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7/27(土) 有機農業勉強会 + 一品持ち寄りワイン会レポ! その1

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7/27(土)印西市 三自楽農園 の加藤さまをお招きして


有機農業勉強会 『”安くて””美味しい”有機野菜栽培の取り組み』

+一品持ち寄りワイン会!!

を開催しました!

加藤さまはお忙しい中、快く講師を引き受けてくださり、さらにはお土産の採れたてキュウリまでご用意していただき、本当に本当にありがとうございました!!
また、たくさんの皆様にご参加いただき、こちらも本当にありがとうございました。


 お話しの中で特に興味深かった点を何点かご紹介したいと思います。当日は家庭菜園をやっていらっしゃる方もご参加いただいていて、とても参考になったのではないかと思います。





有機栽培の野菜は慣行農業の野菜より高価で、時には虫に食われていたりする。加藤さんはこういうイメージに疑問がおありになるそうです。ご自身もたくさん虫に食われた野菜を見ても美味しそうとは思わないとおっしゃっていました。


実は本当に良い野菜には虫さえもつかないのだそうです。


手間暇かけて野菜を作れば虫のつかない野菜ができる。重要なことの一つは土作り。安易に牛糞や鶏糞などの家畜糞の有機肥料を大量に使用しない。未熟な家畜糞の肥料を用いると問題となっている硝酸態窒素が増える要因になるのではないか。また、こういった肥料を用いると虫の発生量が増えるように感じている。有機栽培の野菜が高くなるのは、土つくりが難しくちゃんとした野菜を作るまでに時間が掛かることも要因のひとつだと思う。


とおっしゃっていました。


家畜糞は肥料成分は高いが入れ続けると味が落ち、虫が発生するようになると感じている。そこで、できるだけ自然に近い状態になるように、植物系の緑肥を用いるようにしている。一般の農家は草をひどく嫌がる。特にすぎなは除草剤が効かないので嫌がる。自分はできるだけ草を生やし、栽培の終わった野菜もしばらく置いて枯らしてから土に鋤き込むようにしている。生のまま鋤き込むと腐敗してしまうのでそれは避ける。必要に応じては多少の肥料を用いながら、この緑肥を主体にしたら虫が減った。


なるほど。
確かに自然界には一か所に牛や鶏がそんなにたくさんの糞をブリブリしてるって状況はないですものね。少し狂牛病に通じる感じがします。乳が良く出るようにと、何も知らないまま同族の肉や骨を食べさせられた牛から発生した病気でした。そこまではないにしろ、人間のエゴによって生まれた自然の摂理やバランスに反した歪な環境はそこで出来る作物に影響を与えるのでしょう。




また、虫の付き方は撒く時期、つまり旬に深く関係があるそうです。加藤さんのこんな経験をお話ししてくださいました。収穫を途切れなくするために、1種類の作物を一定の時間を置いて何回か種を撒くのですが、


ある時最初に撒いたかぶがアブラムシにひどくやられた。当然隣に撒いた2作目のかぶにもアブラムシがつくと思ってたら移らなかった。なぜこうなったかは、1作目の撒く時期が早すぎたためだと考えている。旬を守って、適正な時期に種を撒き栽培をすれば、自然と虫もつかないと感じる。


とのこと。
ほほーー。適正な時期に撒けば隣に植わっていてもアブラムシがつかないとは!!不思議ですね。これが旬なのですね。ひょっとしたら、こういう風に旬に従って適正に栽培すれば虫に悩まされることもない野菜の品種が淘汰されて残っているということなのかもと思いました。ワイン用のブドウと一緒で、きっと何千年という農耕の歴史の中で様々な野菜が栽培され、あるものは現代まで受け継がれ、あるものはもう二度と栽培されることはなく消えていってしまったのかもしれませんね。もちろん美味しさも重要なファクターだと思いますが、栽培のし易さもファクターになると思うんですよね。


結局は

旬を守り、土を作る

ことが大切。これらに加えて、いかに畑に気を配り細かい気遣いを続けられるかというのも大事なこととおっしゃっていました。そういう気遣いの積み重ねが、野菜の出来に出てくるそうです。そして最終的には 野菜の質は「作り手」によるとおっしゃっていました。


ワインと同じにしてしまうのはいけないかもしれませんが、ワインも行きつくところは作り手。産地や品種からではワインのクオリティは推し量ることはできません。結局はそれぞれの作り手の意識の高さと情熱なのです。

そういえば、ワインの生産者さん達も毎日畑に出てブドウと会話するんだ!なんて話をしてらっしゃいましたね!加藤さんのおっしゃる気遣いの積み重ねも、表現は違えど同じことなんではないでしょうか。



