イタリア月間 スタート!!最初はやっぱり大好きなカミッロ・ドナーティ!!ソーヴィニヨン06とバルベーラ・フリッザンテ07
- Day:2010.01.17 19:17
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
*----* 毎週末 お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*
眠い・・・・・。
なんか時差ボケも、年をとると後からじっくりと襲ってくるらしいです。つまり、最初はひどくはないけれど、なかなか解消しづらいのだそうです。
まさに、そんな感じ。トホホ。
せっかくイタリアに行ってきたので、やっぱり今月はイタリア月間!!!
旅行に行く前から、帰ってきて最初の週末試飲はカミッロ・ドナーティにしよう!と心に決めていました。改めて私にイタリアワインに興味を抱かせるキッカケとなった生産者なんですよね。
グルナッシュ2009年間売上BEST50を出したところで見事に9位にランクインしたのが
カミッロ・ドナーティ・ランブルスコ2006!!!
カミッロのランブルスコは面白くて、はまる人は”超はまる!”というタイプのワインでした。ケースでまとめ買いという方もいらっしゃいましたから!!もちろん、私も超はまった一人です!!
それにしても、こんなワインがTOP10にランクインするワイン屋さんは、なかなかないんじゃないでしょうか?!
素晴らしいですねー! 本当に嬉しいです!!!
お客様の皆さんが、名前やブランドに囚われず、自分の舌が美味しいと感じたワインを選んでいるということだと思います。
よく、お客様から「ワインのことはよく知らないから」という言葉を耳にしますが、ワインのことは知らなくても、皆さん美味しいものは本当によくおわかりになります。
例えばレストランでお食事をして、その料理の作り方はよくわからないけど、美味しいor美味しくないは感じるじゃないですか?
そういうことだと思うんです。
そして、超有名レストランが美味しいとは限らない。これもワインに言えることですね。
ということで今週の試飲ワインはこちらです!
左が2006年のエチケット、右が2007年以降のエチケットです。
訪問のレポートは改めて旅行記でご紹介しようと思いますが、簡単に。
お会いする前の私の勝手な想像では「純朴な田舎の生産者」というイメージだったのですが、実際お会いしてみると、もの静かな中に己の信じる道を貫く頑固な情熱の炎が燃えているといった方でした。(ちょっと気難しいそう?? )
残念ながらカミッロさんは、英語がお得意ではなかったので十分にお話しが伺えたわけではなかったのですがとても印象的だったのが、熱く語ってくれたこんな言葉。
「I don't make wines, but I live wines」
前半は自分は何か人工的なことをしてワインを”造っている”のではないということかな?
後半は、よく分からなかったのですが、彼は自分をワインの中に注ぎ込むようなジェスチャをなさっていました。 liveの後にwithを補ってワインを造るのではない、ワインと共に生きてるんだみたいな感じかなぁと想像してみたり。
ペネロペ・クルスかと思うほどとてもおキレイな奥様。
訂正: こちの方は奥様ではないそうです!!大変失礼しました。申し訳アリマセン。
結構急な斜面に広がるブドウ畑は雪に覆われていました。斜面の上下を一往復しただけで、そうとう疲れそう・・・。機械は嫌いだから一切使いません。
ちょっと寒そう。大丈夫かな??
おっと、早く本題に!!!
カミッロ・ドナーティ・ソーヴィニヨン・フェルモ 06 白 (左)
産地:イタリア/エミリア=ロマーニャ
品種:ソーヴィニヨン・ブラン 100% 有機栽培
濃いレモンイエロー。
レモン、オレンジ、リンゴ、リンゴの蜜、ハチミツなどのナチュラルでフルーティな香りに、ハーブ、ミネラル、微かに白コショウなどがアクセントとして加わる豊かな香り。
口に含むと力強い骨格を持ったボリュームのある果実味が広がります。
落ち着きが感じられるレモン、リンゴ、洋梨などの果実の味わい。酸味は口当たり良く豊か。さらに凝縮感の高さと、ミネラルを芯にしたしっかりとした骨格が非常に印象的な、リッチで飲み応えのある味わい。軽い苦味がアクセント。それぞれの要素が一体感を持った今飲み頃!!余韻は長く、ナチュラルでピュア。
昨年の春に試飲した時はナチュラル~~という印象でしたが、一年近くを経た今まったく違った大人な味わいに成長しています!!
凝縮感溢れ、構成力を感じる飲み応えの1本!飲み頃です!!
マリアージュ:パルミジャーノ、セージとバターのパスタ、ホウレン草とリコッタのラビオリ、 ピザ
詳しくはコチラから!!
カミッロ・ドナーティ・バルベーラ・フリッザンテ 07 赤 (右)
産地:イタリア/エミリア=ロマーニャ
品種:バルベーラ100% 有機栽培
人気のランブルスコと同様に、昔ながらに瓶内発酵で造られたこだわりのワイン。この地方では、もう昔ながらの瓶内発酵を行なう生産者は殆どいないそうです。
同じ07をカミッロさんのところで試飲してきました。ランブルスコよりタンニンも豊富で、よりしっかりとした味わい。
でも「ランブルスコよりストロング(力強い)な味わいですね」と言ったら嫌な顔されました・・・・・。
多分ストロングという言葉がよくなかったんでしょう。ストロングというと、よくある商業的な濃厚でヘビー過ぎるワインを想像させちゃったのかな。
そうそう、訪問した全ての生産者さんは、「ヘビーなワイン」というのを皆毛嫌いしていらっしゃいました。私も同感です。
非常に濃厚な黒に近い赤に微かな泡立ち。
ダークチェリー、プラム、ブルーベリー、鉄、肉、ハーブ、スパイス、赤い花、緑茶、微かにミルキーなニュアンスを感じる深い香り。
口に含むと、軽い泡を持った、深い果実味の味わいが広がります。
ダークチェリー、プラム、ブルーベリーの果実味。バルベーラらしい力強く豊富な酸味。やや荒々しさを感じるタンニンも豊かですが、泡が中和してくれます。鉄、生肉、土、スパイスなど要素がこのワインの個性を作り出しています。最後に花の香りやハーブの香りが鼻に抜けます。余韻はドライでナチュラル。
決してヘビーな味わいではないのですが、ちゃらちゃらしていない素朴な力強さを感じます。
お料理を引き立ててくれるワインだと思います!是非お食事と一緒に!!!
マリアージュ:パルミジャーノ、ピザ、ミートソース・スパゲッティ、チーズ、酢豚、トンカツ
詳しくはコチラから!!