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とってもウレシイ再入荷!! マルク・テンペ・アリアンス 07 と ジゴンダスの巨匠 サン・コムのコスパ抜群シラー100%パワフル赤

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昨日は更新できずすみませんでした・・・。[:悲しい:]

えっと、別に世界フィギュアスケート選手権見るために慌てて帰ったからではないんですよ~。[:わーい:] (一部の皆さんはご存知だと思いますが、私は”フィギュスケートオタク”です。[:ひやひや:] [:ひやひや:] )

なんか寒い日が続いて、すっかり桜の開花が遅れてます。今週末がお花見のピークですかねぇ。今日も冷えてまいりました。

さて久しぶりに”本日のBGMはコチラ!”のコーナー![:わーい:]
snow patrol a hundred million suns
Snow Patrol - A Hundred Million Suns

聞くほどに味が出るスルメ系。とっても良いです!「すっかりSnow Patrol も大人になっちゃって~~っ」て感じで、今までのアルバムの中では最高の出来ではないでしょうか。そんなに期待しないで買ったのに嬉しい誤算でありました。最後曲”The Lightning Strike ”という16分もある大作(プログレかっちゅうの!)が素晴らしく良いです![:ラブラブ:] [:ラブラブ:]

では試飲アイテムのご紹介です!!

週末試飲090329_1

マルク・テンペ・アリアンス 06 白 (左)
産地:フランス/アルザス ビオディナミ
品種:シャスラ40%、リースリング+ピノ・ブラン+ピノ・グリ+ゲヴュルツの最終圧搾汁60%

昨年末あっという間に完売したマルク・テンペ・アリアンスがほんの少しだけ再入荷!嬉しくって試飲に出してしまいましたが、早くも残り1本です。[:ポロリ:]

このワインはアルザスに植わる様々な品種をブレンドして造られました。"アリアンス"とは「同盟」という意味だそうです。色んなブドウ品種が同盟を結びフルーティな辛口ワインが生まれたんですね。05よりもゲヴュルツが沢山入っているようです。香りがとーーーっても華やか!!![:ラブラブ:] [:ラブラブ:]

比較的しっかりした黄色。ライチ、香水、甘い桃、リンゴ、リンゴの蜜、ハーブなどのフレッシュで非常に華やかな香り。
口に含むと、熟した果実の甘みを感じるフレッシュな味わい。リンゴ、桃などの果実味に活き活きとした酸味、ミネラル、仄かな甘みのバランスのとれたハーモニーが見事!!ゲヴュルツっぽい微かな苦味を感じます。しっかりとした果実味を持ったフルーティな白。余韻はピュア。

昨年に試飲でご紹介したときよりも、かなりボリュームupした印象です。[:わーい:] 全てのワインをもっと時間を置いてご紹介したい衝動にも駆られますが、なかなかそれではやっていけないのが悲しいところでございます・・・・。[:ポロリ:]

詳しくはコチラ


サン・コム・コート・デュ・ローヌ 07 赤(右)
産地:フランス/ローヌ
品種:シラー100% 減農薬栽培

あの「神の雫」で有名なサン・コムです。[:楽しい:] [:楽しい:]
って紹介するのは嫌なんですよね~~。だって、サン・コムは「神の雫」なんていうののずっと前からジゴンダスを代表する生産者としての名声を確立している素晴らしい生産者なんですから!

サン・コムの歴史は古く、現当主ルイ・バリュオールさんは1570年から続く14代目。
しかし、この巨匠さん、2回ほどお会いしたことがありますが、普段はとてもひょうきんな方なんですよねー。でも、醸造所での彼は真剣そのもの。巨匠はオンとオフの切り替えも、神業だったのでした!![:わーい:] [:わーい:]

↓真剣モードのルイさん
サン・コム3

↓歴史を感じるセラー内部
サン・コム2

この地ではローマ時代からワイン造りが行なわれいたそうで、ドメーヌの中に石をくり貫いて作ったローマ時代のワイン発酵槽の遺跡があります。

↓多分コレ (よく覚えていない・・ [:たらーっ:] )
サン・コム1

サン・コムは基本ジゴンダスしか畑を所有していないので(最近コート・デュ・ローヌ・アルビオンの畑は購入したらしいですが)、このワインはルイさんが信頼を置くブドウ栽培農家の造るブドウから造られたワインです。

コート・デュ・ローヌでシラー100%は珍しいですね~。
ルイさんも、2007は特筆すべき素晴らしい年で、1997年から取り組んできたことが、結実したとおっしゃっています。[:拍手:]

非常に濃い紫色。カシス、ハーブ、スパイス、生肉、オレンジの皮、ミネラル、スミレなどに、甘くミルキーなニュアンスが漂う力強い香り。
口に含むとシラーらしい力強いタンニンが口一杯に広がります。しかし決して荒いタンニンではありません。カシス、ダークチェリーの果実味、コーヒー、ビターチョコレートなどの味わいにさすが北のヴァンソーブルというフレッシュな酸味とミネラルが力強いハーモニーを生み出しています。余韻はパワフルですがフレッシュ。

シラーらしい力強いワイン。07らしくジューシーな味わいですが、やはりグルナッシュ+シラーのブレンドとは一味も二味も違います。[:グッド:] 口当たりの良い甘くパワフルなタンニンとジューシーな果実味、フレッシュなミネラル!良く出来たワインです。


詳しくはコチラ

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すみませーーん(汗)

すみませんーーーーん [:汗:] [:汗:]

本日ちょっとバタバタしておりまして(← 出たー、ナゾの大人の言い訳 「ちょっとバタバタ [:豚:] 」 )、週末試飲レポは明日upしまーす!![:悲しい:] [:悲しい:]

[:ジョギング:] [:プシュー:] [:ジョギング:] [:プシュー:]

マルセル・ラピエール & フィリップ・パカレ 来日セミナー

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3/24(火) 青山ダイヤモンドホールで開かれた『マルセル・ラピエール & フィリップ・パカレ 来日セミナー』に行ってまいりました。

090324 マルセル・ラピエール&フィリップ・パカレ
マルセル・ラピエール&フィリップ・パカレ


まず最初はラピエールさんのセミナーをレポしたいと思います!!