ただ、ワインと違って現在の日本の仕組みの中では信頼できる農家さんと出会い、その野菜を継続して手に入れるというのは、なかなかハードルが高いと言わざるを得ません。

この千葉NTの良いところは、加藤さんを始めこういう素晴らしい農家さんが近くにいらっしゃることなんです。

運賃がバカ高いことで有名な北総線ですが(><)、各駅では近所の有機栽培やそれに準ずるような農家さんが野菜の直販をしていらっしゃいます。都会の人、羨ましいでしょー!!ちなみに加藤さの野菜は千葉NY中央駅での直売、千葉NT中央のカスミスーパーで手に入れることができます。宅配も行っていらっしゃるそうですが、現在は満員のため新規は受け付けていらっしゃらないとのことでした。

こちらが三自楽農園 さんの直売所のご案内です。
http://sanshiraku.life.coocan.jp/shop.html


ワイン会の様子は次回に続く!!





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今週の店頭試飲: ダニエーレ・ポルティナーリ・ピエトロ・ビアンコ 09 白 と ジェレミー・クアスターナ・ブエナ・オンダ 12 ロゼ微泡

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*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*



昨日の 【  有機農業勉強会 + 一品持ち寄りワイン会 】 にご参加くださった皆様、誠にありがとうございました!!楽しんでいただけましたでしょうか??

また、お忙しい中講師を努めてくださいました三自楽農園の加藤さま、本当にありがとうございました!!

また、お土産にきゅうりまでご用意していただいてしまって、大感謝です!でも、きゅうりが本当に美味しんですよね!!スーパーで売ってるのとは味の力強さが違います!!


とても興味深いお話しをお伺いすることができましたので、勉強会およびワイン会のレポートは後日別途させていただきます!



先日の記事に続いてこんな記事が・・。


さらに続いてこんな記事が。


Burgundy to revisit anti-hail measures
http://www.decanter.com/news/wine-news/584195/burgundy-to-revisit-anti-hail-measures

度重なる雹の被害の対策として、雲にドライアイスやヨウ化銀を散布して嵐を弱め、雹が降るのを防ぐという方法も検討しているそうです。

自分たちの手で雲にヨウ化銀のロケットを打ち込む計画をしている生産者もいるとか。


さてさて、こうなってくると難しい問題になってくるような気がします。

随分昔にボルドーの有名生産者がその年は雨が多かったため、これ以上土が水分を含んで結果的にブドウが水っぽくなってしまうのを防ぐために、ブドウ(地面だったかも・・・)に雨避けの覆いを掛けて大きな問題になりました。

その時はAOCの規準に反するということでヴァン・ド・ターブルでのリリースになったように記憶しています。

でもそうすると、ブドウにシートを掛けるのはダメで雲に薬を撒くのはOKなのでしょうか??

なんとなくうーんな感じ。さらに、雲に薬を撒けばそれを望む人、望まない人、付近の生産者にすべてに影響がでますよね。

根本にあるのはブドウ栽培において、自然に対してこういう人工的なことをしてはいいのか?という倫理的問題じゃないかと思います。

そうすると、じゃあ補糖は?補酸は?逆浸透膜は?とかいう話しになってきますよね。(自然派生産者さんはしませんが)

どこで線引きをするか?難しい問題です。


でも、今回の件は当事者の皆さんは本当に背に腹は代えられない苦しい状況だということは容易に察することができます。だから私がこんなとこからグダグダ理屈並べてもなーーんのためにもならないと思いますのでここでやめときます!



今週の店頭試飲はコチラです!!




 ダニエーレ・ポルティナーリ・ピエトロ・ビアンコ 09 白 (左)
 
産地:イタリア/ヴェネト
品種:  ピノ・ビアンコ タイ・イタリコ 有機栽培

もう一人のダニエーレと同じくこのダニエーレ・ポルティナーリもラ・ビアンカーラのアンジョリーノ・マウレの影響を受け自らワインを造り始めた生産者です。

品種は違いますが、それでもラ・ビアンカーラ・スタイルを感じる白です!

それから、先週に引き続きこのワインも「タイ・イタリコ(トカイ・イタリコ)」という珍しい品種を使用しています。ちょっと調べてみたのですが、残念ながら詳しい情報はわかりませんでした。(泣)


明るいレモンイエロー。
レモン、レモンキャンディ、グレープフルーツ、洋梨、ハーブ、スパイスなどのボリュームを感じる香り。
口に含むと非常によく熟した果実味とキレの良い酸味を持ったが広がります。
レモン、レモンキャンディ、グレープフルーツ、洋梨などのよく熟した果実味。酸味は豊かで、ボリューム感ある果実味によくバランスしています酸味と共に全体を引き締めています。抜栓して時間が経つと蜂蜜のニュアンスが強くなり、やや果実の甘さを感じるようになります。海草、ミネラル、スパイスやハーブのニュアンスも感じられます。余韻は長く、旨みと酸味が後を引きます。

ボリューム感あるよく熟した果実味をしっかりコントロールする骨のある酸味!

