Day 7: ラ・ビアンカーラ
- Day:2010.09.30 22:07
- Cat:イタリア旅行記(2010.1)
ラ・ビアンカーラを訪れたのも、今日のようにシトシトと雨の降る日のことでした。

なんつって。イタリア7日目はビアンカーラ訪問、朝 パルマを出てヴェローナ方面を目指します。ビアンカーラのあるガンベッラーラはヴェローナのちょっと先なんです。そして、有名なソアヴェのすぐ近く。


途中、モデナで別な高速に乗り換えて北上するのですが、これがポー平野を縦断することになります。本当にまっ平らでした。「おー、これがポー平原か~!」とちょっと感動。(?)

パルマを出た時は雪がチラついていて心配だったのですが、ヴェローナに近づくにつれ雪の気配はなくなり、普通の雨になりました。
っていうか、パルマ近辺は雪が結構積もっていたのに、ヴェローナ近辺は全然雪が無かったんですよね。パルマより北だけど、海の近くだから少し暖かいのかな?
今回は、あまり迷うことなく順調にラ・ビアンカーラに到着することができました。

出迎えてくださったのは、ご当主アンジョリーノ・マウレさん。写真で見ていた通り、スティング似のイケメンです。


とりあえず、畑を見に行きましょうということになりました。
畑へ向かう途中、大きな工場がありました。
実は、このガンベッラーラにはZONINというイタリアで最も生産量の多いワイン会社の本拠地があるんですって。

私も来る途中不思議に思って見ていたのですが、ポー平野からこの辺りにかけて、見たことのないブドウの仕立て方をしているところが多いんです。
写真に撮ってこなかったのが非常に悔やまれますが、棚仕立てのような仕立て方で、Tendoneと呼ばれる仕立て方だそうです。「この地方の伝統的な仕立て方なのですか?」と聞くと、これは別にそうものでは全くなく、第二次対戦以降に普及した単に「生産性を追求する」 ための仕立て方法だそうです。

ガルガーネガは生産性を上げようと思えば上げられる品種なので、ソアベやガンベッラーラ周辺では今もこういう風に生産量を増やして、ZONINのような会社にブドウを売る生産者が沢山いるんだと、アンジョリーノさんは残念そうに教えてくれました。

と言ってる間に、冷たい雨が降っている畑へ到着。

この写真を見て、皆さん何を思いますか??
私は、土の色に驚きました!!

写真で伝わるかちょっと不安ですが、殆ど「黒」と言って良い土の色でした。フランスのブドウ畑では、こういう色の土見たことがなかったです。

ラ・ビアンカーラは10haの畑を所有していて、有機栽培を実践、7年前からはビオディナミも取り入れているそうです。(ちなみにガンベッラーラ全体では300haのブドウ畑があるそうです。)
土壌は火山性で、水晶や鉄などを含む石や火山性のガスを含む石などが含まれます。

こんな石がゴロゴロしてました!!どうですか?まさに火山性という石ですよね!

ちょっと中途半端ですが、遅くなってしまったので本日はこのへんで・・・。すみません。
次回に続く!!!