実は私、2006年にボジョレーのマルセルさんのドメーヌを訪問してきました。すっごーーーーーく楽しい思い出 [:ラブラブ:] [:ラブラブ:] なのですが、ちょっとワケあり・・・。その辺は最後にご紹介します。(って引っ張るほど大した話でもないのですが・・[:汗:] )

まずは、司会者の方からお二人の紹介があり、お二人の先生としてジュール・ショーヴェ氏の名が挙がりました。マルセルさんは、伝説のシェフ アラん・シャペルからも「ショーヴェは宝。彼も若くないから、今のうちにとにかく色んな話しを聞け。」と言われ、時間を見つけてはショーヴェの元に通ったそうです。
パカレさんは大学で醸造学などを学んだ後、ショーヴェ氏の書生になって彼の教えを学びました。

(マルセルさんのドメーヌにお邪魔した時も、とにかくショーヴェさんをすごく尊敬なさっているんだなということが伝わってきました。[:わーい:] )


■ ラピエール・セミナー その1 ■

マルセルさんがワインを造っているのは、ラピエールとカンボンの二つ。ラピエールは現在息子のマチューさんも加わる代々所有するドメーヌです。カンボンは、マルセルさんが経営の思わしくなかったカンボンに出資をして、現在はマルセルさんが醸造を行なっているドメーヌ(”シャトー”・カンボンですけど・・)です。

6kmしか離れていないこの二つのドメーヌは、収穫時期もほぼ同じ。栽培~醸造までは同じことを行なっているので、違いは標高と土壌の違いだそうです。

ボジョレーは中央山塊方面からソーヌ河へ下る斜面に位置し、クリュボジョレーの村が位置する標高300m前後は花崗岩土壌、河に近づくにつれて堆積土壌の粘土質が多くなります。つまり、ボジョレーは西から東にかけて

山(牛)→ クリュ(花崗岩) → ヴィラージュ → 河(粘土質) →平坦な土地(小麦・とうもろこし)

という構造になっており、土壌としては三つのタイプ

①花崗岩 ②花崗岩+粘土質 ③粘土質

花崗岩土壌では、土壌に保水性が無いので根が地下水まで伸び、ミネラルを多く含んだワインが出来ます。一方、粘土質土壌は保水性が良いので、ブドウが成長しやすく糖度が上がり、繊細なタンニンを持ったフィネスのあるワインができるのだそうです。

(余談ですが、私の大好きなローヌでは、花崗岩土壌と言えばコート・ロティ。エレガントでミネラリーなシラーが造られます。[:ラブラブ:]
また、以前ロワールの生産者さんで、花崗岩土壌と石灰岩土壌の二つの土壌から別々にワインを造っていらっしゃる方のワインを比較試飲したことがありますが、全然違うんですよね~。花崗岩土壌のミネラルはエレガントで奥深い感じ、石灰岩土壌のミネラルは大きな粒でアグレッシブ!という印象でした。とっても面白い比較でした。)

ドメーヌ・マルセル・ラピエールは標高260mの花崗岩土壌にあり、シャトー・カンボンは標高150mの粘土質と花崗岩が混じった土壌になります。(カンボンのスペシャル・キュヴェ、ル・カンボンはその中でも標高のより高いブルイィとの境界付近にある畑です。)カンボンの土壌は豊かなので、ブドウは熟し易くヌーヴォーに向いています。


本当は簡単なドメーヌ紹介の後醸造の話があって、次にボジョレー、ラピエール、カンボンのテロワールのお話しだったのですが、ちょっと順番を変えさせていただきました。[:たらーっ:]

今日はとりあえずここまで!!

次回はマルセル・ラピエールの醸造のお話しです!![:わーい:]


ロールちゃん & ローズ・ド・ヴィーニュ

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最近のお気に入り[:ラブ:] [:ラブ:]
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

週末試飲090322_2

ヤマザキパンの『ロールちゃん』です。[:ラブラブ:]
週に2,3回はランチに食べてるかも~~ [:汗:] [:汗:]

以前から、「まるごとバナナ」にバナナが入って無ければいいのに・・・とか、「まるごとバナナ」がもっと食べやすかったらいいのに・・・とか思っていたのですが、まるで私の願いがヤマザキパンさんに届いたよう![:ラブラブ:] [:ラブラブ:]

ロールちゃんのスペシャルサイトもありました。
http://www.yamazakipan.co.jp/roll-chan/index.html

むむ、抹茶のロールちゃんは食べたこと無いぞ・・。どこかでゲットしないと!
ちなみに私のお気に入りは、”濃厚ミルククリーム”ロールちゃんと”ホイップクリーム”ロールちゃんです!![:わーい:]


さてさて、週末から試飲で紹介しているドメーヌ・シュヴロのアリゴテとサクラですが、シュヴロのワインをもう一つ追加しました!
すっごーーーく美しいパッケージング [:ラブラブ:] [:ラブラブ:] が魅力のロゼスパークリングです。

chevrot_rosedevigne_03
シュヴロ・ローズ・ド・ヴィーニュ (ロゼスパークリング)

どうですか?ステキでしょ!!
もちろんお味もGoodで、とっても力強い果実味を持った飲み応えある辛口スパークリングです。泡も細かくてキレイですよ!!

詳しくはコチラから。

桜の開花真近!!今年もあのワインが到着しました!!シュヴロのワイン2本立て!美しいキュヴェ・サクラとブルゴーニュアリゴテ!