そのお蔭でよく熟した味わいですが決して重くならず爽やかに飲むことができます!!

このキレの良い酸味のお蔭でキリッと冷やせば爽やかに、温度を上げるとチビチビ飲めるリッチな味わいと色々楽しめます!

マリアージュ: カプレーゼ、トマトのパスタ、アクアパッツァ、生春巻き、蒸し鶏のエスニック風サラダ、中華風サラダ、水餃子
 
詳しくはコチラから!



ジェレミー・クアスターナ・ブエナ・オンダ 12 ロゼ微泡 (右)

産地:フランス/ロワール 
品種:ガメイ 100% 有機栽培


ジェレミー・クアスターナ、1986 年8 月20 日生まれのもうすぐ27 歳。2010年がファーストリリースという若き生産者さんのロゼ・ペティアン!

うちは2012はほとんど甘さのない辛口です。色も赤ワイン?って思うくらい濃いですね!

樹齢20年のガメイで造られるこのキュヴェはもともと低収量で造られていましたが、この2012年は特に低収量でなんと10hl/ha!!でした。春の冷害が原因で花振るいが起こったためです。(花がうまく結実しなかったため)

そのため生産量も少なく日本への入荷はわずか300本だそうです。


赤みの強い濃いピンク色。泡は中程度。
イチゴ、スモモ、赤い花、ハーブなどのフレッシュな香り。
口に含むと全くドライなスッキリとした味わいが広がります。
イチゴ、スモモ、バラなどのフレッシュな果実味。酸味も豊かで、ロゼとしてはタンニンをしっかり感じます。余韻もすっきり。

夏にピッタリのさっぱり辛口なロゼペティアン!!

赤かと思うほど色が濃くタンニンもあります。良い意味でシンプルで素直なのでキューンと冷やして飲んじゃってください!

ナチュラルなさっぱり感がグッド!

マリアージュ:焼き鳥、BBQ、ラタトゥイユ、鶏の唐揚げ、酢豚、冷やし中華、トマトのパスタ

詳しくはコチラから!!






雹・・・・

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OMG.............


デキャンター.comより

Cote de Beaune vineyards hit hard by violent storms
http://www.decanter.com/news/wine-news/584192/cote-de-beaune-vineyards-hit-hard-by-violent-storms

ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)によれば、火曜(7/23)の遅くブルゴーニュで二つの激しい嵐が衝突し、コート・ド・ボーヌの畑に甚大な被害をもたらした。

雹がブドウの皮を破り、種が畑に飛び散り、強い風が葉を引き裂いた。同時に大雨と洪水がベト病とうどん粉病のリスクを高めている、とドメーヌ・ユベール・ヴェルドローのティエボー・ユベールは語る。


続きは下の続きを読むをクリックしてください!!


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7/27(土) 有機農業勉強会

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今週の土曜なんて直前のお知らせで申し訳ありません。。

7/27(土)18:00~ 地元印西市で有機栽培で野菜を作っていらっしゃる三自楽農園 の加藤さまをお招きして有機農業勉強会を開催します。その後19:00~は農家さんを交えての一品持ち寄りワイン会突入します。

一品持ち寄りワイン会は満員になってしまいましたが、18~19時の有機栽培についてのお話しを聞く勉強会は定員はございませんので、是非ご興味のある方はご参加ください。

お申込みは必要ありません。当日18時に弊店までお越しくださいませ。


以下イベントの概要です。


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印西市 三自楽農園 の加藤さまをお招きして


有機農業勉強会 『”安くて””美味しい”有機野菜栽培の取り組み』

+一品持ち寄りワイン会!!


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ナチュラルブームが広がる昨今皆さんも興味津々な

【 有機栽培 】

についての実際に有機農業を行っていらっしゃる生産者さんの貴重な現場でのお話を伺いましょう!!

