2007年のロッソ・マシエリ、めちゃウマ~~!!活き活き弾ける果実味! と 絶対にお料理を引き立ててくれる1本 パーチナ・イル・セコンゴ06
- Day:2010.01.31 22:09
- Cat:今週の店頭試飲ワイン
1月も今日が最終日、明日から2月です。 (当たり前や~~ )
あーー、いよいよバンクーバー・オリンピックが始まってしまいます。本当に始まるんですね~。
仕事がちゃんと出来るかな~~。 すごく不安。きっと期間中は(特に某スポーツの日前後)、抜け殻のようになっていると思うのですが、どうぞお許しください。
さて、イタリア月間も今週が最後。今週はラ・ビアンカーラのロッソ・マシエリ07をご紹介しています!!いやー、07は今までで一番美味しいロッソ・マシエリじゃないでしょうか!!
話しは変わって、白のサッサイアについて。 ラ・ビアンカーラをお邪魔した時、ボトリング済みのサッサイア08を試飲させていただきました。08は濁りも無く、とてもフレッシュでクリーン、ピュアな味わいでした。
実は、弊店のお客様に、ワインの専門知識はないけれど美味しいものはわかる!!というステキなおばあちゃまがいらっしゃって、その方がお気に入りがラ・ビアンカーラのサッサイア・センツァSO2 07。いつも「あの濁りワインをください」とおっしゃってご来店くださいました。ステキでしょ!
そのお話しをクリーンなサッサイア08を試飲しながらお話したところ、皆さん爆笑。あははは。
えー、ちょっと時間が押してまいりましたので、今日はラ・ビアンカーラさんの訪問で印象に残ったお写真を簡単に紹介して本題に移りたいと思います。(詳しくは、連載開始予定のイタリア旅行記にて!!お楽しみに! )
なんとなくStingに雰囲気が似ているような気がするイケメンなアンジョリーノ・マウレさん。
懐が深くて、面倒見が良い、そして頭も切れる出来る男!!!頼れる男、アンジョリーノ!って感じでした~。
畑の土壌は火山岩質で、ミネラル分に富んでいるそうです。
本当に土の色が違うんですよ!! 若干灰色がかった黒って感じ。
フランスの場合、大抵どこでも石灰岩土壌なのですが、ラ・ビアンカーラの前に行ったカミッロ・ドナーティもこちらも石灰岩質はないそうです。
これは、セラーの中の剥き出しの岩壁。なんと岩の中の鉄分が酸化鉄になって、錆色に変色していました。すごいミネラル!
色がキレイに出てなくて悲しいのですが、ブドウのカーテン。レッチョート用にブドウを干しているところです。圧巻の眺めでした。 ちなみに、パッシートとは「干す」こと、レッチョートは出来上がったワインの名前だそうです。
とりあえず今日はこの辺で。旅行記をお楽しみに~~!!
お待たせしました!今週の試飲ワインはこちらです!!
パーチナ・イル・セコンド 06 赤 (左)
産地:イタリア/トスカーナ
品種:サンジョヴェーゼ 98% カナイオーロ 2% 有機栽培
キャンティは、日本人に最も馴染みの深いイタリアワインの一つと言えるでしょう。
有名な故にキャンティには難しさがあります。これは同様に有名なシャブリなどにも言えるのですが、キャンティやシャブリという名前だけで売れてしまうので、品質にかなりバラつきがあるということ。悲しいかな、ワイン選びにおいてはある意味とても難しい銘柄なのです。
このパーチナはキャンティ・クラシコ地区にある生産者ですが、大規模な生産者の多いキャンティの中で、有機栽培でブドウを栽培し、他にもオリーブや果樹などを家族で育ている家族経営の生産者。
そしてこのイル・セコンドは、パーチナのキャンティのセカンドワイン的な存在のワインです。
濃い赤紫色。やや不透明
カシス、チェリー、プラム、プルーンジャム、赤い花、ミント、フェンネル、獣、スパイスなどの甘く魅惑的な香り。
口に含むと豊かなタンニンを持った若々しい味わいが広がります。チェリー、イチジク、プラムなどのフレッシュでドライな果実味。香りに比べ辛口。豊かな酸味はフレッシュ。タンニンは若々しく力強い。やや収斂性があります。ハーブ、スパイスなどの要素も効いています。余韻は力強く、スパイシー。
がっしりとした男性的な体躯を持ちながら、同時にスッキリ感もあります。 チーズのたっぷりのったピザやちょっと脂っこいお肉料理などにはピッタリ!!
とにかく、お料理をバッチリ引き立ててくれるワインだと思います!!
あと、フルーティなワインは苦手という男性の方にもオススメです!!
マリアージュ: ハンバーグ、ステーキ、ピザ、鳥の唐揚げ、トンカツ、すき焼、お好み焼き
詳しくはコチラから!!
ビアンカーラ・ロッソ・マシエリ 07 赤 (右)
産地:イタリア/ヴェネト
品種:メルロー20% 有機栽培
こちらは、前述のラ・ビアンカーラのワイン!!!
しつこいですが、07は今までで一番美味しいロッソ・マシエリじゃないでしょうか!!
ラ・ビアンカーラは、日本でも一時名声を博したソアヴェの隣の小さなDOCガンベッラーラに位置する生産者。既に日本ではイタリア自然派の有名人。とても人気の高い生産者です。
メルローから造られました。
野生酵母にて醗酵、その後ステンレスタンクにて熟成。
濃い青紫色。
カシス、ブルーベリー、すみれ、水仙、肉、コーヒー、スパイスなどの甘くフレッシュ、ちょっとミルキーな香り。やや還元していますが気になるほどではありません。
口に含むと、微かにガスを感じるフレッシュでナチュラルな味わい。カシス、ダークチェリー、プラムなどのフレッシュなフルーツの甘みを感じる果実味。ボリューム感溢れる果実味。酸味は十分。豊かなタンニンは若々しいが、嫌な感じは全くありません。コーヒーキャンディ、ハーブ、ミネラルなどがアクセント。余韻はピュアでナチュラル。
まだ味わいに一体感が出て来てはありませんが、この若々しい弾けるようにフレッシュな果実味を味わうのもすごーく楽しい!と思うワイン。
本当にブドウそのものの味わいを感じるくらい活き活きとしています!果実味はとても豊かですが、ヘビーな感じは全然無く、とってもナチュラル。スルスルと1本飲めそうです。
2007年のロッソ・マシエリ、めちゃウマ~~!!です!
マリアージュ: 豚肉のピカタ、豚スペアリブのハーブロースト、酢豚、ミラノ風カツレツ、ローストチキン、チキンのトマトソース
詳しくはコチラから!!