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*----* 毎週末 お店で試飲販売しています そのワインの御紹介です *----*


いやー、春になっちゃいましたね!!
お庭では白木蓮の花が満開です!! [:おはな:]



↓↓これご存知ですか?

サクラ・シミュレータ 2009(by ウェザー・ニュース社)
http://weathernews.jp/sakura/simulator/

全国のボランティアの桜モニターさん達の情報に基づいて開花予測をしています。桜の開花を日毎にシミュレーションできます。

東京・千葉方面の桜の満開予想は、来週末になりそうです![:桜:] [:桜:] [:桜:]

晴れるといいなー![:おてんき:]



そういえば昔こんな和歌を習いましたねぇ。

『願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ』(西行法師)

花とは、もちろん桜のこと。
”きさらぎの望月のころ”とは、”2月の満月の頃”ということですが、旧暦の2月なので今なら3月~4月なので、桜が咲く頃を指しています。つまり、
「春桜の咲く頃 満月の日に桜の下で死にたい」
ということなんです。
実は西行法師は、この歌の通り桜の頃の満月の日に亡くなったそうです。へー。[:猫2:]


私なら、”満月の日はワインが美味しくなる”と言いますから・・・、

『願はくは花の下にてワインを飲まん そのきさらぎの望月のころ』

ですね~~。(笑)
桜と満月とワインなんてロマンチック~![:ラブラブ:]

とその気になってみたものの、残念。。。次回の満月は4月9日だそうです。ちょっと桜には間に合いませんね・・・・。トホホ~。[:悲しい:]



そして、桜といえばこのワインーー!!桜の開花前に無事到着しました。[:桜:] [:桜:]


それでは今週の試飲ワインのご紹介です!

週末試飲090322_1

今日はブルゴーニュの注目の若手生産者シュヴロのワイン2本立てです![:わーい:]

ドメーヌ・シュヴロは、ブルゴーニュの南端マランジェ村の生産者。若き才能溢れるパブロ・シュヴロに代替わりし、彼の造り出すクオリティの高いワインが、熱い注目を浴びる生産者になりました。
パブロさんの奥様は日本人、また2007年から様々な生産者で修行を積んだ弟さんのヴァンサンさんもドメーヌに加わったそうで、さらなる充実の時を迎えています。


シュヴロ・ブルゴーニュ・アリゴテ・キャトル・テロワール07 白 (左)
産地:フランス/ブルゴーニュ 
品種:アリゴテ 100% 有機栽培

ブルゴーニュの白と言えばシャルドネですが、もう一つの白ワイン用品種が栽培されています。それはアリゴテ。シャルドネは世界中で見ることができますが、アリゴテが栽培されているのはこのブルゴーニュだけ。
ミネラルタップリのキリッと辛口の味わいは、魚介類にピッタリ。ブルゴーニュの方も牡蠣などには、このアリゴテをあわせるそうです。

このワインはキャトル・テロワールという名の通り、4つの性質の違う畑で育ったアリゴテから造られています。4つの畑の合計面積は1.97ha。平均樹齢は25年。ステンレスタンクで醸造されました。

薄いレモンイエロー。
海草、スモーキーなミネラル、海、レモン、ハチミツ、青リンゴの豊かな香りに、スパイスのアクセントを持った香り。アリゴテとしては非常に華やかな香りです。
口に含むと、アリゴテらしいフレッシュで力強い酸味。しかし酸味に負けないミネラルの骨格と、コクのある辛口な果実味が同時に広がります。
うーん、海の味わい。これまたヨード!![:わーい:] [:わーい:]
非常に力強い味わいです。余韻はミネラルタップリの海の味わいが長く続きます。(昆布出汁風味!! [:わーい:] [:わーい:] )

これは、ヴォリュームのあるしっかりしたアリゴテですねー!![:ラッキー:] アリゴテらしく酸味も豊かですが、決して刺激的な酸味ではありませんので美味しく召し上がれます。06はもっとドライでスッキリな印象でしたが、07はかなりリッチ!!
是非魚介類と一緒にお召し上がりください。

マリアージュ: お刺身、カルパッチョ、きすの天ぷら、イカの天ぷら、レモンを添えた白身魚のソテー

詳しくはコチラから!



シュヴロ・サクラ 08 ロゼ (右)
産地:フランス/ブルゴーニュ
品種:ピノ・ノワール 100% 有機栽培

昨年も桜の季節にご紹介して大好評をいただいた”あのワイン” サクラ [:桜:] の登場です!

パブロさんとかおりさんの二人の日本への心が込められたキュヴェ・サクラ。ラベルには美しい日本の花サクラが描かれています。見ているだけで幸せになりそうな、美しいラベルを持ったピンク色に輝くロゼワインです。

ブルゴーニュでは、赤ワインを造った後の残りのブドウでロゼワインを造りことがありますが、このサクラは

『ロゼのためのロゼ』

として造られており、適した土地を選び、ブドウを育てる段階からロゼに適した栽培を行なっているそうです。醸造に関しては、まず低温果皮浸漬によって、鮮やかな桜色を実現。(ホントに美しい色です!!!)小樽によるアルコール発酵と3ヶ月間の熟成をしています。小樽の使用することにより、より沈殿物が取り除けるのでワインを安定化できるのだそうです。

パブロさんはドメーヌの仕事の傍ら、ボーヌの国立農業・醸造職業学校で、非常勤講師として教鞭をとっていらっしゃるそうですが、さすが醸造学校の先生!、このサクラを造る為に色々な工夫が施されているんですねー。