今回は二部構成のイベントにしたいと思います。


■開催日:7月27日(土)

≪第一部≫ 18:00~19:00 *定員はございません。当日18時にご来店ください

印西市 三自楽農園 の加藤さまのお話を伺います。定員は特にありません。


『”安くて””美味しい”有機野菜栽培の取り組み』

【有機野菜はおいしいの(健康に良いの)?】

 ・健康に良いって本当
 ・体に悪い有機野菜
 ・虫食い野菜

【有機野菜は高いの?】

 ・良い野菜ができるまで
 ・病害虫リスク
 ・連作/大量栽培

【有機栽培って何が違うの?】

 ・実は有機栽培は農薬や化成肥料を使ってもOK
 ・無農薬栽培や自然栽培、そして慣行栽培とは

【有機栽培は難しいの?】

 ・虫や病気の対処法
 ・草の対処法

など。(お話の内容はあくまで予定です)


≪第二部≫ 19:00~21:00  *お蔭さまで満員になりました!!

加藤さまにもご参加いただきいつもの一品持ち寄りワイン会を開催します。

ワインと料理を美味しくいただきながら加藤さんを囲んでさらに深い意見交換を!!8種類のワインをお召し上がりいただく予定です!

■ 費用: 2,500円前後(ワイン代実費)
■ 定員 20名
■ 場所:グルナッシュ店舗



三自楽農園さんのHP:
http://sanshiraku.life.coocan.jp/

三自楽農園さんのブログ:
http://sanshiraku.cocolog-nifty.com/blog/







おーびゅん

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ロイヤル・ベイビーでご誕生おめでとうございます!! 

ダイアナ妃がリアルお姫様だった世代であるオバサンとしては感慨深いです。

でもこんな皇太子って楽しくて良いですね!育休も取られたらしいですし!


ウィリアム王子、パブの客と祝杯
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20130724-OYT8T00510.htm

 


さて、今週ご紹介中のクロ・デ・ムールのロゼ、プティ・メスクランのブドウ仕様品種は、

サンソー、グルナッシュ、オービュン、テンプラニーリョ、ムールヴェードル

だそうです。
ええっ、テンプラニーリョ?って話しもあるんですが、でもまず オービュン って何ですか??と思い調べてみました。


ちゃんと英語のWikipediaにトピックがありました。

Aubun
http://en.wikipedia.org/wiki/Cinsaut

オービュンはそもそもはローヌ地方で栽培されていた赤ワイン用のブドウである。この品種は、生産性が高く肉厚で少々苦味のあるフィニッシュを持つワインができるところがカリニャンと似ている。19世紀にフィロキセラの大流行の初期には、オービュンはこの害虫にいくらか耐性が見られ、また綿毛状や粉状のうどん粉病にも強いとされていた。このブドウは発芽が遅く、春の霜の影響を受けない傾向があります。2000年時点でフランスでは1,400haの畑でオービュンが栽培されている。

オービュンは、畑で見ると非常に似ているためクノワーズと混同されることがよくあり、また古い畑ではオービュンとクノワーズは混植されていることもある。そのため、クノワーズはオービュンの別名とされることがあるが、本当のクノワーズはより品質の高いブドウであると考えられ、シャトーヌフ・デュ・パプの使用品種として認められる品種の一つである。

★オービュンの別名
 Carignan de Bedoin, Carignan de Bedouin, Carignan de Gigondas, Counoise, Guyene, Morescola, Motardie, Moustardier, Moustardier Noir, Moutardier, Quenoise

カリニャン・ド・ジゴンダスって面白い!



一方Winespectator.comにはこんな記事がありました。

Saving the Wine World's Unheralded Grapes
Hundreds of varieties face extinction; researchers work to protect and promote

http://www.winespectator.com/webfeature/show/id/48701

ワイン・モザイクと呼ばれる国際的なワイン専門家のグループが現在絶滅の危機に直面する何百ものブドウ品種を守ろうという活動しているそうです。

記事の中で、こういうマイナーな品種を株をストックしておくことが、天候の変動、ブドウの病気、消費者の嗜好の変化などに対応するのに役立つかもしれないというようなことが書いてあります。


確かに南仏では世界中で問題になっている温暖化による気候変動に対し、仕様品種の比率を変えて対応していこうという生産者もいらっしゃるみたいです。

南ローヌなら過熟し易いシラーをより暑い気候を好むムールヴェードルやカリニャンに変えたり、シラーより軽やかなサンソーを多く用いたりという感じです。

このワインがテンプラニーリョを使っているのも、ひょっとして暑さに強い品種としてスペインの品種を試しに植えてみたのかも。

そしてさらにこのオービュンのように、今では忘れ去られた品種がさらにそういう動きに加わってくるかもしれません。

でも、南ローヌはもともと品種をブレンドする文化があるところだから良いですが、単一品種でワインを造る伝統がある地域では、その手法は用いることはできません。

良くわかりませんが、あとは収穫量と収穫時期で調整していくのかな。大変だなぁ。


と言いつつも、今年は温暖化どころか寒さで生育が遅れて困っているわけですけどね。造り手の方々のご苦労を思うと、本当に頭が下がります。

少しは天気が回復してきたのかな?これから良い天気が続くと良いですね!!



