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iPadでワインリスト

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皆さんiPadとか使っていらっしゃいます?
 
こちらの記事によれば、アメリカで一番予約のとれない三ツ星レストランでワインリストがiPadで出てきたとのこと。
 

確かに、iPadならリストの更新も楽そうだし、見るほうも拡大縮小できるから便利かもしれませんねー。だってワインリストって字が小さくて見にくいもん!
 
賢い、賢い!!
 
でも、アメリカだからOKなのでしょうか?フランスだったらどうかなー。モダンな内装の三ツ星なら結構似合っててOKな気がする。
 
 
最近人のものなのですがAirMac+Lionを使っていて、その速さと使い勝手の良さに恐れ入っております。
 
Mac派の友人には

「いいの、ここまできたら私はWindowsと一生添い遂げるから!!」

と女の操を宣言していた私ですが、ちょっと揺らいでいます。
 


つぎは、Macにしちゃおうかなー。えへへー。
 
 



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教えて、池上彰?

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教えて、池上彰!!


えっと、そんなタイトルじゃありませんでしたっけ??



昨日は、なんだか思わせぶりなことを書いてすみません。別に大したことじゃないんですよ。


最近、お店でたまに聞かれるようになったのが、「こんだけ円高、ユーロ安なのに、なぜワインの値段は安くならないの?」 という質問。

そうですよね、普通 なぜ?って思いますよね。私だって思うもん。


前からよく言われるお話しは、インポーターさんは、円高だからワインの値段を下げるのは簡単だけれど、円安だからと言ってワインの値段を上げるのは非常に難しいんです、というもの。実際に円安時に値段を上げないで我慢した分を、円高時に収支を合わせるという戦略をとっているらしいです。

なるほど、これは一理あるお話しなので、というか自分も納得できるので、お客様に聞かれた時はずっとそのようにお話してきました。


でも最近、もう円高、円高って言い始めてずいぶん長いんですけどー  と思うようになってきました。なので、ちょっととあるインポーターさんに聞いてみました。

曰く、日本はちょっと前までデフレスパイラルとか言われてましたが(今も?)、実はヨーロッパではずっとインフレが続いているんだそうです。(物の値段がずっと上がっている) ガス料金は倍になってるし、ボトルも値段もかなり上がっていて、実はワイン自体の価格も結構上がっているんですって。だから、日本が円高だからこそ、ワインの値段が変わらず据え置きにできてる部分もあるそうなんです。

へー、そうなんだ。


と思うかは否かは皆さん次第ですが  、やっぱり皆が思う疑問には何か提示した方がいいかなと思って記事にしてみました。

だって黙ってたら、なんか怪しいことしてるみたいですもんね!! また、インポーターさんに会ったら聞いてみようっと!



そういえば、遠い昔に商学部とかいうところを卒業したはずなのに、ケ イ ザ イ と言うものにとーーーーんと暗い残念な私。 こんなページもありましたが、全然わかりましぇーん。

ご参考までに

http://ecodb.net/country/FR/imf_inflation.html



[世] インフレ率の推移(1980~2011年)の比較(フランス、日本)


[世] 消費者物価指数の推移(1980~2011年)の比較(フランス、日本)



これってどうなんでしょうか?教えて、池上彰~!!


そして、今後ともワインをよろしくお願いいたします!!!ワインの季節ですからね!! 




PS. こんなページもありました。

世界のビッグマック価格ランキング
http://ecodb.net/ranking/bigmac_index.html

ビッグマック食べるなら、香港かインドに行けってこと?みんな物は同じなのかな?インドって牛肉食べないんじゃなかったっけ?






始めました~♪

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最近、「○○ 始めました。」 というフレーズを聞くと、脳内でギターを持って大声で歌うお兄さんの姿が再生されてしまいます・・・・。


グルナッシュも始めました。

201109 beaujolais nouveau

ボジョレーヌーヴォー 始めました~~♪ ♪


いや、始まるのは11/17(木)以降なんですけどね!今は予約だけです!

是非是非是非ご検討くださいませ!!  



今日は、とあるインポーターさんに、気になっていたことを質問してみました。きっと皆さんも気になっていることだと思います。遅くなっちゃったので、明日記事にしようかなと思います。

でも、記事にしていいのかなとも悩み中ともいう。

うーーん、でも気になるよね!