美しい濃い目のピンク色。
フレッシュイチゴ、甘い蜜、お香、スパイス、ヴァニラ、花などのチャーミングで美しく豊かな香り。
口に含むと、活き活きとした豊かな酸味と辛口で骨格を感じる果実味が広がります。フレッシュなイチゴ、予想以上にしっかりしたタンニンを持った極辛口なロゼ。ミネラルや樽由来のとてもスパイシーなヴァニラの味わいもありますね。まだ若さを感じます。余韻はドライで力強い。ちょっと塩気のあるミネラルも感じます。

非常にしっかりしたパワフルなロゼです。[:拍手:]
その分まだ若いかなーという感じもあるので、ゆっくり時間を掛けて飲んでください。

でも、本当に美しいロゼ色です。[:ラブラブ:] [:ラブラブ:] この色を眺めているだけでも、なんだか幸せな気分!![:わーい:]


ブルゴーニュの08はこのワインが初めてです。08の9月は本当に天気に恵まれたと言う話のようですし、そんなに心配することないのかも知れませんねぇ。[:見る:]


マリアージュ:煮豚、スペアリブの塩焼き、サティ、エビチリ、キムチ鍋、チヂミ

詳しくはコチラから!





マルク・テンペ訪問 まるで美女と野獣と言っては失礼だけど・・・!? 第六日目 その3

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アルザス マルク・テンペ12


いやー、突然旅行記再開してビックリしちゃいましたか~~?
すんませーん [:たらーっ:] [:たらーっ:]

アルザス マルク・テンペ11

牛さん、がんばる!!

記憶が激しく薄々になってきたので、ネタでごまかそうと思って・・・・。[:汗:] [:汗:]
えっと、テンペさんの事務所にあった写真です。



前回は醸造所の様子をご紹介しましたが、今回は事務所に場所を移して試飲をしながらお話しを伺った時のレポートです。でも、記憶は薄々なので、その辺はどうかご容赦くださいませ・・・。[:悲しい:]

こちらがご当主のマルク・テンペさん。
アルザス マルク・テンペ7
マルクさんは、ドメーヌ・マルク・テンペの栽培、醸造に加えて、南仏のドメーヌ・クルビサックのワインも造っていらっしゃいます。月に1回程度は南仏にいかれるそうなので、とても忙しいですね。
7月のこの日も、「畑で仕事が待ってるから」と途中で畑に向かわれました。奥様によると息子さんも今学校が夏休みなので、畑仕事のお手伝いをしているそうです。


奥様のアンヌ-マリーさん。
アルザス マルク・テンペ6
ラプンツェル(髪長姫)みたい![:ラブラブ:] [:ラブラブ:]
写真が小さくてスミマセン [:汗:] ですが、美人でとてもステキな奥様でした。ドメーヌ・マルク・テンペの仕事と共に、近くの大きな街コルマールにある”ソムリエール”というワインショップの経営もされています。

実はこのワインショップを始めたいと言い出したのはマルクさんだったのだそうです。彼女は、あまり知らない人とお話しするのは得意でなかったし、ワインの専門知識も無かったので乗り気ではなかったのですが、彼を手伝うためワインの勉強してお店を手伝いました。お店を始めてしばらくすると、今度はマルクさん「自分でワインを造る!」と言い出して、お店は彼女にまかせっきりに・・・。アンヌ-マリーさん、ここでも一言「He is crazy.」ふふふ。[:ラッキー:] [:ラッキー:] 好奇心と行動力に満ちたエネルギッシュなマルクさんを支える奥様の愛のこもった一言です。[:ラブ:]
そうそう、アンヌ-マリーさんは「私はマルク・テンペのワインの一番のファンだから」とも仰っていましたね。ステキ![:ラブ:]

(すっかりアンヌ-マリーさんのファンになってしまった私・・・ [:あっかんべー:] )

余談ですが、事務所に案内された時 壁に掛けてあった日本語の手書きの毛筆みたいなものに目がいきました。奥様が「それなんて書いてあるのかしら」と。確か小野小町かなんかの短歌だったので、「これは恋の歌ですよ」とお答えしたら、「それは彼が日本に行った時もらってきたのよ。日本の女性にでももらったのかしら。」と目がキラリ・・・。えへへ。まずいこといっちゃったかな???[:たらーっ:] [:たらーっ:]



日本のクルビサック・ディオニーはアメリカではEOSとなります。
アルザス マルク・テンペ16
マルクさんによると、今は夏の暑さはアルザスも南仏(ミネルヴォワ)も変わらないそうです。


問題!この暗号はどういう意味?
アルザス マルク・テンペ13
答え:ゲヴュルツトラミネール マンブルグ(GC) 03
アルザス マルク・テンペ14


本当にスミマセン!
どのワインも本当にとても美味しかったのですが、ブログに紹介できるほど、ちゃんとした試飲コメントを書いておりませんでした。[:悲しい:][:悲しい:]
ウンブレヒトのところでも同じような体験をしましたのですが、この日もこんなに試飲をさせていただいたのに、
アルザス マルク・テンペ15
どのワインも凝縮した甘さがあって、残念ながら段々頭が麻痺してくるのです・・・・。単純に「美味しーい!」になってきて、試飲コメントをノートに取るのも疎かになってしまいました。まだまだ修行が足りません。反省です。[:悲しい:] [:悲しい:]

でも、そんな状況でお話しをしていて、一つ面白い印象を受けました。

それは、「マルク・テンペにとっての理想形」はツィント・ウンブレヒトなのかな?ということ。理想形というと言葉が悪いかもしれませんね。皆さん自分の個性を大切にしていらっしゃるから・・・。とにかく、マルクさんとは殆ど直接お話ししていないのですが、奥様はウンブレヒトのワインを非常に高く評価していらっしゃるようでした。スタイルは確かにとてもよく似ていますよね。なんとなく自分的にすごく納得したのですが、皆さんはどうですか??[:見る:]