オービュンを使ったワインに興味あるマイナー品種フェチの方はこちらをどうぞ!!



クロ・デ・ムール・プティ・メスクラン・ロゼ 12  ¥1,990 (税込)



 



今週の店頭試飲: クロ・デ・ムール・VDF プティ・メスクラン・ロゼ 12 ロゼ と カルディナーリ・グットゥルニオ・クラッシコ・スペリオーレ 11 赤

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*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*


今日もなかなか過ごし易い一日。夏中ずっとこんな日が続けばいいのになぁ・・・。



今日は The Music を聞いております。知らないうちに解散してた~~っ!うわーん。



The Music - Welcome to The North




The Music - Take The Long Road And Walk It

なんか急に(か良くわからないですが)坊主になってたりしたから、??って思ってたんですよね。


早くリアム(Beady Eye)のCDも買わないと~~!!




今週の店頭試飲ワインはコチラです!! 





クロ・デ・ムール・VDF プティ・メスクラン・ロゼ 12 ロゼ

産地:フランス/ローヌ
品種:サンソー、グルナッシュ、オービュン、テンプラニーリョ、ムールヴェードル 有機栽培

猛暑の盛りには<泡>も良いですがもちろん私の大好きな<ロゼ>も外せません!!

人気上昇中のクロ・デ・ムールが2012年に始めてリリースしたロゼがこちら!
(一緒に入ってきたシラー100%のキュヴェは某自然派有名レストランが買い占めたそうですよ)

チャーミングで爽やかで、まさに夏に飲みたいロゼ!!

サンソー、グルナッシュ、オービュン、テンプラニーリョ、ムールヴェードルから造られています。

このオービュンという品種は私も初めて耳にした品種ですが、今では稀な品種になってしまいましたが昔はこの辺りではよく見られたブドウだそうです。

生産量は僅か1,800本!!


明るいサーモンピンク。
イチゴ、イチゴジャム、黄桃、トマト、スパイス、ヨーグルトなどのフルーティな香り。
口に含むと活き活きとしたチャーミングな果実味が広がります。
イチゴ、イチゴジャム、黄桃、トマトなどのドライな果実味。酸味はフレッシュで豊か。タンニンはほとんど感じません。
凝縮感はしっかりあり、爽やかながらボリュームある味わい。微かにスパイシー。余韻はフレッシュでピュア。

これぞロゼ!というチャーミングでピュアな味わい!!

夏の青空の下で飲んだら最高です!!

クセもなくどんな方にも楽しんでいただけます。シンプルで肩の凝らない味わい!

マリアージュ: グリーンオリーブ、タブレ、ラタトゥイユ、カプレーゼ、ニース風サラダ、蒸し鶏のエスニック風サラダ、シェーブルチーズ

詳しくはコチラから!!




カルディナーリ・グットゥルニオ・クラッシコ・スペリオーレ 11 赤

産地:イタリア/エミリア=ロマーニャ
品種:バルベーラ、ボナルダ  有機栽培

このワイン、ものすごーーく好みです!!!私のエミリア=ロマーニャ大好きアンテナがブルブルと振れております!!!

力強くてタンニンも結構あるのですが、スルーっと体に染み込みます!


先日このカルディナーリの白、ソラータをご紹介しました。(お蔭さまで完売!)

マルヴァジアらしい香水のような華やかな香り漂うパワフルかつナチュラルな美味しいワインでした。

今週は同じくカルディナーリの赤をご紹介します。

「グットゥルニオ」という名前はイル・ヴェイなどでも見かけますが、素朴でカジュアルなワインというイメージでした。(田舎ワインは大好きなんですよ!悪口じゃありません!)

そんなグットゥルニオに 【クラッシコ・スペリオーレ】 なんて格付けがあったんですねー!!

グットゥルニオの場合は正確にどういう意味かわからないのですが、キャンティと同じ感じなら、クラッシコは優れたテロワールを持った地区に与えられる名前で、スペリオーレは熟成期間がより長いものに与えられるものです。平たく言うと、通常のものより高級ってことになります。

大した情報が載っていませんでしたが、WikiによればDOC Colli Piacentini Gutturnio classico superiore は 1984年制定で、仕様品種はバルベーラ : 55.0% - 70.0%、クロアティーナ : 30.0% - 45.0%だそうです。ボナルダはクロアティーナの別名です。

それにしてもグットゥルニオ・クラッシコ・スペリオーレなんてマニアックなワインが日本に入ってくる世の中になったのが嬉しいです!!

