北海道弾丸日帰り旅行~ 3



北海道弾丸日帰り旅行~ 1
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北海道弾丸日帰り旅行~ 2
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申し訳ないほどカメのような収穫作業。
慣れた皆様は倍くらいのスピードで進んでいきますが、
やはり丁寧にやることが肝心と焦らずブドウを摘んでいきます。

と言っている間にお昼休憩。


ランチの前に醸造所で試飲をさせていただきました。
全然働けてないのに申し訳ない気分。。。

141020 タカヒコ 04

こちらは2013年のボトリティスのついた、
すなわち灰色カビ病にかかったピノから造ったブラン・ド・ノワール。
軽く酸化のニュアンスもある複雑で奥深い味わい。

タカヒコさんは貴腐ブドウを使っても最終的にはドライに仕上げたいそうで、
そういう意味では今年のブドウもちょうど良い糖度になりそうだと
おっしゃっていました。

昨年は1/3、今年は1/10くらいが灰色カビになりました。
1/10以下になると別キュヴェとして仕込むのは難しいそうです。


余市は元々ずっと灰色カビ病と闘ってきた土地なのだそうです。
今までの生産者さん達はクスリを撒いて灰色カビ病を撃退しようと
してきたんだそうです。

そういう風土を持った土地において、
敢えて灰色カビと共存していこうという
タカヒコさんのチャレンジのように感じました。


実は余市はアルザスに似ているのだそうです。
ブラン・ド・ノワールを仕込むのも
アルザスの造り手にヒントを得たのだとか。

アルザスで収穫した人は、あまりに多くのブドウがボトリティスにやられていて
驚くんですって。

今回のようにボトリティスワインをピノ・ノワールで造るのは
粒の選別に非常に手間がかかるのですが、
これがピノ・グリなら選別する必要はないんだそうです。

なるほど、なるほど。

「それならピノ・グリを植える計画はないのですか?」
と聞いてみると
「これからそういう人が出てくるかもしれませんね」的なことを
おっしゃっていました。

うーん、余市のピノ・グリ、かなり素敵なことになりそうですよね!!

141020 タカヒコ 05

タンクは1000L。ブドウは800kgくらいいれるそうです。


たくさんの微生物が発酵に関わることが理想で、
それには全房発酵はとても有用。

糖度の高い液体の中でやアルコール度数が上がると活動できない微生物がいるから、
最初から全部ジュースになっていなくて、
アルコールも徐々に上がる方が良い。

全房をタンクに入れ、二酸化炭素も充填します。
自然酵母で行う発酵は1ヶ月程度。

その後プレスして樽に入れます。
タンクは二つを一緒にプレス。
全部をブレンドするのは、ボトリング前。

発酵の期間は、いつどれくらい果実を潰すかにもよるんだそうです。
全く潰さなければ、発酵の期間は2ヶ月くらいかかるかもしれないけれど、
やってみたことがないのわからない、
それにはブドウの力が要る。
今後そういうことをやってみる可能性もあるかも、とのこと。


興味深いお話をたっくさん聞くことができました!!
収穫でお忙しいのに、ちゃんとこんな対応をしてくださった
タカヒコさん、ありがとうございました!


その後空港で買ってきたお昼を食べて午後の収穫。

途中に休憩時間もありましたよ。

「先生、自分は遅れているのでおやつ返上で働きます!」
って言いたいところでしたが、
そんなことを言ったら気味悪がられるのでやめておきましたw

141020 タカヒコ 07

北海道のグルメ雑誌?KAIを片手に
クッキーを齧りながらワイン談義です。

私なんかは「へー」とか「ほー」とか言ってただけですが!


時間が経つのはあっという間!
本日の作業も終了となりました。

141020 タカヒコ 08



私がお邪魔したのはもう収穫の最終段階だったので
比較的のんびりした雰囲気が漂っていました。

でも、収穫開始直後は全然雰囲気違って
大変だったそうです。


日帰りでハードな日程でしたが、本当に来てよかった!
やっぱり自分の目で見るのは大切なことです。

唯一心残りは、あのボトリティスのついたブドウを
生で食べてみなかったこと!!
食べてみればよかったなぁ。
どんな味がしたんでしょうね。

もしまた行ける機会があったら、
次こそはパクッといってみます!!!


果たして役に立ったのか立たなかったのか分からないレベルの
使えない収穫人の私でしたが、
そんな私に収穫を体験させてくださった
ドメーヌ・タカヒコさん本当にありがとうございました!!

醸造作業も順調に進み
素晴らしいワインが出来上がることを祈っています!!

まずは来年春のブラン・ド・ノワールと
通常のナナツモリのリリースが楽しみですね!!





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