最後に。
昨年12月にマルクさんが来日された時、アルザスで聞き忘れた質問をした。
それは、「例えばフリックなどの辛口志向で造っている生産者さんとテンペさんを比べると収穫は遅いのか?」という質問。

やっぱり遅いそうです。(当たり前か・・[:たらーっ:] )

でもですね、実は聞き忘れたわけではなくて、何人かに聞いたんですよ。「収穫は遅くしているのか?」って。そうすると答えは「No」な訳です。自分的には「そうなのー??」だったんですが、後々考えてみれば皆さん”自分が最適”と思う時期に収穫している訳なので、当然答えはNoなんですよね。なんかフランス人らしい![:わーい:] [:わーい:]
なので、今度はちゃんと比較対象をハッキリ言ってみたという次第なのでした。

あと、マルクさんったら、面白いこと言ってました。

「ワインは造っている人に似るんだよ。辛口ワインを造っている人はフリックさんみたいに痩せてて、フリックさんを知ってるだろ?、で、甘口造ってる人は、ほら自分みたいに(ここでご自分の立派なお腹を指差す)。」
(↑ 私の意訳が入ってます。[:ひやひや:])

あははは。[:楽しい:] 確かにそうかも!ですね!!![:拍手:]


★前回の記事(マルク・テンペ訪問その1)はコチラ
★アルザス旅行記を全部見る場合はコチラ




春になるとガメイが飲みたくなるんです!ガメイ2種類飲み比べ! ボージョレの新星 ニコラ・テスタール VS ロワールの長老 クロ・ロッシュ・ブランシュ

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春ですね~~ [:チューリップ:] [:チューリップ:]

この時期、私の大好きな春野菜が野菜売り場に並んでいて嬉しくなっちゃいます。[:楽しい:]
グリーンピース、アスパラガス、新玉ねぎ、たらの芽、春キャベツetc

そんな春になると飲みたくなるのがガメイなんです。春のお野菜とも相性良いし、フルーティでチャーミングな味わいは、重い冬を抜け出しなんとなくウキウキしてしまう春の雰囲気にピッタリです。


ガメイはちょっとかわいそうです。[:ポロリ:] [:ポロリ:]

「今日はちょっと疲れたから軽い赤が飲みたいな」
とか
「今日は野菜中心のご飯だから、軽い赤と合わせたいな」
とか
思った時に、真っ先に頭の中に浮かんでくるのがガメイ。[:チューリップ:]

ガメイを「しっかり度」や「パワフル度」などの尺度で測ってダメ出しするのは、ちょっと違うような気がします。[:ノーノー:] [:ノーノー:]
もちろんしっかりした力強いガメイもありますが、私的にはガメイはチャーミングでフルーティな軽やかなワイン、癒し系のワインであって欲しいなぁ。[:わーい:] [:わーい:]

それに、もし世の中に”しっかりしたワイン”しか無くなっちゃったら、私は疲れた時にどんなワインを飲めばいいんでしょう??

えっ、「疲れた時にはワインは飲まない」ですって??

ま、まーそういう選択肢もありますね・・。エヘヘ。[:ひやひや:] [:ひやひや:]

でもそれが出来ないんです~~ [:悲しい:] [:悲しい:]


ということで、今週はガメイ2種類の週末試飲です。
自分でもチャレンジャーかなと思いましたが、お客様にも「チャレンジャーですね。」って言われました。[:汗:] [:汗:]
でも、評判良いですよ~!![:拍手:] [:拍手:]
こうやってガメイをじっくり飲み比べてみると、きっちり個性が感じられますね~。


週末試飲090315_1

ニコラ・テスタール・ボージョレ・ヴィラージュ 07 赤 (左)
産地:フランス/ボージョレ 
品種:ガメイ 100% 有機栽培

ボージョレの新星”の登場です!!!弱冠29歳のニコラ・テスタール、でも経歴はなかなかのものです。学校の卒業と共にブルゴーニュで修行を開始し、その後3年間はジャイエ・ジルと働き、2000年から2005年までプリウレ・ロックのもとでワインを学びました。
インポーターさんによると、フィリップ・パカレの後、プリウレ・ロックの醸造長を務めていたんですって!! [:びっくり:] 色々ネットを巡るとシリル・アロンゾとも仕事をしているようですね。ちなみに奥様のキャロルさんは、パリの自然派ワインの有名なお店、カーブ・オジェで働いてた方だそうです。


そんな経歴も重要かも知れませんが、私はニコラのこんな言葉が気に入りました。[:ラブラブ:] [:ラブラブ:]

「ワインとは友人ともプロの人とでも、どんな状況でも楽しめる飲み物です。喜びや楽しさを分かち合う為の飲み物です。

”ワインは、友人や家族と喜びや楽しさを分かち合う為の飲み物”、この言葉は私の多くの大好きな尊敬する生産者から聞いてきた言葉です。

ワインに対する『』を感じますね~~!![:拍手:] [:拍手:]

また、このワインのラベルをよーく見ると、どこかで見たことある可愛いウサちゃんが!
週末試飲090315_2
あのワインと同じ「ラパン(兎)」の畑から造られています!

明るい紫色。
イチゴ、スミレ、キノコ、ウメ、ミネラルのチャーミングな香りに微かにスパイシーなニュアンス、アニマルの混ざったナチュラルな香り。開けたては微かに還元しています。
口に含むと、フレッシュな酸味と軽やかでチャーミングな果実味が広がります。イチゴ、チェリーに味わいに、爽やかな旨みが乗った癒し系ナチュラルなガメイ。軽やかだけど、味わいに多面性があるところが素晴らしい!![:わーい:] [:わーい:]
ミネラルもしっかりありますね。余韻は雑味無くピュアで美しい。旨みが残ります。

「軽い」という一言で済まされない、染み込むような旨み。[:ラブラブ:] [:ラブラブ:]
多面性がありながら、優しく癒される味わいにウットリ~。旨みも爽やかで、ドーンと来ない繊細な感じがいいな!うーん、春の風のような爽やかさもあり、この季節にピッタリのワインです。ウマーー![:グッド:]
チビリチビリとワインだけ召し上がっても美味しいし、旬の様々なお野菜にもとっても良く合いそうです!