カシス、ダークチェリー、イチジク、プルーン、甘い赤い花の香り、たばこ、カカオ、スパイス、ミネラル、ヨーグルトなどのナチュラルで華やかな香り。
口に含むと豊かなタンニンとフレッシュな果実味の若々しくミルキーな味わいが広がります。
カシス、ダークチェリー、イチジク、プルーンなどの素晴らしくジューシーで肉厚な果実味。酸味はフレッシュで活き活きとして、豊かなタンニンは若々しく、しかし柔らかく口当たりも良いのでその若さを楽しめるスタイルです。微かにガスを含む、乳酸の風味も残っており、これらが一層フレッシュなキャラクターを盛り上げています。カカオ、チョコレート、土、タバコなどの要素もあり、若々しくありながらも複雑さも感じさせます。余韻はナチュラルでピュア。

うまいっっっ!!!ヤバイです!

ナチュラルさ、若々しさ、力強さ、ジューシーさが揃って、それが全部美味しい方向に作用しております!!

力強く濃厚ではありますが、それがすっと体に入って、飲んだ後はスッキリ!バランス良く上質さも感じられます!さすがクラッシコ・スペリオーレ!

マリアージュ: スペアリブ、ステーキ、ラムの香草グリル、ラムのクスクス、焼き肉、酢豚、ボロネーゼのパスタ、ラザニア、ピザ

詳しくはコチラから!!




Fait maison

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先生!こんなニュースを発見しました!!


<Franceニュースダイジェストより>

レストランに「自家製(Fait Maison)」ラベル
http://www.newsdigest.fr/newsfr/actualites/tabloid-news/5819-979.html

「レストラン評価としての「自家製(Fait maison)」ラベルの導入案が国民議会(下院)で6月27日可決した。このラベルは、新鮮な食材、かつ店内で化学薬品などを使用していない原材料から調理したものをサービスするレストランに与えられるもの。

手工業・商業・観光大臣によると、外食の際、新鮮な食材を使用しているのか、出来合いの冷凍食品などを利用してサービスしているのか、消費者から分かりにくい問題を目に見える形で表したいという。

条件に適合すれば、サービスされる皿ごとにラベルのカードが添えられることになる。

現在、少なくとも3分の1のレストランは加工された食品を使用しており、消費者の2人に1人はレストランの食材に疑問を抱いているというから、これで安心して外食ができるのでは?」


ほおおおお。さすがおフランス!!

でも消費者にとっては嬉しいけど、シェフさん達にとってはちょっと大変かもしれませんね。さてさて、どれだけ普及するでしょうか。



一方この法案が通った6月末、ロシアでもある法律が成立したのをご存知ですか?

その法律は

同性愛プロパガンダ禁止法

です。

日本ではあまり取り上げられていないような気がするのですが、そんなことないですか?

ロシアで「同性愛プロパガンダ」禁止法が成立
http://www.afpbb.com/article/politics/2953522/10982531

反プロパガンダ法の一部は、「非伝統的な性的状況を作ることを狙った」情報、または同性愛と異性愛の関係が「社会的に同等」であるという「歪んだ理解」を持たせる情報を、未成年者に広めた者に対し、最大5000 ルーブル(約1万5000円)の罰金を科すというもの。

その他にもより重い罰金もあるそうで、観光客などの旅行者も対象だそうです。



今どき 同性愛と異性愛の関係が社会的に同等であるという考えを、

「歪んだ理解」

と国家が言い切ってしまうのが全く信じられません。時代遅れというか、なんか怖いなぁ。

ロシアのお家芸であるバレエなんかどうするんでしょうね。男性のバレエダンサーには相当数の同性愛者がいそうなものですが。

プロパガンダしなければいいんでしょうか。

うーーーーーーーーん。




+ 本日からの無料店頭試飲ワインはこちらです!!

クロ・デ・ムール・プティ・メスクラン・ロゼ 12 ロゼ
♪ カルディナーリ・グットゥルニオ・クラッシコ・スペリオーレ 11 白

 ロゼはシンプル・イズ・ベストな感じの夏にピッタリのロゼ!!そしてカルディナーリ!!私のエミリア=ロマーニャ好きのアンテナがビンビンに反応しております!めっちゃ旨いです!!

皆さまのご来店お待ちしております! 





カワイイ♪

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この子達、かわいくないですか~~!!

スペインのオーガニックの生産者ロシャレルのロゼです!