今週の店頭試飲: クリスチャン・ビネール・オーセロワ・ヒンターベルグ・ノン・フィルター 05 白 と ラ・ソルガ・コルビエール 09 赤

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*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*



昨日は、夜予定があってブログ書かずにバックレました。ごめんなさい。ペコリ。


本日店頭試飲の1本は大好きなクリスチャン・ビネールのワインです。ビネールのワインって裏貼りにいっぱい色々と書いてあります。

こんな風に。


週末試飲110925_2


フランス語できないのが悲しいですが、でもなんとなーくわかるといえばわかるかも。ちゃんと、このオーセロワ・ヒンターベルグの説明が書いてあります。

ビネールのワインは、どのワインも裏貼りにそれぞれワインの解説がしっかり書いてありますね。畑の説明、醸造や熟成方法、最適な供出温度まで。ひょっとしたらヴィンテージごとに変えてるかも。

こういうところからも、生産者さんの情熱って伝わってきます!! 
末端の消費者の皆さん一人一人に自分のワインのことを少しでも「 伝えたい! 」という思いがおありになるんでしょうね!!

さすが、クリスチャン・ビネール!!  






今週の店頭試飲ワインはコチラです!!


週末試飲110925_1

↑ 今週は洗練と素朴の対比が非常に素晴らしい取り合わせ!!


クリスチャン・ビネール・オーセロワ・ヒンターベルグ・ノン・フィルター 05 白 (左)

2008年夏、ビネールを訪問した時にすごーーく感動したのが

オーセロワ・ヒンターベルグ・ノン・フィルター 03

でした。

普通、リースリングとかピノ・グリとかゲヴュルツとかが、アルザスでは、まぁ高級なというか、人気の品種なんですよね。

オーセロワ、つまりピノ・オーセロワは、≒(ニアリーイコール)ピノ・ブランな品種でピノ・ブランとして販売することも認められています。

そして、ピノ・ブランは、アルザスの中ではカジュアルな品種と言える位置づけ。それが滅茶苦茶美味しかったんですよね!!!

クリスチャン・ビネールの奥様のオードリーさんが調べてくださったのですが、残念ながらオーセロワ・ヒンターベルグ・ノン・フィルター 03はコスモジュン(ビネールを扱う日本のインポーターさん)へはいっていないとのこと。

くすん・・と思っていたら、2005年が入ってました!!しかも去年入荷してたみたいですが、私ったら全然気付かないでいたみたいです!

ピノ・オーセロワとしては、ボチボチ良いお値段かもしれませんが、オーセロワという先入観を捨てて飲んでいただきたいワインです!!それに2005年だし!!

ヒンターベルグの畑は、特級畑ヴィネック・シュロスベルクの延長にあり、同じ様な表土に砂を持つ花崗岩土壌です。ピノ・オーセロワの古樹から造られました

輝きのあるやや緑がかったレモンイエロー。かなり若々しい色合いです。澱が結構あります。
リンゴ、洋梨、白桃、ミネラル、微かにハチミツや白コショウなどのほんのり甘さを感じる洗練された香り。口に含むと凝縮感の高い非常にリッチな果実味が広がります。
リンゴ、洋梨、白桃、リンゴの蜜などの良く熟した果実味。微かに残糖があります。酸味は豊かでバランスよい。豊富なミネラルは、果実味とよく溶け合って一体感ある味わいを造っています。トロッとするテクスチャをもった果実の凝縮感の高さがアタックから余韻まで非常に印象的。紅茶やスパイスのニュアンスも。余韻はピュアで比較的ドライ。

さすが2005年!素晴らしい凝縮感! 

ピノ・オーセロワとは一瞬思えない非常に力強くリッチで洗練されたオーセロワ。

お料理とあわせなくても、このワインだけで大満足を味わえる色々詰った1本です!!

マリアージュ: チーズ、ベッコフ、シュークルート、キッシュ、ホタテの中華風炒め、春巻き、香菜のサラダ

詳しくはコチラから!





ラ・ソルガ・コルビエール 09 赤 (右)

産地:フランス/ラングドック
品種:カリニャン 90%  グルナッシュ10% 有機栽培


なんと!!

樹齢110年!!

というカリニャンの古樹から造られたワイン!!