マリアージュ: アスパラのグリル、そら豆のスープ、シェーブルチーズのサラダ、竹の子の煮物

詳しくはコチラから!



クロ・ロッシュ・ブランシュ・トゥーレーヌ・ガメイ 07 赤 (右)
産地:フランス/ロワール 
品種:ガメイ 100% 有機栽培

片やボジョレーの新星、そしてこちらは”ロワールの長老”が造るガメイです。[:イヒヒ:]

長老なのに、元気一杯のガメイです!![:わーい:]
実は07はヴィンテージが難しかったので、選果を特に厳しくして収穫量を例年の約2/3以下まで落としたのだそうです。「私たちは収量よりも品質の方が大事なので、
07 年のワインは残念だが儲けは考えていない。」とのこと。[:悲しい:] [:悲しい:]
でも、そのお陰でヴィンテージの弱さを全く感じさせない、元気一杯のワインが出来上がりました!![:拍手:] [:拍手:]

1896年から続くクロ・ロッシュ・ブランシュは、現在カトリーヌとディディエのカップルが営んでいます。1991年から有機栽培を実践した生産者であり、経験豊富な彼らは地元の自然派生産者の「赤ひげ先生」的存在。地元の多くの自然派生産者から頼りにされる生産者なのです。

残念ながら、お二人は年を取ってきたため生産を縮小しているそうで、私の大好きな硬水的シャルドネ「クロ・ロッシュ・ブランシュ・テール・ブランシュ」は08が最後のヴィンテージになります。[:ポロリ:]

明るい紫色。
イチゴ、チェリー、ハーブ、スパイス、イチゴキャンディなどのフルーティな香り。
口に含むと元気一杯の若々しい味わいが広がります。イチゴ、チェリー、カシスのフレッシュな果実味に、活き活きとして酸味がステキなバランス。酸味は豊かですが、口当たりが良い。
フィニッシュにかけて、比較的しっかりしたタンニンが現れます。余韻は爽やかで中程度の長さ。

まだ若いせいか、ニコラ・テスタールに比べるとややシンプルな印象ですが、このシンプルなフルーティさお食事をより引き立ててくれそうです!!

マリアージュ: ミネストローネ、サーモンのハーブソテー、焼き鳥 、田舎風パテ、ハム

詳しくはコチラから!


Sashimi quality please!

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先日NY帰りの友人ご夫婦のお宅に遊びに行ってきました。

美味しいワインを飲みながら美味しいカルパッチョ [:ラブラブ:] をいただいていた時、「やっぱり、向こうでは美味しい刺身はなかなか食べられないのよね。」と。
(カルパッチョとピッタリ合ったワインはコレ! [:モグモグ:] )

お魚が食べたい時は、彼女達もNYの中でも良い物があるというイタリア人のお魚屋さんにわざわざ買いに行っていたそうです。

そして、お刺身用のお魚が欲しい場合は、お店の人に必ず

"サシミ クオリティ プリーズ!" [:魚:]

と言わなければならないそうで、そうするとそのイタリア人さんが店の奥からうやうやしく特別な魚を出してきてくれるんですって。[:わーい:]
しかし、それでも日本人にとっては「これが刺身クオリティかよ!」って言いたくなるようなシロモノの時もあったりして。[:がく~:]


世界中で今や"SUSHI "は最もポピュラーな食べ物の一つとなりましたが、実際 衛生面での問題もあるようです。

海外の方にとって、魚の鮮度を見分けるのはかなり難しいんですって。なんでも日本人の感じる「魚臭さ」っていうのがわからないらしいのです。[:ムニョムニョ:]

お寿司食べて食中毒になった → お寿司or和食は危険な食べ物

みたいな風評が立ったら大変です。
今日一日、世界でどれだけの人がお寿司を食べたのでしょう?その中で本当に美味しいお寿司を食べられたのはほんの一握りの人達なんでしょうねぇ。[:ひやひや:] [:ひやひや:]



そんなことを考えていたある日、さらにこんなニュースを発見しました。
それは・・・、


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久しぶりにイタリアワイン登場!個性豊かな二人の生産者、カミッロ&カッシーナ・フォンタナ

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世の中はWBC一色なんでしょうか?
昨日超久しぶりに野球の試合を見ました。えっと、野球の試合ってとっても長いんですね・・・・。[:ひやひや:] [:ひやひや:]



ところで、私 昨日すごい発見をしてしまいました。[:びっくり:]

週末はタップリと朝食にヨーグルトをいただくことにしているのですが、なんと、明治ブルガリアヨーグルトがいつの間にか・・・・

450g入り

になってたんです~~~~!![:びっくり:] [:びっくり:]
むむー、やられた。[:冷や汗:]

お皿に注ぐ時に、なんか少ないなーと思ったんです。ひょ、ひょっとして・・・と表示を確認してみると、ハッキリと450gと書かれていました。
この前までは500gだったのに~。[:ひやひや:] 6Pチーズと同じ作戦ですね。

まぁ、良いんですけど。

で、ふと考えました。
しばらくないかも知れないけど、もしユーロがまたバカ高くなるようなことがあったら、ワインも700ml入りとかにして値段据え置きにしてくれないかな~?[:イヒヒ:]
別にどうしても750mlじゃなきゃいけないわけじゃないし・・・。

どうですか?名案だと思いませんか?ふふふ。[:猫2:] [:猫2:]


それからもう一つ。
お店に新しい仲間がやってきました。

090308 ipod

実は先日 長年使っていた超初期型ipod君がお亡くなりになりました。[:悲しい:] [:悲しい:] ディスプレイは白黒、文字表示のみという多分一番最初のモデルだったので、長生きしてくれた方かなとも思います。
今度のは80GBのモデル。おおーっ![:拍手:] いったいアルバムが何枚分入るんでしょうねぇ??今時の人達は、これに映画を入れて移動中に見ちゃったりするのかな?ウチのはお店に置きっぱなし。これをアンプに繋げて、今日の気分の音楽をチョイスして流してます。
今日はどんより曇った重い感じの天気だったので、音楽は明るく The Fratellis にしました!![:わーい:] ♪パラッパッパーラーラーラ♪



無駄話はほどほどに・・・・[:たらーっ:]

それでは本日の店頭試飲メニューのご紹介です!!

