今週の店頭試飲: ル・マス・ダガリ・ル・グラン・カレ 11 白 と ル・マス・ダガリ・ヨ・ノ・プエド・マス 10 赤
- Day:2013.10.06 23:51
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
10/10(水)まで早期割引実施中!!残りあと4日!!
*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*
約2年ぶりに入荷したル・マス・ダガリ!!
本日店頭試飲中のヨ・ノ・プエド・マス 10の上キュヴェであるナヴィス10の発酵が終わるのにすごーーく時間がかかってしまったため、それに合わせて他のワインもリリースが遅くなってしまったのだそうです。
白に比べて赤は比較的すんなり発酵が進むイメージなので、よっぽどポテンシャルが高かったのでしょうか?(ウチも少量入荷予定です!)
このような自然派の造り手さんたちは、ほとんど発酵をコントロールしたりはしません。本当なら早く終わらせたいでしょうが、じっと終わるの待ちます。
一方大量にワイン造る「工場」では、スケジュール通りに発酵が進まないと困ってしまうので、予定通りに進むようコントロールします。
今頃ボージョレのあの生産者のところでは・・・・・。
日本だけでも国中のスーパーに供給するんですから(コンビニも?)、何本造っているのか考えただけで気が遠くなります。(あそこは主に出来上がったワインを買ってきてブレンド、ボトリングをするんだと思いますが。)
日本にスーパーは何万軒ってありますよね。そこが100本ずつ仕入れたとしたら・・・。
壮大なビジネスですね!!
さて、皆さんこれな何の絵に見えますか?
この絵はマス・ダガリの全部のラベルについているマーク的なもの。
前もお話ししたような気がするのですが、私はどうしてもとんがり帽子をかぶったネズミ的な小動物が魔法のホウキに載っているところに見えてしまうのです。。。
答えは、馬が十字架をなぞっている(?)ところなんですよね。
今回もこの絵は何の絵だっけ?確か馬に関係していたような・・・と考えながら5分くらい見つめて、やっとそのイメージが見えてきました。
頭がますます固くなっているってことでしょうか・・・・。Σ(゚д゚lll)
今週の店頭試飲ワインはコチラです!!
ル・マス・ダガリ・ル・グラン・カレ 11 白 (左)
産地:フランス/ラングドック
品種:テレット50%、シュナン・ブラン30%、クレレット15%、ロール5% 有機栽培
ワイン名「ル・グラン・カレ」は区画名で、造り手リオネルさんの祖父が最も大切にしていた区画なんだそうです!
また、2010 年はシュナンブラン、クレレット、ロールのアッサンブラージュでしたが、2011 年は新たにテレットが 50%加わり、テレット主体のワインとなっています!
テレットは晩熟型の土着品種で酸もしっかりとあり、熟してもアルコール度数が極端に上がることはないので、南の白ワイン用ブドウ品種にはとても適しているとのこと。
ちなみに収穫日は8月17日、テレットは9月15日。本当に晩熟なんですね!
SO2は無添加。
輝きのあるレモンイエロー。
熟したレモン、洋ナシ、バナナ、パイナップル、マンゴー、ハーブ、ミネラルなどの良く熟したトロピカルフルーツのリッチな香り。
口に含むと、豊かなミネラルを持った凝縮感高い果実味が広がります。
熟したレモン、バナナ、パイナップル、洋梨などのフレッシュかつリッチな果実味。酸味は活き活きとフレッシュで、ミネラルと酸味がリッチな果実味とよくバランスしています。
酵母やハーブのニュアンスもあり、苦味がアクセント。トロッと重みを感じる舌触りでゴージャスかつ雑味なくキレイな仕上がり。アタックのしっかりした果実の味わいから、ミネラルウォーターのようなスッキリとした余韻へ活き活きと味わいが変化。余韻はミネラルが残ります。
トロピカルフルーツの果実味持った南仏白!その華やかな果実味支えるミネラルが良い仕事しています!!
白ワインのイメージって基本はレモンやグレープフルーツ、リンゴなど味わいですが、これはバナナやマンゴー、パイナップル!楽しいですね!
オリーブオイル系のお料理にはこういうワインが絶対合うと思います!!
マリアージュ: トマトのパスタ、渡り蟹のパスタ、ニース風サラダ、ムール貝のワイン蒸し、魚介のフリット、ブイヤベース、ラタトゥイユ
詳しくはコチラから!
ル・マス・ダガリ・ヨ・ノ・プエド・マス 10 赤 (右)
産地:フランス/ルーション
品種:カリニャン60%、シラー30%、ムールヴェードル10%有機栽培
リオネル自身が今までつくったヨノ・プエド・マスの中で最もバランスがとれていると語る2010年!
瓶詰めから1 年半カーブで寝かせて出荷されました。
「ヨ・ノ・プエド・マス」はオック語で「これ以上できない!」という意味で、VdF(テーブルワイン)に格下された事を皮肉って付けた名前だそうな。
不透明な濃い赤紫。
ピーチネクター、プルーン、ドライプルーン、カシス、カカオ、コーヒー、スパイス、ミネラルなどの濃密かつ妖艶な香り。
口に含むと、スパイシーで力強い果実味が広がります。
桃、カシス、ドライプルーン、ドライフィグなどの凝縮感溢れる果実味。口当たりの良い酸味は十分にあり、滑らかで豊かなタンニンがワインの質さの高さを示しています。
ミネラルが凝縮感高い果実味をクールダウンし、スパイス、ハーブ、コーヒー、コーヒーリキュールなどのニュアンスがワインに複雑さを与えています。ピーチネクターのような香りが口の中にも広がり個性的な演出となっています。余韻は長く力強い。
色んな味わいが詰まった複雑でゴージャスな味わい!
滑らかなタンニンやミネラルなど各要素にしっかりと非常に「上質さ」を感じるクラッシーな構成を持ったワインです!
カリニャンってたまにこういう風に桃の香りや味わいがすることがありますね。桃と言えば普通は白ワインの要素なのですが!
マリアージュ: カスレ、スペアリブ、ステーキ、ラムの香草焼き、ラムのクスクス、煮豚、牛肉のワイン煮込み、鴨のグリル
詳しくはコチラから!