赤は前から置いていたのですが、夏だしロゼも入れてみました!!このロゼはメルローとピノ・ノワール、シラーというちょっと不思議なブレンドなのですが、飲むと全然不思議さはなくて、ちょっと甘さが残るとってもチャーミングかつ素直な味わいなんですよ!! 

ラベルに描かれているヤギは、この畑で雑草を食べてくれるヤギをデザインしたもの。


先日生産者さんが来日された時にこの働くヤギさん達の生写真(笑)を見せていただきました。



ちょっっっっ!!

ヤギが多くないですか!!っていうか羊に見えるんですけどw

ヤギ(いや羊)をこうして放牧するのは7月までだそうです。それ以降だとブドウを食べてしまうから。(それまではまずいのでブドウは食べないそうです。)主に雑草、ちょっとブドウの葉っぱも食べるそうですが、日当たりがよくなるから良いんだとおっしゃってました。(ヤギ(いや羊)によるキャノピーマネージメントですね。)

でも、普通数頭されてる写真は見ますが、これは多いですよね。確か200頭とかおっしゃっていたようないないような・・・・。

ちなみにこのヤギ(いや羊)はレンタルだそうです。

そういえば先日FBでどこぞのインポーターさんがやはりレンタルヤギでお庭の雑草を処理していらした記憶。


ヤギ(いや羊)のお蔭で美味しく可愛くできたこのワイン、是非どうぞ!


ロシャレル・アマルテア・ロザート 12 ロゼ ¥1,690(税込)
http://www.grenache.co.jp/asp/cgi-bin/shop.php?forward=gds_inf&back_screen=gds_srh&stock_no=52D20101G5100010

ロシャレル・アマルテア・ティント 10 赤 ¥1,690(税込)
http://www.grenache.co.jp/asp/cgi-bin/shop.php?forward=gds_inf&back_screen=gds_srh&stock_no=52D20101G4B00004





偽プロセッコですと

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昨日と今日はちょっと涼しかったですね。朝からクーラーつけずにすみましたから。

昔は朝起きてすぐクーラーつけるなんてよっぽどのことだったのに、今ではそれが「普通」ですもんね。

日本はもうマジに熱帯宣言をした方がいいんじゃないかと思って調べてみたら、熱帯になるには最寒月の平均気温が19℃以上ないといけないそうで、それはちょっとハードルが高いですね。



さて、ここ1年くらいでしょうかプロセッコの人気が世界的に急上昇!!なんて記事をちょくちょく目にするようになりましたが、とうとう偽物まで出現したそうです。

Italian authorities crack down on 'fake' Prosecco
イタリア当局が偽プロセッコの厳しい取締りにのり出す

http://www.decanter.com/news/wine-news/584146/italian-authorities-crack-down-on-fake-prosecco 

偽物が問題になっているのは現地のバルでカラフや樽から販売されているものだそうですから、日本には入ってきてないっぽいですね。

でも、DOCプロセッコの少なくとも30%は偽物なんて生産者さんが言うくらいですから、問題はかなり深刻な模様・・・。だって30%ですよ。そしてそのバルで売られている偽物は、コーラのようにCO2を添加した質の悪いものなのだそうです。

問題のプロセッコがIGTからDOCに昇格したことに起因すると考える人もおり、IGT時代にはヘクタール当たり250hlの収量が認められていたのに対し、DOC施行後はそれが180hlに減少しました。

これでは採算が取れないと考えた生産者が不法に外からワイン輸入し、偽プロセッコとして販売しているのだそうです。

このような偽プロセッコを消費者に販売した人には2万ユーロ(約260万円)の罰金が課せられます。罰金が高い!!!でも、確かに作ってる本人を取り締まるよりは、これだけ罰金が高くして売ってくれるところを潰していった方が効率的なのかもしれません。

とにかくこういうのをちゃんと取り締まらないと、せっかく世界的な人気を確立しつつあるプロセッコの未来が危うくなってしまいますよね。



まぁそんな状態のようですから、一応日本でも信頼できるプロセッコを購入しましょう!ということですね。弊店のプロセッコはこちらです!!

暑い夏にピッタリのプロセッコ!!青リンゴの香り漂うそよ風のような爽やかな味わいです!!