週末試飲090308_1

カミッロ・ドナーティ・ソーヴィニヨン・フェルモ 06 白 (左)

産地:イタリア/エミリア=ロマーニャ 
品種:ソーヴィニヨン・ブラン 100% 有機栽培

カミッロのワインは本当に大好きなので、実は販売していないアイテムも時折買って飲んじゃったりしてます!そんなことをしている中で出会ったのがこのソーヴィニヨン・フェルモ。
そして飲んでみて、白スティルではこれが一番!!と思ったワインです。カミッロの中では、結構安定感がある感じ。[:ラッキー:]

カミッロのワインは、時折 個性的過ぎるかなって思うほどナチュラルだったりするんです。だから、お客様に販売した後も、

「ちゃんと、気に入ってもらえたかしら・・・」

と嫁に出した娘を心配する親のような気持ちになっちゃったりして。[:わーい:]
でもこの子なら、自信を持って送り出せる、どこに出しても恥ずかしくない良く出来た娘という感じです!![:ウィンク:]

カミッロ・ドナーティは美食の都イタリア・パルマ近郊で、今も昔ながらのワイン造りを続ける貴重な生産者。瓶内発酵を行なったランブルスコは絶品です!!
彼のワインはランブルスコのように微発泡のワインが多いのですが、今回ご紹介のワインはソーヴィニヨン・ブラン100%のスティルワイン。

ちょっとカワイイ発見![:わーい:]
ワインの裏ラベルに書いてある”FRIZZANTE(=スパークリングワイン)”という文字がマジックで消してある~~。1本1本マジックで消したのかしら??[:見る:] マジック片手に一生懸命フリッザンテの文字を消すカミッロさんの姿が頭に浮かんできて、なんだかカワイイです~。[:ラブラブ:]

週末試飲090308_2

微かに濁りのあるレモンイエロー。レモン、オレンジ、リンゴ、リンゴの蜜、ハチミツなどのナチュラルでフルーティな香りに、ミルキーなニュアンス、ミネラル、微かに白コショウなどがアクセントとして加わる豊かな香り。
口に含むと程よい酸味を持ったボリュームのある果実味が広がります。レモン、リンゴの果実の味わいにフレッシュなベルギービールのような苦味、ソーヴィニヨンっぽい微かにグリーンな味わいもあります。紅茶っぽい感じもあるかなぁ。乳酸発酵もしてるんでしょうね、味わいにもヨーグルトっぽいミルキーな要素もあります。余韻はナチュラルでピュアで十分な長さ。苦味も残ります。

ふふふ、良い具合に爽やかで軽やかな苦味のアクセントが効いて、他には無い個性を生み出しています。[:ラブラブ:] [:ラブラブ:] 絶対飲み飽きない面白さ溢れるワインですね! まぁ、すっごくソーヴィニヨンらしいかというと”?”な感じもありますが、とってもカミッロらしいです。安心して飲めるボリュームのある味わい。時間が経つに連れてまとまりが出てきてさらに美味しくなりますよ!!カミッロの優等生白でーーす![:グッド:] 同郷のパルミジャーノに良く合いそうです!![:モグモグ:]

マリアージュ:ルッコラとパルミジャーノのサラダ、アクアパッツァ、リコッタとほうれん草のパスタ、八宝菜

詳しくはコチラから!


カシーナ・フォンタナ・ドルチェット・ダルバ 07 赤 (右)
産地:イタリア/ピエモンテ
品種:ドルチェット 減農薬栽培

インポーターさんのカシーナ・フォンタナの紹介資料には「バローロの良心」と記されていました。

そんな雰囲気の漂うワインです。[:拍手:]

現当主 マリオ・フォンタナは1985年、18歳で6代続くワイン造りを継ぎました。実は亡きバルトロ・マスカレッロは叔父にあたり、バルトロのワイン哲学に大きく影響を受けているそうです。

彼は自分がまだ成長段階にあって、試行錯誤しながらワイン造りを前進させていることを、深く認識しているために、どこまでも謙虚であろうと努めていらっしゃるそうです。また、売らんかなのマーケティングを嫌い、自分のワインのよさをわかる飲み手が静かに増えてくれることを願いひっそりと、しかし情熱を持ってワインを造り続けているんですって!

(イタリアの高倉健発見!! [:ラブラブ:] [:ラブラブ:] )

美しい紫色。
カシス、ブラックチェリー、スミレ、スパイス、タバコ、枯葉、ミネラルなどの香り。開けたては少し閉じています。
口に含むと、北イタリアらしいキリッとした酸味を持ったカシス、レーズン、ヨード、土などの殆ど甘みは感じないくらいの辛口な味わい。タンニンは豊かで滑らか。余韻は雑味無く、ドライ。

いまどきチャラチャラしたドルチェットも多い中、ひたすら真面目で骨太なドルチェットです。トラディショナルですが、豊かなタンニンは美しく滑らかなのがとても印象的。
こんなドルチェットを造る人は、やっぱり真面目で無骨で不器用な高倉健なのでしょうね。それしか考えられません![:わーい:] [:わーい:]

ワイン単独で飲むと、酸味が気になるかもしれませんが、お料理と一緒に召し上がるとかなり良い感じになると思います!!翌日はやや柔らかくなりイチゴの風味も。

マリアージュ: ビステッカ(ステーキ)、牛の赤ワイン煮込み、ウサギのラグーのパスタ、チーズフォンデュ

詳しくはコチラから!