さらに収量は

10hl/ha

というんですから、もの凄いワインです!! 

 (収量は畑の密植度によって変化するので、密植度が判らない限り、あまりあてになる数字ではありませんが、それでも10hl/haはす、す、すごいです!!)

アントニー・トルテュルは、弱冠25歳でネゴシアン「ラ・ソルガ」を立ち上げ、南仏各地のビオブドウ栽培農家からブドウを買い上げ、29もの異なるキュヴェを醸造しています。

注目の若手だと思います!!!

醸造は除梗せず発酵、古樽で12 ヶ月間熟成。酸化防止剤無添加、無清澄・無濾過でボトリングしました。


濃い不透明な紫色。
ブドウ、ダークチェリー、カシス、チェリージャム、干イチジク、ドライプルーン、バラ、ハーブ、スパイス、漢方、ミネラル、コーヒー、樽なのどナチュラルで甘い豊かな香り。
口に含むと濃厚でブドウジュースのような、同時に爽やかさも感じる味わいが広がります。
ブドウ、ダークチェリー、カシス、干イチジク、ドライプルーン、などの素直で非常に良く熟した果実味。酸味は中程度で、濃厚な味わいにフレッシュさを与えています。豊かなタンニンは素朴で少し垢抜けない印象ですが、ざらつくことはありません。ミネラルもあり、特に余韻にかけて強く感じられます。
非常に凝縮感が高く、ブドウのエキスがぎっしり詰っている味わい。スパイシーさに加え、コーヒー、樽などの要素もあります。余韻は力強く、しかしキレイに消えていきます。

さすが樹齢110年のエキス!!!濃厚かつ素朴なブドウそのものの味わい。 

濃厚ですが、するっと消えていく余韻のお陰で、重たいとは感じません。

カリニャンの素朴な果実味が、秋らしくてとっても良いです!うん、秋味です!

マリアージュ: 豚のスペアリブ、豚の香草焼き、羊のクスクス、牛の串焼き、ステーキ、チーズ

詳しくはコチラから!







両方あるらしい・・・・っす

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お手頃白ワインの中では、ただ今絶賛イチオシ中!!のラ・ビアンカーラのイ・マシエリ10白 

ワインのご紹介をしながら、何気に裏貼りを見ていたら酸化防止剤無添加(non contiene solfiti)と書いてありました! 

i masieri10

あれれ、イ・マシエリも無添加になったんだ?と思ってインポーターさんにお聞きしたところ、

「アンジョリーノは、マシエリ2010の1回目のボトリングの時(つまりいくつかあるタンクのひとつをボトリングしようとした時)、ワインが非常に安定していると考え、SO2無添加でボトリングすることにしたらしいです。ですが2回目以降のロットは若干入れているみたいですね。
今回入荷分も、1回目と2回目のロットがごちゃ混ぜだったので、分けて出荷することをあきらめました・・・。味わい的には大差がないと思われます。」

とのご回答をいただきました。

なるほど!!
ビアンカーラ・イ・マシエリ10はSO2添加バージョンと、無添加バージョンの2種類が市場に出回ってるわけですね。

ウチに来たのは、どうも皆無添加バージョンのようですが、運良く両方見つけた人は、飲み比べてみたら面白いかもですね!!


とか言っても、実際は味が違っても、SO2添加による味わいの差というよりは、タンク違いによる差というほうが破格に大きい気がしますが!!






 

にゃー

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気がつけば、こんな時間・・・・

今日もネタでごまかしておくことにしましょう。  



でも、ここ数日 仕事の合間にリピートして癒されております。

お店で一人でパソコン見て爆笑してたら、この動画を見ているところで間違いアリマセンっ!




怒ってた猫が急に話しかけて来たけど、ネコ語だからわからない、コメ付


うんうん、おばちゃんが らんらんるーの25周年を記念してあげるね。





台風 キターーーー

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や、やばい・・・

帰りそびれたかも・・・

ダッシュで帰るか、お店で静まるまで待つか悩む・・・



でも、こんな風の中運転するの怖いけど、帰ることにする!!!!