カーサ・コステ・ピアーネ/プロセッコ・シュル・リー 11 白微泡
http://www.grenache.co.jp/asp/cgi-bin/shop.php?forward=gds_inf&stock_no=52D20101G4E00017BR>






今週の店頭試飲: リエッシュ・ クレマン・ダルザス 10 白泡 と ピエール・ユッセリオ・パノラマ 12 赤

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*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*



遠くからゴロゴロという音が聞こえてきました。近所の畑も水不足みたいだから、一雨くるといいですね。

って言ってる間に来ましたが、あまり雨に勢いがありませーーーん。


なんかすごく謎な記事を発見しました。

世界初、コーラ風味のワイン発売
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20130710-OYT8T00526.htm

世界初のコーラ風味のワイン「ルージュ・シュセット」が、フランスで発売された。・・・パッションフルーツ風味のロゼと白も商品化している。


ふうううううん。



キム・クロフォードが協力、ワイン風味ポップコーン
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20130710-OYT8T00506.htm

ワイン風味のポップコーンを、ニュージーランドのキム・クロフォードと提携した米国のメーカー、ポピュレンスが発売する。


ふうううううん。



商品開発への飽くなき探求心 という感じでしょうか。生まれては消えていく数限りない商品たち。存在の意味すら持たずに生まれてきてしまったあぶくのような商品たち。それが経済活動というものなら仕方ありません。そのお陰で私たちの生活は成り立っているのですから。

なんつって。




今週の店頭試飲ワインはこちらです!!




リエッシュ・ クレマン・ダルザス 10 白泡


産地:フランス/アルザス
品種: オーセロワ、シャルドネ、リースリング、ピノ・グリ 有機栽培


シュール!!!!

このラベルを見たら皆さんも絶対そう叫ぶはず!

だってお相撲さんが上半身裸で短パンはいて玉乗りしてるラベルなんですよ。(← 私的解釈ですが・・・)

味わいはとても爽やかで上品なクレマンなので、さらにラベルとの乖離が・・・・。ま、深くは考えるのを止めましょうね!

瓶内二次発酵には翌年2011年の収穫したての糖度の高いブドウ果汁をショ糖の代わりに用いています。


薄いレモンイエロー。泡はとてもきめ細かくムースのように広がります。
レモン、グレープフルーツ、リンゴ、イースト、ハーブ、ミネラルなどの爽やかな香り。
口に含むと非常にバランスの良いフレッシュな味わいが広がります。
レモン、グレープフルーツ、青リンゴなどの爽やかな果実味。酸味も程よく、フレッシュさにフォーカスされた全体的によくまとまったとてもバランスの良い構成です。
イーストの風味はそれほど強くなく、ミネラルやハーブのニュアンスが微かに感じられます。余韻はフレッシュ。

とても安定感のあるフレッシュですっきり爽やかな味わい!!

シャンパーニュ方式による上品さも持ち合わせた上質なクレマンです!

ラベルでひと遊びしてからお召し上がりください!(笑)

マリアージュ: ホタテのカルパッチョ、フルーツトマトのサラダ、カプレーゼ、アボガドのタルタル、サーモンフライ、冬瓜煮びたし、生春巻き

詳しくはコチラから!




ピエール・ユッセリオ・パノラマ 12 赤

産地:フランス/ローヌ
品種:メルロー60%、グルナッシュ35%、シラー5% 減農薬栽培

去年届いた2011のユッセリオ・パノラマは大大好評をいただきました。

2012のパノラマは2011ほどの力強さはないかもしれませんが、よく熟した円やかな味わいです。シャトーヌフ最高の造り手一人によって造られたというクオリティの高さをしっかり維持しています。

このワインは、シャトーヌフのアペラシオンのすぐ外側にあるローヌ川にほど近い昔川底だったという肥沃な土壌に植えられているメルローを主体に造られました。

南ローヌで最もメジャーな品種グルナッシュは痩せた土壌を好むので、肥沃な土壌に適しているメルローがそこに植えられているんですね!

透明な赤紫。
チェリー、プラム、カシス、赤い花、コーヒー、微かにシダーなどの非常に華やかで甘い香り。
口に含むと滑らかな舌触りのとてもよく熟した果実味が広がります。
チェリー、プラム、カシスなどの少し甘さを感じるくらいのよく熟した果実味。酸味はまろやかで中程度。タンニンも特に多くはありませんが、ながら非常に滑らかでシルキーな舌触り。
余韻にかけて、メルローらしさが顔を出してきます。余韻は予想以上に長く凝縮感の高さを感じます。


全体を通して柔らかくまろやかなスタイル!

そして、なんといってもとても華やかな甘美な香りに魅了されます!

凝縮感のしっかりあるまろやかな味わいは2012とは思えないほどよくまとまっており、クオリティの高さを感じるます!!

マリアージュ: ローストチキン、焼き肉、ローストビーフ、肉じゃが、チンジャオロース、鰻の蒲焼

詳しくはコチラから!