東京料理サミット 2009 Tokyo Taste その3 レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ 成澤 由浩編

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あんまり興味のある方少ないかもしれませんが、引き続き世界料理サミットのレポートを・・・・。
以前のエントリはこちらです。その1その2


今回はレ・クレアシヨン・ド・ナリサワ 成澤 由浩編 です!

090210Tokyo Taste Narisawa 1

私、レ・クレアシヨン・ド・ナリサワさんにはお邪魔したことがありません。行こう行こうと思いつつ・・・。お料理食べたこと無いのにレポも心苦しいですが、とても面白いお話し&実演だったのでご紹介します! [:わーい:]

まず最初は2001年から取り組んでいるという成澤さんのオリジナル、「生命を育む土の料理」の2006年バージョン。地層をイメージして作られています。成澤さんの料理に感銘を受けて、土を使った料理に挑戦している海外のシェフもいらっしゃるようです。

成澤さんは、長年有機栽培を実践していらっしゃる素晴らしい農家さんの野菜を使っているそうで、この土もその畑から来ています。
専門家の分析でも、この農家の土は素晴らしいそうで、粒子が細かく揃っていて、物凄く沢山の有機物が含まれているそうです。(どこの土でもできるものではないものだそうなので注意を!とのこと。(食するに安全で無かったりするので))

090210Tokyo Taste Narisawa 2
まずは泥のついたままのゴボウを洗わずに刻む。

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ゴボウを炒めた鍋に土を加えてさらに炒める。

090210Tokyo Taste Narisawa 4
同じ土地の湧き水を加える。塩は全く加えません。土に含まれるミネラルが味付けとなります。これを煮詰めます。

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濾したものに、くず、レシチンを加え泡立てる。

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蒸して柚子で風味を付けた牡蠣、根菜のピューレの入ったグラスに注ぐ。牡蠣、根菜は地層を表しているそうです。

むふー、とっても斬新。[:拍手:] [:拍手:] 土で作った料理の旨みは、実は土中に住む微生物や昆虫などの有機物から出てきているんですって。ナルホドね~~。最先端なんだけど、素朴な料理・・・みたいな感じなんでしょうか。


成澤さんは厨房で料理を考えることは無いそうです。自然の中でその風景を切り取り、それを料理にします。「日本の四季をお皿に表現する」のだそうです。

という成澤さんの次の料理は・・・

真冬の泉の風景「水のサラダ」

田舎で見つけた湧き水とそこに自生する天然のワサビ、クレソンを使った料理です。

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天然のワサビを土がついたまますりおろし、湧き水(100℃で予め煮沸したもの)をフラスコのようなものに入れる。

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この機械は”エヴァポレーター”というらしい・・・
約20hpまで減圧をして、20℃位の室温で沸騰するようにするんですって。[:びっくり:]
形的にはプラネタリウムの投影機に似てるかな??? [:ひやひや:]

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がっちりワサビ+湧き水の入ったフラスコを取り付けます。

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減圧を開始すると、ワサビ水が沸騰し、水蒸気が上部に取り付けられた別なフラスコに集められます。水蒸気を集めた水にはワサビの香りと風味が移っています。高温で沸騰したわけではないので、フレッシュなワサビのままの香りと風味。

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水蒸気を集めた水にゲル化剤を入れジュレ状にし、周りにクレソンを飾る。

スゴイです!! まさに冬の泉!! [:結晶:] 冷たく澄んだ清冽な泉のイメージを、お料理として表現してしまうなんて本当にスゴイですね・・・。[:びっくり:] [:びっくり:] 静謐な空気間まで漂うよっているようです。

そして、いまどきのレストランの厨房にはあんな機械があるんですねぇ。それも驚き・・・。[:猫2:]


その他、「加熱の技」というテーマで小鳩の調理と炭(←食べる)を使った料理の実演がありました。

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細かい繊維の柔らかい舌触りを残し、最高の焼き加減にするには、

表面60℃、肉 55℃

を保つのだそうです。もちろん、素材によって温度は変わりますが(ほろほろ鳥なら57℃とか)、理想的な焼き加減になったもののデータを集めてみると、実際1℃も狂いはないそうです。

すごー [:びっくり:] 料理ってこんなに緻密なものだったんですね~~。[:ひやひや:] [:ひやひや:]


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成澤さん、炭にも興味を持っていらっしゃるようで、色々な素材を炭にして実験をしていらっしゃるそうです。これは下仁田ネギを炭にして、それを粉にして焼いた松坂牛のランプ肉にまぶした一品。炭にしてもネギの風味が残っているのだそうです。


成澤さんて、非常に哲学的でありながら、緻密で理論的な方なんだなぁと思いました。
この哲学的な考察と緻密な仕事から生まれたピュアな料理は、食べる方もそれなりの覚悟を持って向かい合わないといけないものなのでしょう。

スゴイです・・・・。[:拍手:] [:拍手:] [:拍手:]

なんだかさっきからスゴイ、スゴイばっかり言ってますね。[:ひやひや:] [:ひやひや:]
これはボヤボヤしていないで、是非一度行って見ないといけませんねぇ。[:ラッキー:]


ちょっと時間が無くて、走り書きのようになってしまいました。とっても面白いセミナーだったのに、十分にお伝えできなくてすみません [:汗:][:汗:]

おわり!!