ということで、


大変申し訳ございませんが、本日は17時にて閉店させていただきます。




 

今週の店頭試飲: ノエラ・モランタン・テール・ブランシュ 09 白 と シリル・アロンソ・PUR・クォーツ・エ・サーブル 09 赤

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大変申し訳ございませんが、明日 9月19日(月) は都合により臨時休業させていただきます。お客様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。
その替わりに9月20日(火)は営業いたします。



*----* お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*



姉さん 、事件です。  の方も大変なことになってるようですが  (今朝 サンデージャポンで見た)、本当に今朝事件があったんです!!

朝ご飯を作ろうとキッチンに行ったら、何か変な音がするんです。ブーーーンっていう・・・。これは、何の音??ひょっとしてこれは虫の羽音?のわりには結構大きくない??

などと不思議に思いながら、勝手口のドアをあけてみると・・・・

ひーーーーっ   

大量の蜂が、ウチの換気扇の吹き出し口にむらがっているじゃないですか!!! 

「た、た、た、た、た、た、大変!大変!大変!」

旦那さまをたたき起こして対策を練りました。結局、換気扇をONにして、下から蚊取り線香の煙を換気扇に流してみることに。風と煙のW攻撃です。

すると、しばらくしたらいなくなったんです。あーよかった。そう思って換気扇をと止めたら、今度は壁に巨大な蜂の集合体が出現!!

いやーーーーっ   

今度は蚊取り線香もドーンと増量して、換気扇を回しました。そしたら、またいなくなったんですけど、ひょっとしたら帰ったらまた集まってるかも・・・。


常日頃から「虫に優しいツダちゃん  (※但しゴキブリを除く)」を自負している私ですが、やっぱり蜂は怖かったです。蜂は色々大切なお仕事してくれてるとは頭でわかってはいるんですが、蜂さんごめんね。



今週の店頭試飲ワインはコチラです!!


週末試飲110918_1


ノエラ・モランタン・テール・ブランシュ 09 白 (左)

産地:フランス/ロワール 
品種:シャルドネ 100% 有機栽培

ついつい「モランタン」を「ロモランタン」って言ってしまいます。彼女はロモランタン(ロワール土着の品種)は、造ってないんでしょうか?

モランタンのロモランタン

いい感じですよね!!

新井順子さんのワインファンの方なら、彼女の名前はよくご存知のはず。ドメーヌ・ボワルキャで栽培醸造責任者として働いていたノエラさんが、独立後立ち上げたドメーヌです。

もう一つのポイントは、クロ・ロッシュ・ブランシュのテール・ブランシュの畑から造られてるということ。クロ・ロッシュ~のテール・ブランシュを飲まれたことのある方は、比較してみると面白いと思います。


輝きのある薄いレモンイエロー。
レモン、リンゴ、青リンゴ、ハチミツ、白い花、ミネラル、微かにオークとスパイスのニュアンスを持った甘く優しい香り。
口に含むと甘さの残る活き活きとフルーティな味わいが広がります。
レモン、リンゴ、グレープフルーツなどの果実味。残糖があります。酸味はフレッシュで口当たり良い。ミネラルの豊かさが印象的で、それが骨格を造り、クリアな余韻へと導いてくれます。
オークのニュアンスも感じられ、ワインにクリーミーなリッチさを与えています。余韻はピュアでミネラルが残ります。

ほんのり甘いチャーミングなシャルドネ。オークも微かに効いていてクリーミィでリッチ!

しかし、同時にさすがテール・ブランシュ!ミネラルが非常に豊かで、余韻にはあのミネラルウォーターのような感覚が甦ります!残糖はありますがすっきりとした余韻です。

クロ・ロッシュ・ブランシュの岩清水のようにミネラリーなシャルドネの味わいを思い出しながら飲むと
非常に興味深いです。

マリアージュ: 舌平目のムニエル、ポタージュスープ、チキンの白ワイン煮込み、チキンのクリームソース、シェーブルチーズ

詳しくはコチラから!



