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北海道弾丸日帰り旅行~ 2



さて、先週 そのプロローグとなるギリギリ伝説(正直かなりどうてもいい話でしたがw)を
ご紹介した北海道弾丸日帰り旅行の目的は、
ドメーヌ・タカヒコさんで収穫ボランティアに参加することでした。


なんとか無事新千歳空港に着いた私たちは、
レンタカーを借りて余市へと向かいました。

余市は「マッサン」ブームで盛り上がっているのかなと思いましたが、
あまりその気配は感じませんでした。
道端にマッサンとエリーのポスターなんかが貼ってあったりするのかもと
ちょっと楽しみにしてたのですがw
駅に行ったら違ったのかもしれませんね。

しかしマッサンのエリーちゃん可愛過ぎますよね!!
NHKさん、見事なキャスティングでした。


小樽から海岸線に沿って30分ほどドライブしたところに余市があります。
本当に海は近いです。
きっと海の影響なんかもあるんでしょうね。

私たちはレンタカーに付いていたカーナビのお蔭で全く迷わず
無事にドメーヌ・タカヒコに到着しました。
(実は自家用車には未だにカーナビつけてないんです。)

141020 タカヒコ 03



タカヒコさんを訪問するのはこれで2回目。

私が行った10/20(月)は収穫も終了間近という日だったので、
あまり人も多くなかったですが(全員で10人以下)、
初日は70人を超える人が集まったそうです!!


実は私、その昔ローヌで収穫をしたことがあるのですが、
9月の南仏だったのでとても暑かったんですよね。

だから「収穫」=「暑い」というイメージが強くて
半袖にシャツを羽織るくらいの服装でいいかなと思って行ってしまったんだすが、
集合後すぐに「その格好では寒いですよ」と言われました。

周りを見ると薄手のダウンを着た方も!!

慌てて雨のことなども考えて持ってきていた
厚手のトレーナーやウィンドブレーカーを
着込みました。

当たり前のことですが、
やっぱり一口に収穫と言っても
気温だけでなく湿度、日差し、空気感、
全てが異なります。

収穫時期とそれに付随する自然環境、
こういうのも含めてテロワールなんだなと
改めて感じました。

141020 タカヒコ 02


それに収穫作業は体温の上がる力作業と言うよりは
地道な作業なんですよね。
特にタカヒコさんの畑はそうでした。

収穫する人たちに手袋と鋏、
そしてブドウを入れるケースが二つ配られました。

畑では昨年ほど多くはないそうですが、
灰色カビ病が発生していました。

灰色カビ病(ボトリティス)はいわゆる貴腐化と同じなんですが、
一般的には白ブドウに付けば貴腐ブドウになるけれど、
黒ブドウにつくとブドウに悪影響を与えると言われています。
(ソムリエ教本などでは単純にそう書いてあった記憶。。)

でも、実はそうではなくて、
黒ブドウでも厳しくしっかり選別して別に仕込めば
両方とも美味しいワインができるのです。

そうですよねー。
白ブドウであんなに美味しくなるのに、
黒ブドウでは全然ダメなんてなんか不思議でした。

実はそのために収穫用のケースが二つあったのです!

141020 タカヒコ 01

この写真で言うと、右のケースが健全なブドウを入れる用、
左のケースがボトリティスに冒されたブドウ用です。

それを文字通り「粒」単位で選別していきます。
写真でも房が小さく切り分けられているのが分かりますよね。

収穫量は総量で10tくらいになるというお話でしたが、
皆さんの地道で厳しい努力が詰まった10tってことなんです!


<次回に続く>



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