稚内辺りと同じ位の緯度。フランスでは、ボルドー辺りが同じ緯度ですね。

ちなみにこんな感じです。
ボルドー: 北緯44度50分19秒
アスティ(ピエモンテ): 北緯44度53分56秒
稚内: 北緯45度20分00秒
もちろん、緯度=気候や気温というわけはないわけで、ついでにちょっと調べてみましょう。
アスティの平均気温はみつからなかったのでトリノになってしまいましたが、各都市の2月の最高気温、最低気温の平均はこれくらいです。
ボルドー:12℃ 3℃
トリノ(ピエモンテ):6℃ 0℃
稚内:-3℃ -8℃
ボルドー、あったか!!稚内、さむっ!!

さて、話しがあらぬ方向に展開しておりますが、無理やり今週のワインに関係ある方向へと転換してみましょう。(笑)
今週ご紹介のワインの故郷の近郊都市ストラスブールの2月と8月の平均気温をボルドーと比較してみましょう。
ボルドー
8月: 27℃ 15℃
2月: 12℃ 3℃
ストラスブール
8月: 25℃ 14℃
2月: 6℃ -1℃
ストラスブールはボルドーより北に位置しますが、ストラスブールの夏はボルドーと同じ位暑いんですね。そして冬はすごーく寒い。
以前アルザスを訪れた時、生産者さんに「アルザスのワインは甘いものも多いが、収穫を遅くしているんですか?」と聞いたことがあります。その時のお答えが
「いや、アルザスはそういう土地なんだ」
というものでした。こういう気温データを見ていると、なるほどなと頷けます。

また、ボルドーより南に位置する南ローヌのアヴィニョンの気温はこんな感じ。
アヴィニョン
8月: 30℃ 20℃
2月: 10℃ 0℃
夏が暑いのは当たり前ですが、冬はボルドーより寒いんですねー。ボルドーは海に近いですから、その辺りの寒暖の差が穏やかなのでしょう。
これらは、別にどちらが良いとか悪いとか言う話しではありません。


それぞれの場所に、長い年月を経てそれぞれの気候に適したブドウ品種が選別され育てられているのですから!!
さて、こんな平均気温ですが、本日ご紹介のワインの造られた2008は、例年に比べ冷涼な気候の一年でした。しっかりそれが感じられると思うので、皆さんも試してみてくださいね!!
ワインの故郷のお天気に思いを寄せて、グラスを傾けるのもオツでございます。


ガングランジェ・アルザス・リースリング 08 白 (左)
産地:フランス/アルザス
品種:リースリング100% ビオディナミ
昨冬のdancyuのワイン特集で、リースリング大賞を獲得したガングランジェのアルザス・リースリングの新ヴィンテージ2008です!!
昨年の味わいとはかなり違う、キリッと辛口の、凛々しいリースリング。ミネラルの切れ味が前面に出た味わいです。07の親しみ易いフルーティさとは対照的に、北ならでは酸味を持ったアルザス・リースリングの王道!



去年の味わいを思い出しつつ、違いを楽しんでいただければと思います!!
そして、2008は色々大変だったと思うのですが、こんなにキレイに雑味無く仕上がってるところがすごいですねー!


やや緑がかったレモンイエロー。
レモン、青リンゴ、洋梨、香ばしいミネラル、海草などの骨格を感じる香り。
口に含むと、爽やかな豊かな酸味を持ったフレッシュな果実味が広がります。
レモン、グレープフルーツなどの活き活きとした甘みの無いドライな果実味。
キリッと豊かな酸味。ミネラルも非常に豊かで、香り同様芳ばしく見事に骨格を造り上げています。
ヨードなど海のニュアンスも。余韻は雑味無くで力強くドライ。
マリアージュ: 生牡蠣、きすの天ぷら、蛤のお吸い物、アサリの酒蒸し、お刺身、白身魚のカルパッチョ
詳しくはコチラから!!
ロッシュ・ビュイシエール・コート・デュ・ローヌ 08 ロゼ (右)
産地:フランス/ローヌ
品種:サンソー40% グルナッシュ40% ムールヴェードル20% 有機栽培
ロゼ好きのお客様が増えて嬉しい今日この頃!!
お待ちかね!ロッシュ・ビュイシエールのロゼの2008が入荷しました!!
2008はズバリ!「イチゴジャムの香りウットリ~

去年のボリューミー過ぎる程の味わいに対して、酸味と爽やかな果実味がよくバランスした、爽やかなロゼです。どちらも行き過ぎず、本当に丁度良いという感じ。
問題は、冬にピッタリ!と言うのはちょっと気が引けること・・・。



サーモンピンク色。
甘いイチゴジャム、桃、トマト、ミネラルなどの甘くチャーミングな香り。イチゴ、イチゴジャム、チェリーなどのほんのり甘さを感じるフレッシュな果実味。酸は爽やかかつ豊か。微かにスパイシーで、軽く苦味も感じます。シンプルだけど、とてもチャーミング。余韻はピュアで爽やか、ドライ。
マリアージュ: フレッシュトマトとバジルのパスタ、カプレーゼ、ニース風サラダ、白身魚のハーブソテー、タブレ
詳しくはコチラから!!
PS.
ロッシュ・ビュイシエール・ロゼはキャップシールが白の物と黒の物があります。
そして、エチケットには、Côtes du Rhôneが印刷漏れ???のようです




スポンサーサイト