シリル・アロンソ・PUR・クォーツ・エ・サーブル 09 赤 (右)

産地:フランス/ボージョレ
品種:ガメイ 100% 減農薬栽培

アロンソは、全く新しいタイプの生産者と言えます。彼自身では一切ブドウ畑を所有せず、優秀な栽培家とタッグを組み、優れた畑の優れたブドウを入手し、アロンソ流の醸造哲学でワインを造り上げています。
ほかのネゴシアンとの大きな違いは、大量生産をしないということ。各醸造元に入って、そこの樽もしくは、畑を借りて、多くても3000本、少ない場合は、たった300本というものもあります。

今回ご紹介のワインは、恵まれた年だけ造られる「水晶」という名の希少なキュヴェです。

やや不透明な紫色。
イチゴ、濃い色のベリー、ウメ、赤い花、スパイス、ミネラル、ハーブ、土などの力強い香り。
口に含むとガメイとしては非常にパワフルな果実味を持った味わいが広がります。
イチゴ、ウメなどの良く熟した果実味。酸味は丁度良く、口当たりも良い。タンニンはガメイとしてはかなり豊かで、若々しく存在感があります。ミネラルもしっかりと感じられ、タンニンとともに男性的な骨格を造っています。
ドライな果実味の中に、凝縮感あるナチュラル旨みが印象的。スパイスや土、鉄などのニュアンスもあり複雑さを感じます。余韻は力強くドライ。

さすが2009!!ガメイとしては、かなり力強い構成です!

そしてアロンソらしいナチュラルな旨みが味わいに奥行きを与えています。いくら力強くても、やっぱり優しさが感じられるのがガメイの良いところ! 

夏のガメイというよりは、秋から冬にかけて楽しみたい本格派ガメイです!!

マリアージュ: 豚しゃぶ、ローストチキン、焼き鳥(塩)、酢豚、蒸し鶏、春巻き、焼きうどん(しょうゆ味)

詳しくはコチラから!





8月終わりの北海道 DAY2

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まったく、9月も後半に入ったというのに、この暑さはなんなんでしょうね!!プンプン!

暑いだけではなくて、このところ湿度もずっと高いみたいです。お店に加湿器があるのですが、8月の暑さ真っ盛りの頃はタンクを満タンにしても1日もたないくらいだったのに、この1週間くらいずっと水が無くなりません。つまり、ずっと湿度高いってこと。だから、よけい暑く感じるんでしょうね。

暑さ寒さも彼岸までっつーじゃないですか、ねっ。太陽さん、よろしくお願いします。  



さて、8月末の北海道旅行のレポート、2日目に突入いたします。2日目は札幌を出発し、小樽、余市を経て、真狩に到着します。

朝、ホテルをチェックアウトしレンタカーを借りいきました。レンタカー屋さんに、「小樽にはどういったらいいんですか?」と聞くと、「高速と下道とありますが、どちらも時間は殆ど変わりません」とのこと。さーすがぁ、北海道、でっかいどう!!


小樽までは1時間くらいのドライブですんなり到着。

そうそう、生まれて初めてカーナビ付きの車でドライブしました。自宅の車は未だにカーナビ付いてません。  カーナビって便利なんですねー。でも、これで地図を見られない人が益々増えるだろうなぁ。世の中こんなに便利で、みんなお○カになっちゃわないか、ちょっと心配になりました。

まぁ、今時の方々は、地図の見方を覚えなくたって、Facebookの使い方は覚えなくちゃいけなかったりするわけですから、知識の総量はいつの時代も変わらないのかもしれません。 (ちなみにFacebookほっぽり出し中の私・・・。でも地図読めるもん!!



otaru

小樽は二度目。
前回来たのは雪の季節でした。そのせいか、すごーーくキレイ!という記憶があったのですが、今回はそれほどの感動はなかったかも・・。 皆さん、是非雪の季節に行ってください!
もともと1,2時間の観光予定でしたが、観光=お土産ショッピングという発想がどうも・・・・な私にとっては、それでも時間をもてあましちゃうかもって感じです。

結局11時まで待って、オープンし立てのお寿司屋さんに速攻入りました。お寿司を食べていたら、お店の大将の親戚のおばちゃんみたいな方が入っていらして、もう一人のお客だった学生一人旅風のお兄ちゃん相手に会話を始めて、二人の、いやおばちゃんの話しが面白かったです。


早めのお昼を済ませた後は、余市に向かいました。余市は小樽から海岸沿いに東へ進んだところ。結構近いです。

余市って、北海道のワイン産地としては、私が子供の頃から有名だったような気がします。(つまりすごくすごく昔!) 海辺の町なんですね。だからどうだってわけではありませんが、こんなに海の近くでブドウ造ってるのかとちょっと驚きました。



