秋の訪れを感じてイタリア赤2種類!!!ストッパ・グットゥルニオが帰ってきました!!07はいいよー!! と クラシカルな美しさに満ち溢れた素晴らしきシチリア赤・グラーチ
- Day:2009.09.13 21:53
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
*----* 毎週末 お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*
♪ きーみーがぁあーよーをはー ちーよーにーいぃ やーちーよーに ♪
なんとフィギュアスケートのジュニア・グランプリ・ポーランド大会で若き日本代表選手達が3つの金メダルを獲りました!!


ということで、今週末ポーランドでは3回の君が代が流れたはずです。
金メダルのうち2つは日本のお家芸とも言える女子シングル(村上佳菜子ちゃん14歳)、男子シングル(羽生弦(ゆずる)君14歳)で素晴らしい得点での優勝だったのですが、もう一つは、なんとペア!!高橋成美(17歳)&マーヴィン・トラン(19歳)組が見事初優勝を果たしました~。

(ちなみにマーヴィン君はカナダ人ですが、日本代表として国際試合に出場しています。)
高橋成美ちゃんってホントに可愛いんですよね。



『元気ハツラツ!!』と言う言葉はこの子の為にある言葉?ってくらい、元気ハツラツ!演技の後に見せるガッツポーズもとってもステキに勇ましい。彼女達は、先週もジュニア・グランプリ・アメリカ大会に出場していて、こちらの試合はネットで動画配信があったので、私も彼らの演技を見ることができました。
ショートで出遅れた後の、フリープログラムでの会心の演技。最後の決めポーズのまま、勇ましいガッツポーズを連発する成美ちゃん。興奮冷めやらぬままキス&クライへ向かい、コーチやパートナーと流暢な英語で会話していた彼女が、突然カメラに向かって日本語で叫びました。
「お父さん、ナル、すっごい嬉しい!!スケートやってて良かった!!」
おばちゃん、思わず泣いちゃいましたよ~~。



日本ではペア競技は殆ど選手がおらず、成美ちゃんもパートナー探しに苦労したそうです。今高校生ですから、数年前というと中学生の時でしょうか、有名なカナダのコーチに「このDVDを見てください。日本選手そしてペアやりたいけど、良いパートナーが見つからない」と直談判。2年ほどやり取りがあった後、そのコーチからカナダに来なさいと言ってもらえたのだそうです。
ナルちゃん、偉いです。ステキです。

さて、今週の試飲ワインのご紹介です!!

秋の気配を感じつつ、引き続きイタリアンウィーク!!

ラ・ストッパ・グットゥルニオ・フェルモ 07 赤 (左)
産地:イタリア/エミリア-ロマーニャ
品種:バルベーラ 60% ボナルダ 40% 有機栽培
試飲した時、別なヴィンテージだと思いました。よく見たらヴィンテージ変わってなかったし・・・。
なかなか良い感じにタンニンが馴染んできて、とってもジューシーで濃厚なワイン。

ズバリ、ステーキが食べたくなるワインです!!

エミリア ロマーニャ州の北西、ピアチェンツァの郊外にある「ラ ストッパ」。
現在ワイン造りに携わっているのは、オーナーのエレナとジューリオ・アルマーニ。(このジューリオ・アルマーニさん、ご自身でも最近とっても美味しいカルト的ワインをご自分でもリリースされました!注目の造り手さんになるかも!)
ラ・ストッパの全ての畑では、化学農薬を用いず無肥料・不耕起で栽培をしています。エレナもジューリオもかなりのナチュラリストであり、無肥料・不耕起で有名な日本の福岡 正信氏の自然農法に関する訳本を読んだり、ビオディナミに異議を唱えたりと、いろいろ独自の哲学を作り上げワイン造りに取り組んでいます。
非常にシンプルな醸造手法を用い、ブドウの収穫後、セメント槽もしくは縦型の大樽を用いて自然酵母のみで発酵。醸造中は特別な温度管理を行いません。
濃い不透明な紫色。
カシス、ブラックチェリー、赤い花、スパイス、ハーブ、生肉、カカオ、コーヒー、甘草などのリッチで甘い香り。
口に含むと力強いタンニンを持った濃厚な果実味が広がります。ブラックチェリー、カシスのフレッシュで豊かな果実味。噛み応えのある肉厚なタンニンですが、良くワインに溶け込んでおり、上質なタンニンであることが感じられます。酸味は控え目ですが、フレッシュ。アタックから中間にかけて、ボリューム感溢れる果実味で口の中がいっぱいになるようです。余韻は力強くタニックですが、同時にピュア。
タンニンと果実が両方とも強力ですが


うーん、こういうワインが美味しく感じるなんてやっぱり秋ですねーー!!

マリアージュ: ビステッカ(ビーフステーキ)、牛のタタキ、シチュー、焼肉、すき焼き、
詳しくはコチラから!!
グラーチ・エトナ・ロッソ 07 赤 (右)
産地:イタリア/シチリア
品種:ネレッロ マスカレーゼ100% 有機栽培
クラシカルな美しさを湛えた端正な1本!!しみじみと美味しいです!


多くの生産者がその可能性を認め、ワイン造りに挑戦する土地「エトナ」。シチリア島の活火山 エトナ山麓の生産地です。
実はこのグラーチの当主アルベルト・グラーチは、かのフランク・コーネリッセンと親交が深く、二人でワインを酌み交わしながら、日々美味しいワイン造りを探求しているのだそうです。
アルベルト・グラーチは、以前はミラノで金融関係の職に就いていました。しかし、自分の歩むべき人生は別にあると信じ、2004年にエトナ山の北斜面に20haほどの土地を購入し、このグラーチをスタートさせました。購入した畑は、標高が『600m~1000m』(

このエトナ・ロッソは、エトナ山の北斜面標高600m付近の畑を中心に収穫されたネレッロ マスカレーゼを用いて造られました。火山に由来する暗褐色の土壌が主体で、水はけが良いのが特徴です。
醸造では、自然酵母によるステンレスタンクでの発酵を経て、ステンレスタンクで熟成されます。最低限の亜硫酸のみを添加し、ノンフィルタでボトリングされました。
美しく輝きのある赤紫。
レッドチェリー、イチゴ、赤い花、干し肉、タバコ、土、枯葉などの旨みたっぷりの複雑で美味しそうな香り。
口に含むと豊かなナチュラルな旨みがじわーっと広がっていきます。トラディショナルなスタイルの味わいの中に、可憐なチェリーなどの果実味がしっかり存在しています。豊かな酸味はフレッシュで繊細。ワインに複雑味を与える鉄や土、きのこなどを感じる要素も沢山含まれており、奥の深い味わいと造り上げています。余韻は長く美しい。
クラシカルな美しさを湛えた端正な1本。基本トラディショナルなスタイルではありますが、活き活きとしたフレッシュさが生きているのが素晴らしいです。

うーん、しみじみと美味い・・・・。

体にジワーっと美味しさが染み込んできます。こちらも秋にピッタリの味わいです!!!

マリアージュ:鴨のスモーク、スモークしたカチョカバロ(チーズ)、牛のタタキ、牛ときのこのブランケットソース
詳しくはコチラから!!
PS.
シチリア+クラシカルな美しさ っていうとヴィスコンティの『山猫』を思い出しますね~。
若き日のアラン・ドロンがめっちゃカッコよかったぁ!
”タンクレディ”と言う名前が、イタリアのクセに、男のクセに・・・って不思議に感じましたが、結構他にも見かける名前でした。
このグラーチさんも、お坊ちゃま風。なんか育ちの良さを感じるワインです!!
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