08ローヌ赤到着!『程良い』感じがとってもGOODです!!新登場のグラン・ジャケとマゼル・セ・アンポルトン!
- Day:2009.08.02 22:04
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
*----* 毎週末 お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*
最近、2008のワインが色々入ってきています。
2008年と言えば、天候不順でワインの出来が心配された年なのですが・・・・。
いや、実は私も心配してたんですけど、今のところ全然問題無いですね~~!!



何でだろ?
皆信頼の置ける生産者さん達なのでその辺はキッチリ仕事をしていらっしゃるのでしょうね。(収穫時期の選定や、腐敗果等の厳しい選別 等々)
で、さらに「おぉーっ」と思ったのが、今週紹介のローヌのワイン。


温暖化が騒がれるようになっていらい、ほぼ良年と言われるヴィンテージに恵まれてきた南仏地方ですが、最近ちょっとtoo muchかなぁという心配が心のどこかにあったんですよね。

その点、2008年は良いです!!


なんか『程良い』感じが良いんです!!デイリーに飲むワインには、丁度良い程良さ加減。程良くて美味しいんです!!

そう思うと、毎年”グレートヴィンテージ!”じゃつまらないのかもしれませんね!

なんちゃって、へへ。


でも、マジメに、改めてワインの魅力はその『多様性』であることを認識させられました。
そんな中庸の美徳を持った、魅力的な2008のローヌワインはこちらでーす!!



グラン・ジャケ・グラン・ゾム 08 赤 (左)
産地:フランス/ローヌ
品種:グルナッシュ40% シラー40% カリニャン20% 有機栽培
実は2003年の夏にローヌを旅行した時に、この生産者さんにお会いししました。
まだボトリングを始めて間もない頃で、近くの大きな街の人気のレストランにオンリストしてもらったと喜んでいらっしゃいました。
あれから6年、日本に進出!しっかりと前進していらっしゃる様子です!素晴らしい~~!!

グラン・ジャケは2m近い長身のジョエル・ジャケが奥様と営むドメーヌです。ヴァントゥー山の山腹には“グラン・ゾム(大男)”が住んでいるという伝説があり、ジョエルさんが自分と大男を重ね合わせネイミングしたのがこのワイン。大男の絵の描かれたラベルもステキです!
キレイな赤紫。
イチゴ、チェリー、黒コショウ、スパイス、ハーブ、微かにカカオなどのフレッシュな果実の香り。
口に含むと、活き活きとした果実味が広がります。良く熟した甘さを感じるイチゴ、カシス、イチゴジャムの果実味にフレッシュで豊かな酸味。タンニンは中程度の量ですが、若々しく存在感があります。カカオやタバコのニュアンスも少しあり、余韻には苦味も感じます。
ちょっと若い!かもしれませんが、08の程よいキャラクターが幸いして、その若さを楽しみつつ、飲めてしまうワインです!!


マリアージュ:ピザ、鳥の唐揚げ、ローストチキン、BBQ、煮豚、豚のローズマリー風味
詳しくはコチラから!
マゼル・キュヴェ・セ・アンポルトン 08 赤 (右)
産地:フランス/ローヌ
品種:ポルトン100% 有機栽培
”ポルトン”って何??
どうも、グルナッシュとポルチュゲブルーの交配品種らしいですぜ・・・。

っていうか、そもそも、ポルチュゲブルーってナニ~~?!
まぁ、色々疑問が湧いてきますが、私もポルトンとポルチュゲブルーは初めて耳にした品種です。そういう品種があるんだぁー!ということでお許しください。

まぁとにかく、ポルトンはよく判らないけど、”C'est Im-portant”というネーミングがオシャレですね!「これは、一粒のポルトン」と「これは大切なもの」というのを引っかけているのかな。

マゼルの醸造における特色は、15℃以下で低温発酵、長期熟成させるという方法だそうです。低温発酵によって、より芳醇な発酵香・アロマを抽出させ、雑菌の繁殖を抑えることができるのです。
このキュベ・セ・アンポルトンも10℃で7ヶ月に及ぶ長期のアルコール発酵が行なわれました。酸化防止剤は無添加、無清澄、無ろ過でボトリングされました。
(そういえば、他にも低温発酵にこだわっていた生産者さんがいらっしゃいましたね。そう!マルク・ペノさんです!!

ルビー色。
アニマル、イチゴ、ラズベリー、ハーブ、ミネラル、漢方、ヨーグルトなどの奥行きのある香り。少し還元しています。
口に含むと、優しい果実味を持った旨みある味わいが広がります。イチゴ、チェリー、プラムの果実味に柔らかく豊かな酸味。タンニンは少なめですが若さを感じます。深みのある果実味の下から旨みがじわーっっと広がってきますね。フィニッシュに向かって、多面的な味わいへと変化。余韻はとてもナチュラル。
「うん!マゼル!」という味わい。



少々香りに還元した”臭さ”もありますが、その臭さも程良い程度なので、その後に口に広がるであろうナチュラル美味しさの前奏曲って感じです。


そうそう、生産量は僅か100c/s(1200本)!! 日本には600本が入ってきたそうです!
マリアージュ: ローストチキン、ラムのクスクス、チーズ、チンジャオロース、豚の角煮、
詳しくはコチラから!
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