この日見学させていただいたのは、こちらの生産者さんでした。お忙しい中、お時間をいただき本当にありがとうございました!  

domaine takahiko 01

ドメーヌ・タカヒコ

http://www.takahiko.co.jp/index.html

現在多くのワイン愛好家が熱い視線を注ぐ注目の生産者、曽我貴彦さんのドメーヌです。自ら農民(ヴィニュロン)を称し、哲学を持つ職人として、小さな規模でのワイン造りを目指していらっしゃいます。

HPにとってもしっかりと詳しく思いが綴っていらっしゃるので、ご興味のある方は是非ご覧になられてください!!


先日そのワインをいただく機会があり、日本のワインとは思えない(こういう言い方は多方面に渡り色々失礼だと重々承知しておりますが、正直そう思いましたので)その自然な美味しさにいたく感動しまして、是非訪問させていただきたいとお願いしました。


畑の様子。(右手前の棚作りは、生食用のブドウです。)

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活き活きと元気いっぱいな植樹2年目のピノ・ノワール。来年から収穫できるそうですよ!楽しみですね! (今は余市の栽培農家のブドウを購入し造っていらっしゃいます。)


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一年目のピノ・ノワール。元気に大きくなれ~~!
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北海道は、世界でも稀な収穫が遅い地域なのだそうです。
開花は6~7月、収穫はどんなに早くても10月に入ってから。10月になると気温が下がってきますが、ブドウは一日の温度が6~15℃くらいなると、紅葉、落葉の準備で自然と水を吸わなくなってくるんですって。これが理想の収穫のタイミングと考えていらっしゃるそうです。また、収穫が遅ければ日本の秋雨も避けられるという利点もあるそうです。

北海道でも糖度は十分に上がり、実際 曽我さんは、前職の関係で日本いたるところのブドウを食べて歩いた中で、この余市のピノ・ノワールの品質の高さに感動して、この余市にドメーヌを置くことを決められたのだそうです。 


続きまして、セラーでお話しを伺いました。

domaine takahiko 04

とっても興味深いお話しをたーーくさんお聞きしたのですが、今回は微生物/醗酵のお話しに絞ってみたいと思います。

曽我さん曰く、日本は醗酵文化の国。

実は、日本って微生物の量が他の国と比べものすごーーーく多いんだそうです。 だから、長きに渡って様々な発酵食品が造られ、私たちの食卓を豊かにしてきているんですね。

微生物の多様性は、ワインの醗酵に関係する微生物の多様性となり(酵母だけではなく、色んな働きをする微生物がいる)、醗酵の結果複雑で豊かな旨みが生まれ、それが日本のワインのアイデンティティの一つになるのではないかと考えられているように感じました。

いかに沢山の微生物を働かせるかというのが重要かつ難しいところ。コントロールが大変ですねと言うと、人の手が加わると、自然な微生物の構成のバランスが崩れるから人の手を加えるほどそれは難しくなるとおっしゃっていました。

実際、2010年のピノ・ノワールを樽から試飲させていただいた時(既に素晴らしく美味しかったのですが!!  )、私は「甘さ」を感じたのでそういう風にお伝えすると、「もう残糖は無いので、それは旨みだと思います」とおっしゃいました。

うわー、ホントにすごい旨みです!! 

畑見学中にも話題になったのですが、日本人の舌、そして食事に合うのは、決して所謂「渋くて重い」ワインじゃないはず。(まぁ、最近はずい分そのフレーズも聞かなくはなってきたんですけどねとお話はしたんですが) 日本人に馴染むのは「薄旨い」スタイルじゃないかという話しになりました。

フランスなら地中のミネラルが、お料理の中にも入り込み(野菜や水を通して)、だからミネラリーなワインとの相性はいいはず。カリフォルニアは、乾燥が激しいのでブドウだけでなく自然と野菜の味も濃くなっているんだそうです。だから、そういう濃い味の食材と濃厚なワインの相性は良いのかもしれない。

一方日本は、多様な醗酵食品を使って料理を作っているんだから、同じ日本の多様な微生物環境が造り出す豊かなワインの旨みは日本料理文化との相性は良いはずとのこと。

うん、うん、そうですよねー!薄旨サイコー!  


実は、ちょっと前に非常に優秀な外国人のテイスターの方から、私がこのワインには旨みを強く感じると言うと、「自分はワインに旨みがあるとは思わない。もちろん、子供の頃から旨みに慣れ親しんできた日本人は違う感じ方をするのかもしれないが。」と言われたんです。 ちょっとショックだったんですが、やっぱり旨みありますよね!

ウチのお店でも、お客さんに「これ出汁っぽい風味」とか言うと、最初は怪訝な顔をなさいますが、皆さん「わかる!わかる!」っておっしゃいますもん。


話しを戻して、
じゃあワインの旨みは、全て醗酵の過程で生まれるのですか?と聞いてみました。それは地中で活躍する微生物由来だったり色々だけど、ブドウそのものにも日本ならではの旨みがあるのではとおっしゃっていました。なるほど~。

前のお仕事で、アメリカやヨーロッパの尺度でいう良いブドウを日本で探そうとしていた時、日本の農家の方から「このブドウの旨みが判らないかな」と言われことがあるそうです。今ではその通りだと思うと話していらっしゃいました。

なんかすごいですね!ヨーロッパのワインに負けないワイン!というのではなく、日本のワインとしてのアイデンティティ!!  ご本人がこうハッキリと仰っていたわけではないのですが、私にはこんな風に感じられました。

私、ワクワクしてきちゃいました!  


こういう造りができるのも少量生産ゆえですよね。日本ももっともっと小さなドメーヌが増えていくといいですね!!


曽我さま、お忙しい中お時間をいただき本当にありがとうございました!!2011年も素晴らしいワインができることを遠く千葉からお祈りしています!






 本日からの新しい店頭試飲ワインをご紹介です!!  

■  ノエラ・モランタン・テール・ブランシュ 10 白 ¥2,650(税込) 

絶対、ノエラ・ロモランタンって言いたくなります。

クロ・ロッシュ・ブランシュのテール・ブランシュの畑を、新井順子さんのところから独立したノエラが引き継いで造るワイン。テロワール、テロワールって言うけど、やっぱり生産者さんの哲学とか思想って大きいんだなと思う1本です。
スタイルは違うけど、もちろん美味しいです!!

■  シリル・アロンソ・PUR・クワルツ・エ・サーブル 09 赤 ¥2,560(税込)

秋だからでしょうか?何故か先日から、ガメイが飲みたい、飲みたいという思いに駆られ、しばらく店頭試飲用に美味しいガメイを物色しておりましたが最終的に選んだのがこのワインでした!

さすが2009!!ガメイとしては、かなり力強い構成です!そしてアロンソの造るナチュラルな旨みが味わいに奥行きを与えています。ちょっとだけピノっぽいかも!


皆さまのご来店お待ちしております!!!  







お知らせ

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先週に引き続き、臨時休業のお知らせです。(今度はライブじゃないですよ・・・・。


大変申し訳ございませんが、来る9月19日(月)は都合により閉店させていただきます。
お客様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。

叔母が亡くなりました。先日 お見舞いに行った時はすごく元気で逆に元気過ぎてこちらの方が驚いたくらいだったのに・・・。
 
以前ちょっと書きましたが、とてもオシャレな人で、お見舞いに行った時も、以前と変わらず病院内で大きなイヤリングとネックレスを言葉通りジャラジャラつけていました。
 
あの時は、叔母が変わっていたらどうしようと少し不安な気持ちで行ったので、その様子があまりに「らしく」てすごくホッとしたんだったのに。





今週もブログさぼり気味でごめんなさい。
こんなお知らせだけじゃ何なので、唐突ですが昔の旅行の写真をご紹介しまーす!


きっと今頃収穫真っ最中  の南ローヌ、ヴァケラス村のレストラン。ジモピーの集うレストランです。

vaqueyras01


ここは、ブドウの木を使ってでお肉をガンガン焼いてくれるのです。こんな風に・・・。


vaqueyras03

うーん、明らかにブドウの樹以外のものも燃やされている様子・・・・。

で、こちらがそのお肉!

vaqueyras02

とってもストレートなお料理ですが、焦げ具合が香ばしくて美味しかった! ブドウの樹の風味がするね!と旦那さまと話したことは覚えていますが、実際のところは定かではありません。